これから書く文章は……気にした人だけ読んで下さい。
或るSS書きの独り言、ゆえに――ぶっちゃけ『ライナーノーツ』なんですが、そこまで仰々しいモノじゃございません。
「こう言うの書くな、言い訳がましい!」って思う人も居れば「ふんふん、興味があるよ」って思う人も居るとおもいますので、軽く読み飛ばしてやって下さい。 では。
さて、処女作な訳なんですが、そもそもSS一作目の構想的には『ハルキョン・デート物』を書く予定で、しかも内容ももっと重いテーマ(って程の仰々しいモノじゃ無いですがね)にする予定でした。 当然ながら、こんな長編にするつもりも無く…。
では、何故これを書こうと思ったのかと言うと「単純に告白に至るまでのストーリーを書きたかった」ってな訳です。
そして、色々な要素を注ぎ込んだ結果、こうなってしまったのです。 やれやれ。
構想は本スレ投下後に言った通り30秒、製作は一ヶ月(延べ時間・当然生活の合間を縫って)。 書き始めるとキャラが勝手に動いてくれてスラスラと筆が進みました。
当然ながらプロット自体は次作・次々作含めて作りました……『三部作』の構想は最初からでした。
んで、この<ROCKSHOW>のタイトルですが、元・ビートルズのポール・マッカートニーが70年代に率いていたバンド『ウイングス』の一曲『ロック・ショー』から取りました。(アルバム『ヴィーナス・アンド・マーズ』収録) ――タイトルが安直ですよね? 文化祭ライブだからロックショーなんて。
そしてネタの作成ですが
・『涼宮ハルヒの激奏』の1シーンをネタに文化祭ライブへ進む
(杉田さん「顔が近い、アクセスのライブみたいだ」→小野さん「エア・キーボードですね」→杉田さん「そんなヴァージン・エモーションは要らない」)
↓
・じゃあ男二人をフロントに(キョン・ボーカル 古泉・ベース)←普通のSSじゃあ有り得ない(笑)
↓
・ハルヒを後ろに(ヒロインなのに!?)
↓
・メンバー不足(みくるキーボード→建前は受験生なんだから練習する暇無い→じゃあ対・天蓋領域って事で朝倉さんを復活させるか。 「アサクラ」繋がりでキーボードやらせるって事で→じゃあハルヒはドラムって事で…)
こんな感じで始めようと思いました。
※『驚愕』先行発表前なので朝倉さん復活はSS的な設定で、しかも復活理由はありがちな設定だし。 それに当時は『けいおん!』知らなくて……知ってたら『カチューシャ・(基本)明るい・部(団)長』ってキャラで~ってハルヒをドラムにすれば律っちゃんとカブる。 そんなネタも出来ましたね。
当然「文化祭のバンドネタ」って事で『ENOZ』が絡んで来る訳ですが…そう言えばハルヒ達より二学年上でしたっけ? 素で「一学年上」だと思って書いてましたよ、恥ずかしい――まあ、それなりに有名になって文化祭のステージに上がった。 そう言う事にして下さいませ。 (その失敗ネタが後のSSのネタになった訳ですが)
あと佐々木ですが、キョンと同じ中学って事は近所じゃね?と思ったのですが……そうすると中学時代の塾通いのシーンと整合性が取れませんかね? 「バス停で見送る」シーンとか~。
で、朝倉さんがキョンにキスするシーンですが、『長門有希ちゃんの消失』で朝倉さんがキョンの頬で両手を暖めるシーンを進化?させました。 これが「朝倉さんスレ」で『朝倉×キョンSS』が投下されてるぞ、とレスがありましたが此処で「朝×キョン」にしてしまうと『三部作』が成り立たなくなるし…そもそも「ハルヒスレ」だし。
朝倉さんがSOS団に入るってのもネタとしてありがちですよね。 そんな感じで既存のネタを消化させつつ進行して行く訳です。
ハルヒ誕生日のくだりは投下当日の勤務中に浮かんだネタでした。 10月8日・要するに中の人の誕生日でゲーム内の設定ゆえに作者公認かどうかは知りませんが、ドラマ性を盛り上げる為に追加したエピソードでした。
「ハルヒ骨折」は、当初プロットとしては存在しませんでした。 当然ながら付帯する朝倉さんとの登校シーンや古泉との部室での会話も無かった筈でしたが…ハルヒがドラムのままではライブのシーンでキョンとのカラミが~と考え、骨折して貰いました――ハルヒ、ごめん。
そして発生する閉鎖空間。 それも二人が近づくエッセンスとなった訳で、この変更は良かったと思ってます。 尤も、そのせいで更に長文となった訳ですがね(苦笑)。 だって元々は淡々と文化祭に向かう予定でしたからね。
