凱旋門賞を直前に控えた5レースは、フランス版エリザベス女王杯の「オペラ賞」。
勝ったのはドミニク・ブフ騎手騎乗のドイツ調教馬Lady Marian。人気薄だったが、2着に1馬身半差をつける快勝劇だった。
この馬は今年の独オークス(独G1)で2着だった。
ちなみに武豊騎手は吉田照哉氏所有のリディアテシオ賞(伊G1)勝ち馬Turfroseに騎乗して11着。
愛オークス馬Moonstoneは12着。
独オークス馬Rosenreiheも10着に敗退。
で、1番人気に推されたのは今季G1・3勝を誇るLush Lashesだったが、勝負服の似ている他の馬と勘違いしていたので、写真はありません。。。ゴメンナサイ!
勝ったのはドミニク・ブフ騎手騎乗のドイツ調教馬Lady Marian。人気薄だったが、2着に1馬身半差をつける快勝劇だった。
この馬は今年の独オークス(独G1)で2着だった。
ちなみに武豊騎手は吉田照哉氏所有のリディアテシオ賞(伊G1)勝ち馬Turfroseに騎乗して11着。
愛オークス馬Moonstoneは12着。
独オークス馬Rosenreiheも10着に敗退。
で、1番人気に推されたのは今季G1・3勝を誇るLush Lashesだったが、勝負服の似ている他の馬と勘違いしていたので、写真はありません。。。ゴメンナサイ!
続いてのG1は、フランス版・朝日杯FS「ジャンリュックラガルデール賞」。
勝ったのはボニヤ騎乗のNaaqoos。ちなみに3着だったIntense Focus(4番の馬)は続くデューハーストS(英G1)を制したことからも、このレースがハイレベルだったことが分かる。
勝ち戻るNaaqoos。
人気の中心だったMastercraftsmanは4着に敗退。デビューからの連勝は4でストップした。
勝ったのはボニヤ騎乗のNaaqoos。ちなみに3着だったIntense Focus(4番の馬)は続くデューハーストS(英G1)を制したことからも、このレースがハイレベルだったことが分かる。
勝ち戻るNaaqoos。
人気の中心だったMastercraftsmanは4着に敗退。デビューからの連勝は4でストップした。
気を取り直して次のレースは、昨年Zarkavaが優勝したフランス版・阪神JF「マルセルブサック賞」。
勝ったのはパスキエ騎乗の伏兵Proportional。
キャリア2戦、前走で初勝利を挙げたばかりの馬だったが、終わってみれば3馬身差の快勝だった。
そして、モンジューの姪ということで僕が密かに注目していたAgainは14着と大敗。モイグレアスタッドSに続くG1連勝はならなかった。
勝ったのはパスキエ騎乗の伏兵Proportional。
キャリア2戦、前走で初勝利を挙げたばかりの馬だったが、終わってみれば3馬身差の快勝だった。
そして、モンジューの姪ということで僕が密かに注目していたAgainは14着と大敗。モイグレアスタッドSに続くG1連勝はならなかった。
そして迎えた凱旋門賞当日。この日最初のG1は99年に日本のアグネスワールドが優勝した「アベイユドロンシャン賞」。
直線1000mのゴールはスタンドからかなり離れたところにあるので写真撮影は不可。ということでゴール後に惰性でスタンド前に流れ込んでくる馬を撮ることに。
真っ先にゴール板を駆け抜けたのはこのOverdoseというハンガリー調教馬。しかし、1頭ゲートが開かなかった馬がいたということでカンパイになり、1位入線も当然記録はノーカン。
気づかずに全力で走りきってしまったのだそうが、ジョッキーには後日罰金の処分が下された。かわいそうに。。。
ちなみに最終レース後に行われた「やりなおしバージョン」は、今年欧州のスプリント界を席巻したマルシャンドールが優勝した。
