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SS:涼宮ハルヒの蒼氓 雑記

2011年05月15日 21時56分38秒 | ハルヒSS・雑記

そう‐ぼう【蒼氓】 民(たみ)。人民。


書き始めたのはSS<Decade&xxx>投下中で、関東旅行中、房総半島で列車に乗ってる時に急に電波を受信して練成し始めました。
……何で夏の房総の海を眺めながら冬のSSを書き始めたのか疑問ですが。
30分程度でプロット完成、二日間の旅行で約50%完成し、一先ず70%程度完成して筆が止まりました。
何故か? それは
勤務形態の変化を受け、モチベーションが下がったからです。

その当時は職場の一階の部署で昼勤と夜勤の繰り返しでしたが、次の月から
「四階の仕事もやってくれ」
と言われ……実際には一年前まで四階の作業も兼務してたので実質「復帰」なのですが……

「もう、書く暇無いな」
(四階の仕事の方が体力的には楽ですが時間的余裕が無い)

そして冷静になって振り返り「SS書く労力とノート代、そして時間が無駄じゃね? それにスレ住人に嫌われてまで何を書いてるんだ?」と思う様になり……急激に冷めたのが筆が止まった原因です。
(「アンチが居るのは人気がある証拠」とか聞いた事がありますが、それは嘘だね。 人気が無くてもアンチは発生するもんだな、と今回の一軒で思いました。 まぁ、自分自身の言動や文章スタイルが発端と言われればそれまでですが)
<Decade&xxx>は完走したものの、このSSの完成はしないだろう。 そう思ってました。

そして二週間放置して
「SS書き始めて半年か、しかもスレが変わってトータル10スレ目になるなぁ……36歳にもなったし、引退するにはキリが良いな。 よし、完成させよう! 未完のままにするのは不完全燃焼だ」
と考え、最後の気力を振り絞って残りを完成させました。


『消失』初日、「もしキョンが『その世界』を受け入れてしまったら?」と言う所からスタートし、『長門有希ちゃんの消失』的なストーリ展開を前半は目指しました。 でも、プロット作成時に思った事
「長門はハルヒのチカラを利用して世界改変を行ったが、所詮は『コピー』なんだろうし、ハルヒが願えば『オリジナル』なんだからキョンはタイム・リミットをオーバーしても元の世界に戻るんじゃね?」
これをクライマックスのネタにして、他のエピソードを加えて書きました。

あと、書いてる時の注意として「ジョン」と呼ぶべきハルヒの台詞を「キョン」と書いてしまわない様にしてました。


タイトルですが、最初は全く考えてませんでした。
最初(で最後)の原作改変モノなので、従来のタイトル付けの法則から外そうかな。 とは思いました。
普通にタイトルを付けるなら季節柄<涼宮ハルヒの聖夜>とかになってしまいますが、これはありきたりで、実際にSSタイトルとして存在する為、却下しました。
そして或る日、何気なくCDで山下達郎の『蒼氓』を聴いて「これは?」と思いました。
――正直に言いますと「蒼氓」の意味を知らず、ネットで調べて意味を知りました。
(あ、曲は良い曲ですよ)
ついでにネットで出て来たのが『第一回芥川賞受賞作・石川達三「蒼氓」』で、その小説の舞台の一つが『ハルヒシリーズ』のネタ元となっている同じ兵庫県の県庁所在地・神戸って事で(別に『ハルヒ』作中で西宮と明記された事はありませんが、ネタの端々に出てますからね)「なんか繋がりがある」と感じ、タイトルに取り入れました。
最終的に<涼宮ハルヒの蒼氓>で検索掛けたらヒットしなかったので、決定しました。


SSの終わりに何時もなら『~Fin~』て書くのに『終幕』としたのは、
もう、書けないんだ
そう思ったからです。 実際に投下し終わった時、言葉では言い表せない脱力感が発生しました。
自分で幕を引いたくせに何を言ってるんだ? と思いつつ……


――実際に此処で筆を折って置けば。 と後悔するのは又、数ヵ月後の話なんですがね。
なんで復帰したんだろ? 後悔「役に」立たず。


(ハルヒスレ投下・2010年9月19日~22日)
   <涼宮ハルヒの蒼氓:雑記> ~END~




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