その閉鎖空間後の朝倉・古泉の行動はキョンの背中を押していると思います。 あと、個人的な意見ですが……将来的にキョンと古泉は『親友以上』の関係になりそうな気がします(今は胡散臭いとかキョンは思ってるが)。 キョンにとっては貴重な友人である訳ですし。
少ない友人、と言えば谷口・国木田コンビですが…谷口は普段はナンパナンパ言ってますが、ここぞと言う時のキーパーソンになる存在だと考えました(『消失』でのキョンにハルヒの存在を教えたシーンとか)。 体育の授業で走り幅跳びのシーンにしたのは、持久走やサッカーとかじゃあ会話がしにくいと思ったからで深い意味はありません。
文化祭のクラスの出し物も「谷口の中の人(ココイチでのバイト経験あり)」→じゃあカレーハウスで…ちなみに自分の高校二年時のクラスの出し物もカレー屋でしたがね(笑)
ハルヒと朝倉のパートチェンジもすんなり行って文化祭当日、ハルヒ・キョン・朝倉が三人で展示見学に回るってのもアリかと思って――これも後のSS設定のネタになりました。 もし朝倉さんが消滅せず、ずっと同じクラスに居たら……それなりにハルヒと絡んでたんじゃないかな~なんて思ったりもしました。
文化祭当日を晴天と言う設定にしたのは、去年は途中で雨が降った→結果としてライブに人が集まった→今年は雨が無くても去年の噂で人が集まる→じゃあ晴れで~良いんじゃないですか!?
さあ、肝心のライブ本番……本当に良かったんですかね? キョン・ボーカルで(笑)
杉田ヴォイスでアクセス――いや、聞いてみたい。 マジで!
MCシーンでキョンがスルーされてるのはネタです。 どのみち本名で紹介されないのは既定事項な訳ですし♪ ハルヒなら素でスルーしそう。
朝倉さんがキーボードをホーミング・モードにしたのもキョンへの後押しです。 だって「良い朝倉さん」が書きたかったから…。
佐々木さんの独演、閉鎖空間へキョンを誘ったのは『佐々木SS』の或る作品の影響で、実際、佐々木が閉鎖空間に入れるかどうかは記述が無いので……SSでの都合の良い設定ですわ、ぶっちゃけ。 ここで佐々木さんは自分の気持ちに整理をつけてキョンの後押しをする方に回る訳ですわ。 でも、佐々木さんの幸せって――?
ラストシーン、『消失』の映画を見なかったら学校内での告白になってたでしょうね。 これはこんなもんでしょうか!?
……<ROCKSHOW>終わって、やっと本題の次作に入る訳ですが、長かった――。
こんな長編投下予定じゃ無かったのに、何やってるんだろ俺。 これでもキョンと長門の会話(長門がメンテナンス・モードに入る前の会話)とか、削ったんですがね。
でも支援もあり完走する事が出来ました!! 改めてスレ住人の方々には感謝したいです。
普通のSSなら、こんなラインナップだろうね
※おまけ(ライブ・シーンの選曲)
「Night Wave」……個人的に好きな曲でライブ・バージョンはアップテンポになってます。 それが更に好きですわ。
今回のイメージ的には『Cross Bridge Tour』のバージョンで(You TubeにもUPされてます)
「Only The Love Survive」……本当は「Find New Way」を選曲する予定でしたが~一期の曲ばかり、ってのも。 と思いまして。
「Virgin Emotion」……杉田さんが此の曲を言ったから(笑)。 しかし、何で「アクセスのライブ」で「ヴァージン・エモーション」だったんですかね? 台本に書いてあったんでしょうか。
ENOZの曲は『Featuring ENOZ』が発表前でしたから――投下時タイトル間違ってましたよ、「First Good-Bye」を「Long~」だって。
……「Long Good-Bye」って何だよ? しかも誰も突っ込んでくれないし~。
(使用機材)
有名アーチストが使ってる楽器をチョイスしてみました。 だって『ライブ・ア・ライブ』でハルヒと長門が持ってたギターって借り物でしょ? あらかじめ二人がギター持ってたとは思えないし。
でもハルヒって家に楽器持ってそうですよね。 でなければ助っ人で急遽狩り出されて、あんな演奏出来ませんよね? いくらハルヒが多才と言っても……。
(ハルヒスレ投下2010年3月6日~3月13日)
<ROCKSHOW:雑記> ~END~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます