夜明けのダイナー(仮題)

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SS:PERFECT FUTURE? (その2)

2013年12月07日 23時59分59秒 | ハルヒ関連18禁SS


     (その1より)


 ちなみに俺は購入した事は無い。 全ては悪友・谷口からレンタルして閲覧した事だ。 念の為。
 そんな下らない内輪話は心底どうでも良い。
 「ん?」
 「どうかしましたか、朝比奈さん」
 「キョン君こそ、何か考え事?」
 「あ、いや、その……」
 「もしかしてハル、じゃなかった涼宮さんの事、考えてた?」
 「違います」
 もっと下らない事だったとは言えず、ましてや想像してたより気持ちよくないとは嘘でも言えないよな。
 「じゃあ動かすね」
 あ、そうか。 パイズリは胸を動かさないと気持ちよくないんだ。 と先程にも増して下らない思考をした所で、その後このパイズリで思わぬ感触を愚息、いや俺自身が体感するとはミジンコの爪先程にもこの時、想像する事は出来なかった。

 ――男性の約7割が真性、若しくは仮性包茎である。 と言う話をご存知だろうか?
 残念な事に俺も、この7割に該当する。

 で、何が言いたいのかと言うと、普段は皮で包まれてる亀頭が顕になった時、過度な刺激を亀頭は受けると言う事である。 普段から外部と触れる機会が多い普通の皮膚と違い、かなり亀頭の皮膚は敏感なのだ。
 パイズリを始めて、最初は皮に覆われてた亀頭が徐々に顕になり、ついに朝比奈さんの乳房に直接触れる事になった。
 「い、痛っ」
 「えっ!?」
 デリケートな亀頭が乾燥した朝比奈さんの乳房の皮膚と擦れれば、そりゃ痛いに決まってる。 幾らカウパー液が分泌されてるとは言えども、とてもじゃ無いが潤うには程遠い量だからな。
 「あ、ごめん」
 「いえ、朝比奈さんが謝る事じゃないですよ」
 「でも、処女を失った時の痛みと比べたら……あ、これを今のキョン君に言っても仕方無いよね」
 はい、全くおっしゃる通りで。 ロスト・ヴァージンの痛みは男性に理解出来る筈も無く、逆もまた然り。 男性器へのダメージが女性には解らないでしょうから、この話題は此処までにしましょうか。 朝比奈さん(大)
 「じゃあ、お詫びを兼ねて。 と」
 そう言いつつ朝比奈さん(大)は再び愚息に伸ばし、根元を軽く指でつまみながら唇を亀頭に近づけたかと思うと