直線1000mのゴールはスタンドからかなり離れたところにあるので写真撮影は不可。ということでゴール後に惰性でスタンド前に流れ込んでくる馬を撮ることに。
真っ先にゴール板を駆け抜けたのはこのOverdoseというハンガリー調教馬。しかし、1頭ゲートが開かなかった馬がいたということでカンパイになり、1位入線も当然記録はノーカン。
気づかずに全力で走りきってしまったのだそうが、ジョッキーには後日罰金の処分が下された。かわいそうに。。。
ちなみに最終レース後に行われた「やりなおしバージョン」は、今年欧州のスプリント界を席巻したマルシャンドールが優勝した。
間隔が開きすぎて記憶が曖昧になってきましたが、続けます。
土曜最後の重賞は2002年にイーグルカフェが出走して3着だった「ドラール賞(G2)」。1950mという園田のような距離のこのレースを制したのは、メンディザバル騎手騎乗のTrincot。
この馬のお父ちゃんは97年の凱旋門勝馬Peintre Celebre。
土曜最後の重賞は2002年にイーグルカフェが出走して3着だった「ドラール賞(G2)」。1950mという園田のような距離のこのレースを制したのは、メンディザバル騎手騎乗のTrincot。
この馬のお父ちゃんは97年の凱旋門勝馬Peintre Celebre。
6Rは2年前にピカレスクコートが2着に健闘した「ダニエルウィルデンシュタイン賞(G2)」。このマイル戦を制したのは人気の一角だったペリエ騎手騎乗のSpirito Del Vento。
2着だったSageburgは今年のイスパーン賞の勝ち馬。
そして日本から参戦したファンドリコンドルは好スタートからまずまずのレースを見せて6着。このメンバー相手によく頑張った。
ペリエもこの日2勝目。
2着だったSageburgは今年のイスパーン賞の勝ち馬。
そして日本から参戦したファンドリコンドルは好スタートからまずまずのレースを見せて6着。このメンバー相手によく頑張った。
ペリエもこの日2勝目。
続く5Rは長距離王者決定戦の「カドラン賞(G1)」。この古馬による4000mの長丁場を制したのはスペイン調教馬のBannaby。鞍上はまたもやスミヨン。ムチを折りながらも叩き合いを制し、この日G1・2連勝を飾った。
ちなみにこのレースで1番人気に推されたのが2年連続で欧州最優秀ステイヤーに輝いているYeats。この馬の半兄は96年NHKマイルC・2着のツクバシンフォニー。
Yeatsは道中スムーズに運んだが、直線で伸びず5着に敗れた。
2レース立て続けのG1制覇にスミヨンも大喜び。
そういえばこのレースにはなんだかヒシミラクルっぽい風貌の馬が一頭いた。
ちなみにこのレースで1番人気に推されたのが2年連続で欧州最優秀ステイヤーに輝いているYeats。この馬の半兄は96年NHKマイルC・2着のツクバシンフォニー。
Yeatsは道中スムーズに運んだが、直線で伸びず5着に敗れた。
2レース立て続けのG1制覇にスミヨンも大喜び。
そういえばこのレースにはなんだかヒシミラクルっぽい風貌の馬が一頭いた。
特別戦を一つ挟んだ4Rはこの日のメインレース「フォレ賞(G1)」。1番人気に推されたイギリスからの遠征馬Paco Boyが3馬身差の快勝劇を演じた。鞍上はクリストフ・スミヨン。
このレースにはディヴァインライト産駒で、今年の英1000ギニーなどを制したNatagoraもクリストフ・ルメールを背に出走。積極的なレースを見せたが2着だった。
ちなみに勝ったPaco Boyは日本の京都で行われるマイルチャンピオンシップにも予備登録を行っている。
