夜明けのダイナー(仮題)

ごった煮ブログ(更新停止中)

SS:SEASON

2011年02月11日 21時58分51秒 | ハルヒSS:中短編
 「あっちぃ~なぁ」
 夏が来る、夏が来た、おっととっと夏だぜ。 
 この暑い夏なのに元気な奴が約1名、俺の席の後ろに居る。
 「キョン、ボケっとしてる暇は無いわよ!」
 やれやれ。 ボケっとしたくても、お前と一緒に居れば、そんな暇は無いぞ。

 ハルヒか。 
 コイツを季節に例えるなら『夏』かな。
 この灼熱の太陽の如き無駄な明るさ。 何か、ヒマワリ畑を白いワンピースでも着て走り回ってるのがお似合いだ。 あと、プールや海で泳ぎ回ったり――そう言えば、コイツの水着姿は中々のもんだったよな。 朝比奈さん程では無いが。
 「何ニヤけてるのよ、エロキョン。 鼻の下伸ばして、何考えてるの?」
 「……何でもねーよ」

 朝比奈さんは『春』かなぁ。 
 ハルヒは『ハル』って名前についてるけど、やっぱ『夏』だろうし。 何か、こう「ぽわ~ん」ってしてるのが春なんだよね。 冬の寒さから徐々に暖かくなってゆく――満開の桜の下で朝比奈さんにお茶を淹れてもらいながら花見、なんて良いよなぁ。 桜の花はピンクだし、朝比奈さんもピンクが似合ってるしな。

 長門は『冬』だよな。 
 静かで、雪の様に白く、純粋な……雪深い中、かまくらに入って読書しながら餅を焼く長門の姿が浮かんで来たぜ。
 
 残るは『秋』か。
 「僕なんかどうです?」
 「古泉、お前には聞いとらん、黙ってろ」
 「……まっが~れ↓」


   (すまん古泉、オチに使って。 しかも、ありがちなネタで申し訳ありません)



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