 チュッ

 「え?」
 先程、擦れて痛かった部分にキスをした。 続けてキスを何度かした後

 ペロッ

 「うおうっ」
 亀頭の裏にある筋を舌で舐め始めた。 軽くザラつく感じのする舌の感触が想像以上の刺激となって愚息の裏筋から脳裏に伝達され、俺の全身を今まで経験した事が無いレベルの快感が襲う。
 「うふっ、気持ち良いでしょ?」
 耳元から垂れ下がったポニーテールを左手で肩に払い上げながら、楽しそうに朝比奈さんが俺に問いかける。
 「は、はい。 勿論です」
 俺の返答が途切れがちなのは答えに窮したのではなく、あまりの気持ち良さに全身が囚われていたからだ。 嘘でも「いいえ」とは答えることが出来無いだろうよ、この快楽に溺れた最中には。
 しかし完全に『男慣れ』してるな、朝比奈さん(大)は。 正確な年齢は「禁則事項です」と言って教えてくれないが、見た目からして未成年では無いだろう。 よって彼氏が居ても不思議では無いし、ましてや非処女であってもおかしくないだろう。
 ……解ってる。 解ってるが、俺の彼女でも無い朝比奈さんが『男慣れ』してる事が残念に思えたのは何故だろう? 初心な朝比奈さん(小)を見慣れてる所為だろうか。
 またしてもつまらぬ事を快楽に支配されてる脳裏の片隅で思考してると、陰茎を這っていた舌で誘導するが如く、朝比奈さん(大)の口膣に俺の亀頭が侵入して行った。
 「はうっ」
 キャンディを舐める様に口膣内部で舌を丹念に使って、朝比奈さん(大)は俺の亀頭をしゃぶり始める。 時折ズズッと吸う息と共に唾液を啜る音が聞こえる。 目を閉じ、一心に俺の愚息を舐める朝比奈さんの顔を見ると、視覚・聴覚・そして触覚が朝比奈さん(大)によって支配されてる様な錯覚に一瞬囚われた。
 等と冷静にモノローグで語ってる場合じゃない、緊急事態が発生したのだ。 つまる所
 「あ、朝比奈さんっ」
 「…………」
 俺の問いに対し一瞬目を開き、反応した朝比奈さんだったが
 「…………」
 「すみません、朝比奈さん?」
 俺の慌てる様子にも我関せずとばかりに再び目を閉じ、愚息を快楽へと誘う作業に没頭し始める。 
 そう、そのまま続けられると
 「お、俺もう射精(で)そうなんですが」
 「…………」
 俺の射精感が更に高まり、このままでは朝比奈さんの口膣にスペルマが盛大に放出されてしまう。 それを解らない訳では無いだろうが、朝比奈さんによるジョン・スミスへの攻撃は激しさを増すばかりだ。
 右手は陰茎の根元を抓んだまま、左手は睾丸を優しく撫で回す。 そして俺のグロテスクな愚息を咥え込む愛らしい唇は、ピストン運動のスピードを俺の射精感の高まりと比例させるかの様に段々と早めている。
 「あっ、だから朝比奈さんッ」
 口内射精は不味いだろうと考えた俺は、朝比奈さんの額に右手を添え、せめて口外射精にすべく愚息を口膣から引き離そうと右手にチカラを入れようと試みたが
 