このレースにはディヴァインライト産駒で、今年の英1000ギニーなどを制したNatagoraもクリストフ・ルメールを背に出走。積極的なレースを見せたが2着だった。
ちなみに勝ったPaco Boyは日本の京都で行われるマイルチャンピオンシップにも予備登録を行っている。
2Rは牝馬限定の2500m戦「ロワイヤリュー賞(G2)」。圧倒的人気を集めたのは前走のヴェルメイユ賞でZarkavaの2着だったDar Re Mi。
しかし結果はオリビエ・ペリエが騎乗したA.ファーブル厩舎の伏兵Balladeuseが競り合いを制して優勝。Dar Re Miは勝ち馬から約2馬身差の3着に敗れた。
ちなみにBalladeuseの父は96年ジャパンCの優勝馬Singspiel。
しかし結果はオリビエ・ペリエが騎乗したA.ファーブル厩舎の伏兵Balladeuseが競り合いを制して優勝。Dar Re Miは勝ち馬から約2馬身差の3着に敗れた。
ちなみにBalladeuseの父は96年ジャパンCの優勝馬Singspiel。
ここからはウィークエンドロンシャンのレースの模様をお届けします。
まず土曜1Rの「ショードネ賞(G2)」は3歳馬限定の3000m戦。
人気の一角だったWaterが5馬身差で快勝し、重賞初制覇を飾った。手綱を取ったのは日本でもおなじみのダヴィ・ボニヤ騎手。
まず土曜1Rの「ショードネ賞(G2)」は3歳馬限定の3000m戦。
人気の一角だったWaterが5馬身差で快勝し、重賞初制覇を飾った。手綱を取ったのは日本でもおなじみのダヴィ・ボニヤ騎手。
凱旋門賞のレースのことはゆっくりと書こうかと思っていたんですが、先ほどザルカヴァ引退の一報が入ったのでとりあえず軽く写真だけアップします。
無敗のまま引退ということで、ザルカヴァはますます伝説の存在になりそうですね。ちなみに初年度の種付け相手はザルカヴァと同じアガ・カーン殿下の持ち馬で03年の凱旋門賞を勝ったダラカニとのこと。凱旋門賞馬同士の仔なんて夢のようです。
写真:凱旋門賞ゴール直後のザルカヴァ
無敗のまま引退ということで、ザルカヴァはますます伝説の存在になりそうですね。ちなみに初年度の種付け相手はザルカヴァと同じアガ・カーン殿下の持ち馬で03年の凱旋門賞を勝ったダラカニとのこと。凱旋門賞馬同士の仔なんて夢のようです。
写真:凱旋門賞ゴール直後のザルカヴァ
目玉はもちろん日曜の凱旋門賞。
ハッキリしなかったデュークオブマーマレード陣営も結局凱旋門賞出走ということで腹を括った模様。写真を撮る身としては、負けてもいいからとりあえず出てこいというのが本音だったのでとりあえずよかった。あとは直前で「やっぱやめた」とならないことを祈るばかりだ。
3日前登録の段階でエントリーしているのは17頭。ただ、最終的な出走馬は枠順が決まるまで、そして枠順が決まってもなお流動的ではある。
1番人気はどのブックメーカーもザルカヴァ。前走のヴェルメイユ賞は勢いよく出遅れたから目立ったけど、それ以前のレースでもテンのスピード不足で中団より後ろの追走。どうやら下げてるという感じではなく、前に行けないという感じだ。そして直線に向いて徐々にスピードを上げ、ゴールに向けて一気に加速していくというのがこの馬のパターン。自分でレースを作れないというのが死角か。それにしてもこの馬。成績がなんかファインモーションっぽい。無敗の6連勝で古馬混合の牝馬GIを制してグランプリへ…。ということは勝つのはシンボリクリスエス的な馬?
そこでヴィジョンデタ。ただこの馬、フランスの田舎の競馬場でデビューし、裏街道を連勝してダービーを制覇。前走のニエル賞を勝ったとはいえ、2着は聞いたこともないような馬だった。つまり本当の一線級と走るのは今回が初めて。ちょっと苦しいんでないの?
となるとやはり古馬。デュークオブマーマレードは好位にスッとつけられる脚を持っており、レース運びも自在。キングジョージでは距離を考慮してか、スタート後に意識的に下げた。そして圧巻はゴール前。完全にペイパルブルに交わされたところをもう一度差し返す驚異的な勝負根性を発揮。日本でいうダイワメジャーみたいな馬だ。となるとこの馬を差し切るのはほぼ不可能。出てくる以上は当然勝算があってのものだろうし、戦ってきた相手が弱いと言われればそれまでだが、弱い相手でもG1を5つも立て続けに勝つというのは並大抵の馬ではない。時計勝負にきっちり対応できるのも強みだ。
もう一頭のオブライエン勢ソルジャーオブフォーチュンは前走のサンクルー大賞典がメイショウサムソンの出走した宝塚記念と同じ6月29日。やっぱり休み明けというのが気になるので2頭とも消し。
そしてちょっと面白そうなのがドイツ産馬2頭。デットーリ騎乗のスキャパレリは、日本ではあまり馴染みのない馬かもしれないが、実はドイツとイタリアでG1を4つも勝っており、約1年ぶりの出走となったフォワ賞でも接戦の2着に食い込んだ。そして何より大舞台でのフランキーマジックはやっぱり怖い。あとファーブル調教師が送り出す昨年の4着馬ゲッタウェイにも注目。
さて、今週末のロンシャンではその他にもG1レースが目白押し。まず土曜日の目玉はフォレ賞。こちらにはディヴァインライト産駒の英1000ギニー馬ナタゴラが登場し、日本でもおなじみのルメール騎手が手綱をとる。さらにダニエルウィルデンシュタイン賞にもイスパーン賞を勝ったセージバーグなど強豪が多数出走する。きっとファンドリコンドルはズタボロになって帰ってくるに違いない。また、4000mの長距離G1カドラン賞にはツクバシンフォニーの半弟でアスコットのゴールドCを3連覇しているイェーツが参戦する。こちらも楽しみ。
そして日曜は、ジャンリュックラガルデール賞に早くも来年のクラシック候補と噂される4戦無敗のマスタークラフツマンが参戦。さらに凱旋門賞の1つ前のオペラ賞にはG1・3勝のラッシュラッシーズ、G1・2勝のハーフウェイトゥヘヴン(回避?)をはじめ、愛オークス馬ムーンストーン、独オークス馬ローゼンライアなど、ヨーロッパ中から名だたる牝馬が集結。ザルカヴァ不在でも最強牝馬決定戦としてのレースの格は揺るがない。
とにかくいずれのレースにしても見ごたえのある白熱した戦いを期待したい。
写真:栄光のゴールを先頭で駆け抜けるのは…
ハッキリしなかったデュークオブマーマレード陣営も結局凱旋門賞出走ということで腹を括った模様。写真を撮る身としては、負けてもいいからとりあえず出てこいというのが本音だったのでとりあえずよかった。あとは直前で「やっぱやめた」とならないことを祈るばかりだ。
3日前登録の段階でエントリーしているのは17頭。ただ、最終的な出走馬は枠順が決まるまで、そして枠順が決まってもなお流動的ではある。
1番人気はどのブックメーカーもザルカヴァ。前走のヴェルメイユ賞は勢いよく出遅れたから目立ったけど、それ以前のレースでもテンのスピード不足で中団より後ろの追走。どうやら下げてるという感じではなく、前に行けないという感じだ。そして直線に向いて徐々にスピードを上げ、ゴールに向けて一気に加速していくというのがこの馬のパターン。自分でレースを作れないというのが死角か。それにしてもこの馬。成績がなんかファインモーションっぽい。無敗の6連勝で古馬混合の牝馬GIを制してグランプリへ…。ということは勝つのはシンボリクリスエス的な馬?