 ギュっ

 「え!?」
 左手で阻止された後、俺の右手を繋ぎ指を絡め軽く握られた。 もう、なす術は無い。
 「で、射精るっ!!」
 「……んんっ」
 朝比奈さん(大)の言葉にならない返答の後、間髪入れずに、これでもかとばかりの勢いで朝比奈さんの口膣内部に俺の汚い白濁液が盛大にぶちまかれた。
 それを朝比奈さんは一滴も垂らす事も無く、口内に受け止めた。 のみならず
 ズッ、ズズッ。
 「うっ」
 最後の一滴まで搾り取る様に、亀頭の先端を口先で咥え尿道口に残るザーメンを吸い取って居た。
 なされるがままにベッドに横たわって居ただけにも関わらず、文字通り精魂使い果たしてぐったりしてる俺の姿を見て、朝比奈さん(大)は愚息から唇をゆっくり離し、何処となく満足げに軽く笑みを浮かべた。
 グロスが塗られた上にコーティングが施された様に、いっそう艶やかに見える朝比奈さん(大)の唇と俺の愚息を繋ぐ様に精液が糸を引いていた。 そして今まで口に溜めていた白濁液を徐々に開いた唇から少しづつ、少しづつ自身の胸の谷間へと垂らし始めた。
 軽くだらしなく見える口元と、滑らかに広がる胸元のスペルマが扇情的に見えて、全て放出された筈の精力が甦り愚息の膨張が止まらない。
 「たくさん出たね」
 「はい。 申し訳ありません、朝比奈さん」
 「え?」
 「俺の汚いのを、朝比奈さんの口の中に出してしまって」
 「ううん、良いのよ。 わたしでイってくれて嬉しい位だし」
 「は、はぁ」
 会話の最中、朝比奈さん(大)は上目使いの表情で俺を見ながら白濁液でコーティングされた自身の豊満なバストを両手で捏ねている。 ヌチャ、ヌチャと粘着質な音を立てながら、再び胸を俺の愚息に当てがった。
 「でも、まだ満足して無いわよ。 キョン君もでしょ?」
 軽い堅さを含む、少しくすんだピンク色の乳頭で尿道口を数回刺激した後、愚息を谷間へと滑らせる。
 朝比奈さんの唾液と混ざり合った所為か、少し泡立った俺の精液は程好い潤滑油となった様で、先程感じた痛みを伴う事も無くパイズリが再開された。
 「わたしの胸、どう思う?」
 「え!?」
 「おっきいでしょ」
 「は、はい」
 此処は素直に答えるべきだろう。 朝比奈さんと言えば愛らしいベビーフェイスと、それに反する凶悪なツインボムを所持してるのがトレードマークと言っても過言では無いだろう。 あ、朝比奈さん(大)の場合は大人の色香と吊り合った特盛と表現した方が的確か。 
 「昔はね、それが堪らなく嫌だったの。 重いし、サイズに合う可愛い下着も無いし、男は嫌らしい目でジロジロ見るし……」
 愚息を文字通り飲み込んだ胸部を、激しく両手で上下させながら朝比奈さん(大)は、やんわりと語り始めた。
 「でもね、こうして好きな人が喜んでくれるのなら、この胸も、ちょっと自慢して良いのかな。 なんて思えて来たんだけどね」
 「はぁ」
 好きな人、か。 確かに先程、俺の事を好きと言ってくれたが、パイズリを含め色々性行為に慣れてるイコール、その様に朝比奈さんに仕込んだ何処かの下衆野郎が居る訳で――
 何故だろう、見知らぬそいつに腹が立って来た。
 ハルヒと付き合ってる俺が言うのも筋違いやらお門違いなのだが、あの純粋無垢な朝比奈さん(小)を、こうも汚した奴が許せない! そんな下らない嫉妬心が芽生えて来たのが解る。
 俺の心中を察する筈も無い朝比奈さん(大)は、ただひたすら俺と、俺の愚息を喜ばせる為だけに今は尽くして居た。
 「ねぇ、キョン君」
 「何でしょう」
 「今度は何処に射精(だ)したい?」
 「はい?」
 「このまま胸に出しちゃう? それとも、またクチの中?」
 そう言われるものの、先程射精したばかりで未だオーガズムに達する見込みの無い俺に、早くも次のリクエストと来たか。 
 さて、どうしたものか。 このまま胸射と言うのも悪く無いが、少し乾燥気味になって来た胸の谷間で、再び擦れる痛さを愚息に与えるのは勘弁だ。 さりとて此処からフェラチオに移行し口内射精と言うのも先程と同じで面白みが無い。 いや、勿論気持ち良かったが
 「それとも……」
 そう言いながら朝比奈さん(大)は両手を動かすのを止め
 「そろそろ挿入(い)れたい?」
 貴方の心の中はお見通しよ、と言わんばかりに悪戯っぽい笑みを浮かべながら自身の右手を己の秘部へと伸ばし、軽く指先を陰唇にあてがいつつ囁いた。
 勿論、最終的には挿入する行為に達するのは今までの経過からして当然の成り行きだろうが、此処まで朝比奈さん(大)のペースに乗せられ過ぎてないか、俺。 一方的に連れて来られ、これまた一方的に告白され、更に一方的に為すがままに弄ばれる。 これでは自身が童貞の未熟者とは言え、余りに情けなくないか? 
 幾ら向こうが年上とは言え、舐められちゃ男が廃ると言うもんだ。
 ……ん、年上の女性?
 ふと思い出したワードに、朝比奈さん(大)と、とある女性が一瞬オーバーラップして見えた。