そこでヴィジョンデタ。ただこの馬、フランスの田舎の競馬場でデビューし、裏街道を連勝してダービーを制覇。前走のニエル賞を勝ったとはいえ、2着は聞いたこともないような馬だった。つまり本当の一線級と走るのは今回が初めて。ちょっと苦しいんでないの?
となるとやはり古馬。デュークオブマーマレードは好位にスッとつけられる脚を持っており、レース運びも自在。キングジョージでは距離を考慮してか、スタート後に意識的に下げた。そして圧巻はゴール前。完全にペイパルブルに交わされたところをもう一度差し返す驚異的な勝負根性を発揮。日本でいうダイワメジャーみたいな馬だ。となるとこの馬を差し切るのはほぼ不可能。出てくる以上は当然勝算があってのものだろうし、戦ってきた相手が弱いと言われればそれまでだが、弱い相手でもG1を5つも立て続けに勝つというのは並大抵の馬ではない。時計勝負にきっちり対応できるのも強みだ。
もう一頭のオブライエン勢ソルジャーオブフォーチュンは前走のサンクルー大賞典がメイショウサムソンの出走した宝塚記念と同じ6月29日。やっぱり休み明けというのが気になるので2頭とも消し。
そしてちょっと面白そうなのがドイツ産馬2頭。デットーリ騎乗のスキャパレリは、日本ではあまり馴染みのない馬かもしれないが、実はドイツとイタリアでG1を4つも勝っており、約1年ぶりの出走となったフォワ賞でも接戦の2着に食い込んだ。そして何より大舞台でのフランキーマジックはやっぱり怖い。あとファーブル調教師が送り出す昨年の4着馬ゲッタウェイにも注目。
さて、今週末のロンシャンではその他にもG1レースが目白押し。まず土曜日の目玉はフォレ賞。こちらにはディヴァインライト産駒の英1000ギニー馬ナタゴラが登場し、日本でもおなじみのルメール騎手が手綱をとる。さらにダニエルウィルデンシュタイン賞にもイスパーン賞を勝ったセージバーグなど強豪が多数出走する。きっとファンドリコンドルはズタボロになって帰ってくるに違いない。また、4000mの長距離G1カドラン賞にはツクバシンフォニーの半弟でアスコットのゴールドCを3連覇しているイェーツが参戦する。こちらも楽しみ。
そして日曜は、ジャンリュックラガルデール賞に早くも来年のクラシック候補と噂される4戦無敗のマスタークラフツマンが参戦。さらに凱旋門賞の1つ前のオペラ賞にはG1・3勝のラッシュラッシーズ、G1・2勝のハーフウェイトゥヘヴン(回避?)をはじめ、愛オークス馬ムーンストーン、独オークス馬ローゼンライアなど、ヨーロッパ中から名だたる牝馬が集結。ザルカヴァ不在でも最強牝馬決定戦としてのレースの格は揺るがない。
とにかくいずれのレースにしても見ごたえのある白熱した戦いを期待したい。
写真:栄光のゴールを先頭で駆け抜けるのは…
メイショウサムソンのフォワ賞回避によって、僕が書いた原稿がパーになってしまいました。
一生懸命書いた自分がかわいそうなので、ブログで公開します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14日のロンシャン競馬場では凱旋門賞と同じ2400mを舞台に3つの前哨戦が行われる。牝馬限定のヴェルメイユ賞(仏G1)、3歳限定のニエル賞(仏G2)、そしてメイショウサムソンの出走する古馬限定のフォワ賞(仏G2)である。
フォワ賞にはこれまで、86年のシリウスシンボリ(2着)をはじめ、3頭の日本馬が出走。97年に出走したサクラローレル(8着)は、このレースの直後に右前脚屈腱炎が判明し、大目標であった凱旋門賞を前に無念の引退を余儀なくされた。しかし99年にはエルコンドルパサーが、独ダービー馬ボルジア Borgiaや、イスパーン賞で土をつけられたクロコルージュ Croco Rougeといった強豪相手(この年は3頭立て)に優勝し、本番へ向けて弾みをつけたレースでもある。
ちなみに、このレースの勝ち馬で同年の凱旋門賞も制した馬には、アレフランス Allez France(74年)、サガス Sagace(84年)がおり、このレースで敗れた馬の中からは、オールアロング All Arong(83年-2着)、スボティカ Subotica(92年-2着)が同年の凱旋門賞に優勝している。
一生懸命書いた自分がかわいそうなので、ブログで公開します。
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14日のロンシャン競馬場では凱旋門賞と同じ2400mを舞台に3つの前哨戦が行われる。牝馬限定のヴェルメイユ賞(仏G1)、3歳限定のニエル賞(仏G2)、そしてメイショウサムソンの出走する古馬限定のフォワ賞(仏G2)である。
フォワ賞にはこれまで、86年のシリウスシンボリ(2着)をはじめ、3頭の日本馬が出走。97年に出走したサクラローレル(8着)は、このレースの直後に右前脚屈腱炎が判明し、大目標であった凱旋門賞を前に無念の引退を余儀なくされた。しかし99年にはエルコンドルパサーが、独ダービー馬ボルジア Borgiaや、イスパーン賞で土をつけられたクロコルージュ Croco Rougeといった強豪相手(この年は3頭立て)に優勝し、本番へ向けて弾みをつけたレースでもある。
ちなみに、このレースの勝ち馬で同年の凱旋門賞も制した馬には、アレフランス Allez France(74年)、サガス Sagace(84年)がおり、このレースで敗れた馬の中からは、オールアロング All Arong(83年-2着)、スボティカ Subotica(92年-2着)が同年の凱旋門賞に優勝している。
現地時間17日(日)にフランスのドーヴィル競馬場でヨーロッパの夏のマイル最高峰レース・ジャックルマロワ賞(G1)が行われる。
このレースにはナタゴラ Natagoraという馬が出走。この馬の父は、日本ではパッとしなかったディヴァインライト。重賞の一つも勝てなかった馬の仔が昨年の欧州2歳牝馬チャンピオンに輝き、今年の英1000ギニーを勝ち、牝馬ながら果敢に仏ダービーにも参戦して3着に健闘している。
今回は3日に行われたアスタルテ賞(仏G1)3着から中1週の強行軍。そして注目の鞍上はなんとフランスに遠征中の武豊騎手に決まった。
本当は仏ダービーの時点で騎乗依頼は来ていたのだが、同日に日本でダービーがあったために騎乗できなかったそう。だから今回の騎乗は決して突然決まった話というわけではないようだ。
ジャックルマロワ賞といえば98年に日本のタイキシャトルが制したレース。それから10年。再び同じ舞台で日本産馬の仔&日本人騎手による海外G1制覇という快挙が見られるかもしれない。
写真:娘が欧州で大活躍のディヴァインライト(00年京王杯SC-8着)
このレースにはナタゴラ Natagoraという馬が出走。この馬の父は、日本ではパッとしなかったディヴァインライト。重賞の一つも勝てなかった馬の仔が昨年の欧州2歳牝馬チャンピオンに輝き、今年の英1000ギニーを勝ち、牝馬ながら果敢に仏ダービーにも参戦して3着に健闘している。
今回は3日に行われたアスタルテ賞(仏G1)3着から中1週の強行軍。そして注目の鞍上はなんとフランスに遠征中の武豊騎手に決まった。
本当は仏ダービーの時点で騎乗依頼は来ていたのだが、同日に日本でダービーがあったために騎乗できなかったそう。だから今回の騎乗は決して突然決まった話というわけではないようだ。
ジャックルマロワ賞といえば98年に日本のタイキシャトルが制したレース。それから10年。再び同じ舞台で日本産馬の仔&日本人騎手による海外G1制覇という快挙が見られるかもしれない。
写真:娘が欧州で大活躍のディヴァインライト(00年京王杯SC-8着)