 いとこの、ねーちゃん

 俺が憧れ、そしてロクでもない男と駆け落ちして行った。 
 勝手ながら失望した、そんな過去の想い出が、こんな状況でフラッシュバックする。
 実は俺、年上の女性に対して潜在的にコンプレックスを抱いてるのか? でなければ俺は単なるヘタレか。
 主の葛藤を他所に孤軍奮闘してる愚息を、朝比奈さん(大)が左手の指で軽く抓んだ感触で、瞬時に我に返る。
 「朝比奈さん」
 「はい」
 「俺は……その……」
 ――朝比奈さん(大)の蜜壷に俺の愚息を挿入したい。 と思ったのは良いが、こんな状況下でも現実が見えてしまうのは俺の長所なのか、はたまた短所なのか。 誰か知ってたら教えて欲しい。
 「ゴムって、ありますか?」
 「はい!?」
 文字通りキョトンとした表情を浮かべる朝比奈さん。
 そりゃそうだろう。 この流れなら躊躇無く「挿入れたいです」と言う台詞が俺の口から出るのが普通だろうからな。
 「避妊具、付けた方が良いでしょ」
 この朝比奈さん(大)が結婚してるかどうかすら解らないが(高校生の朝比奈さんと比較して苗字が変わってないとは居え、苗字の変化が無い、イコール未婚だとは断定出来無い)、不用意に子供が出来るのは不味いだろう。 俺としても朝比奈さん(大)との子供が出来たとて、高校在学中の分際で赤子の養育をどうするかと言うリアルな問題が
 「要らないわよ」
 「へ!?」
 思わず間抜けな返答をしてしまった俺を誰が責める事が出来るだろうか。 正に予想だにしなかった朝比奈さん(大)の回答に、恐らくハルヒ言う所の「間抜け面」もセットになってるに違いない。
 「普段から避妊薬飲んでるから」
 詳しくは禁則事項で言えないけど、この時代の避妊薬より効果が高い上に副作用が全く無い安全な代物だそうで
 「膣内に出して良いから」
 態勢を変え、俺の下半身に寄り添うように寝転んだ朝比奈さん(大)は耳元で甘い息を軽く吹きかけながら囁いた。
 「……きて」
 もう何の障害も無い。 此処は黙って狼に、いや、獣になろうではないか。
 徐に朝比奈さん(大)の上に覆いかぶさる様に移動し、身体を強く抱きしめながら、ディープ・キスをし始める。
 「んんっ、あむぅ。 んふっ」
 時折、口元から零れる朝比奈さんの吐息が俺の頬に伝わりくすぐったい。 
 しかし朝比奈さん(大)の口膣内って妙な粘り気があるな。 と思ったら先程、口内射精したんだっけ。 忘れてた!
 勢いに任せディープ・キスしたとは言え、自身のザーメンの感触と味覚を知りたく無かったぜ。
 「うふふふっ、どうかしら? 自分のミルクの味は」
 唇が離れると同時に朝比奈さん(大)が半ば茶化す様に言ったが。 しまった、確信犯か。
 「わたしは嫌いじゃないわよ、もう慣れたし」
 それよりキスの続きを、とばかりに唇を近づけて来る。 おっと、その手には乗りませんよ朝比奈さん。
 「え、キャ。 ちょ、ちょっとキョン君。 だめ、ダメったらぁ。 んはぁん」
 近付く顔を軽くかわし、朝比奈さん(大)の首筋に俺の唇をあてがう。 確か首元は性感帯になりうる、と何処かで聞いた気がするが、朝比奈さん(大)はどうだろうか。 と試すつもりで動いたが
 「んはぁ。 もう、キョン君たらぁ。 あんっ」
 例に漏れずビンゴだったらしい。 軽く痙攣しながら俺を抱きしめる腕のチカラは強くなって来た。
 このまま朝比奈さん(大)の反応を見て楽しむのも面白いと思ったが、やはり朝比奈さんと言えば、忘れる事が出来無い身体の部分があるだろう。 そう、先程話題に上がった
 
 特盛っ

 じゃなかった、豊満なバストだ。
 兼ねてから気になってた豊満なバストが今、俺の肩の近くで軽く押しつぶされる様に密着している。 柔らかな温もりが俺の身体に伝わって来るが、それで済む筈も無く触りたい、揉みたいと思うのが健康的な男子高校生の正常な思考だと思う。
 朝比奈さんを抱きしめてた右手を左胸へ移動させ、下乳を撫でる様に掌を滑らせる。 すると瞬時に
 「はあぁん」
 おや、想像以上の好反応。 誰だ、巨乳は感度が悪いとのたまった奴は。
 「んんっ、あん。 もっとしてぇ」
 続いてパン生地を捏ねる様に(尤もパン生地を実際に捏ねた事は無いが)程良く柔らかなバストを揉みしだき始める。 すると上気した朝比奈さんの吐息が徐々に荒くなって来たのが感じ取れた。
 「うん。 き、気持ち良いのぉ。 もっと、もっと激しく揉んでぇ」
 此処で敢えて焦らす為に手の動きを止めるのが高等テクニックとか、谷口がアホ面下げて「How To本で見たんだぜ!」と抜かしてたが、こんなにも反応が良いと逆にもっと揉んで朝比奈さんを快楽の海に溺れさせた方が良いんじゃないか。 と思えた。
 それ以前に朝比奈さん(大)の左手が、胸から手を離さないでとばかりに俺の右手首を強く掴んでいたから手を移動させたくても無理な訳だったが。
 「あん、あぁ、もっと、されると、いくっ、はぁん、イっちゃうのぉ」
 これまた予想斜め上の展開だ。 まさか胸を揉むだけでオーガズムに達してしまうのか? 俺のテクニックが素晴らしい、なんて事は無いだろうし、そもそも朝比奈さん(大)が手を移動させまいとした時点で、此処は自身の敏感な性感帯であると宣言してるも同然だよな。
 「ねぇ、ちくびも、いじってぇ……」
 完全に目尻が下がって悦楽に浸ってる表情を浮かべてる朝比奈さん(大)が、右のバストを自分の右手で掴み寄せながら、荒くなった呼吸の間に、何とか声に出して俺に訴えた。
 ではリクエストにお答えしましょう。 とばかりに右手人差し指を朝比奈さんの左乳首の頂上にそっと当てがう。 続いて指の腹の部分で軽く乳首を転がす様に撫で始める。 
 すると朝比奈さん(大)は全身に電流が流れたかの様に震えた反応を見せた。
 「はあんっ、らめぇ。 らめなのぉ」
 最早、呂律が回らない程の快楽に支配された朝比奈さんは、だらしなく開けた口元から涎を垂らしながら俺の横にチカラなく転がった。 
 「はあっ、はあっ、はあっ……」
 目尻を下げ、荒い息を弾ませて横たわる朝比奈さん(大)の艶やかなボディを眺めつつ、俺は上半身を起こす。
 「そんなに気持ち良かったですか」
 「……うん」
 振り絞るチカラを使って何とか答える朝比奈さん(大)は、内心さぞ満足だろう。 しかし
 「これで終わり。 じゃないですよね?」
 ぐったりと横たわる豊満な肉体、そこから何とか首だけでも動かそうとしている様子に見てはとれたが、長門が頷くのと比較して遜色ない程度の頭の動きがあった。 それが俺には肯定の意思として受け取れる。
 「初めてだから上手く出来るかどうか解りませんが」
 と、不要かも知れぬ前置きをしつつ、ずしりと重みを感じる太腿を持ち上げ、己の下半身を朝比奈さんの秘部に寄せ
 「では、行きますよ」
 「…………」
 右手でいきり立った愚息を摘み、朝比奈さん(大)の陰唇に当てがう。 すると蜜壷から湧水の如く溢れ出す愛液が亀頭の先端に触れるのが感じ取れた。 続いて亀頭を陰唇に沿って滑らかに上下動させると

 ヌルっ

 「うっ」
 「ひゃうん!」
 思いの外、スムーズに挿入してしまった。
 いや、実はまだ挿入させる気は無かったのだが、軽く自分の腰を朝比奈さんの下腹部に沈み込ませただけで何の抵抗も無く陰茎を膣内にインサートする事が出来た。 アダルトDVDの見よう見真似で行動してはみたが、流石にモザイクの掛かる自主規制部分に関しては正に未知の領域故に、文字通り手探り状態で進行していたから、これには少しばかり驚いたのが事実だ。
 「あ、熱いのぉ。 キョン君のおちんちん……」
 かく言う朝比奈さんの膣内も、相当な熱さで愚息がとろけそうに感じるのですが。
 まるで懐炉に包まれたかと錯覚する程の熱さが伝わる。 しかも大量の愛液のラッピングと相まって、手淫では味わった事の無い気持ちよさだ。 そのまま根元まで俺の陰茎を飲み込んでしまった蜜壷との結合部を一瞬見て、あぁ遂に俺も童貞を卒業したんだ。 そう思う間も無く
 「ねぇ、うごいてよぉ」
 俺の腰に両手を軽く触れさせながら、朝比奈さん(大)は猫なで声で強請って来た。
 ギュっと強く抱くでも無く、手のひらを回すでも無い、この微妙な指先の触れ加減はくすぐったくもあり、何となく『その気』にさせてくれる。
 とは言うものの如何せん、こちらは数秒前まで童貞のドがつく程の素人故、高等テクニックなんぞ持ち合わせてはいない。 よって一先ずオーソドックスに腰をリズミカルに前後に動かしてみた。
 「あんっ、んあんっ、き、気持ち良いよぉ」
 腰を打ちつける度、朝比奈さんは声を上げて反応する。 しかし、想像してたより俺は気持ちよく感じない。 何故だ?
 いや確かに視覚・聴覚・そして触覚を刺激し、性行為を行ってると言う自覚はある。 が、何か物足りない。 そう、朝比奈さんには悪いが『締まりが無い』のだ。
 DVDや文献やらで見る限り、膣が締まり男もそれに反応するのが当然の事だと思い込んで居た。 しかし、朝比奈さん(大)の反応はこんなにも良いのにも関わらず、更に陰茎が包まれてる感じもあるのに締まる感覚が皆無に等しい。 お陰で挿入、即射精と言う童貞にありがちな事象に陥らなかったのは、せめてもの救いと言うべきか。
 「あんっ、あんっ、あうんっ、んああんっ」
 そんな俺の不満なんぞ意に介さず、朝比奈さんは只ひたすら快楽の海を漂っていた。
 何か、面白くないな。
 こうなれば失神する程に朝比奈さんを責めようか? そう頭の中に浮かんだ俺は、次の一手を指す。
 朝比奈さん(大)の太腿を持っていた両手を、腰の動きとシンクロしてリズミカルに大きく、ゆさゆさと揺れる乳房に持って行き、軽く鷲掴みにしてみた。
 「はあんっ、もっとぉ。 もっとしてぇ」
 俺の腰に回してた手のチカラを強め、哀願する朝比奈さん。 
 いや、解ってますよ。 まだ何事も始まったばかりですからね、と思いながら朝比奈さん(大)の左胸に指が沈む位に右手で揉みつつ、左手を一旦右胸から離す。 
 先程よりも好反応を期待して左手の親指と人差し指で朝比奈さんの右乳首を少し強く摘んだ。
 「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
 喘ぐ、と例えるより叫ぶ。 そう表現した方が的確だろうか? 今までよりも数オクターブ甲高い声をあげ朝比奈さんが反応する。 それとシンクロする様に
 「うおっ」
 急に膣内が収縮されたのか、締まりが良くなった。
 これはヤバい。 愚息に過度な刺激が伝達され、先程まで全くと言って良い程無かった射精感が急激に高まって来た。
 「あ、朝比奈さんっ」
 俺は自身の腰の動きを弱めながら、精子を何処に放出するべきか朝比奈さん(大)に問おうとしたが
 「あんっ、だめぇ! もっとぉ、もっとぉ!!」
 まさか寝転んだ状態の朝比奈さんが腰を動かして来るとは、またしても想定外だった。 おまけに俺の腰に回した手のチカラは強まる。 これでは
 「な、膣内に、出るっ!」
 「はあんっ、射精(だ)してぇっ! 『何時もの様に』たっぷり、射精してよぉ……」
 え、「何時もの様に」? いつもって、何なんだ!?
 更に不思議な事は続くもので、何時もならけったいな渾名(あだな)で俺を呼ぶ朝比奈さんが、俺の本名(しかも下の名前)を叫んで居るではないか。 これは一体どう言う事だ?  無意識なのか、それとも……
 そんな疑念を掻き消す様に、遂に俺の射精感は頂点を極めた。
 「あ、朝比奈さんっ。 で、射精るっ!!」


   (その3へ続く)



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