平成千代見草

仏教に関する書籍、出来事、神社仏閣等に関して書いていきます。勿論その他の事も折々触れていきます。

東京都視察船

2006-08-12 16:48:24 | Weblog


東京都は海に面していますが、東京に港があるのはご存知ですか?
横浜港や神戸港は有名ですが、実は東京港というのもあるんです。
さらに東京都は船を持っているんです。

先日友人の招きで東京都の視察船「新東京丸」に乗ってきました。
竹芝の小型船ターミナルで乗船して品川埠頭~大井埠頭~廃棄物処分場をすぎて青海埠頭~お台場~晴海を通って約1時間半ほどのコースです。


しかもこれが重要なんですが・・・


乗船代、タダです!

東京都港湾局 新東京丸利用案内


ちょっと嬉しいこと

2006-08-01 12:02:49 | Weblog

自分はよく犬の散歩に行きます。

散歩に行くと色んな物を発見したり、また出会いがあったりします。

以前、いつも通る散歩コースで毎日といっていいほど会うネコがいました。
ものすごく人懐っこいんですが、どうやら飼い主はいないようでした。
(あとで知ったのですが飼い猫だったのに捨てられたようなのです)
犬と僕を発見すると物陰から「ニャ~」と鳴きながら出てくるんです(マジで)。
いつも近所の空き地で会っていたのですが、その空き地に建物が建つことになり工事が始まりました。

すると・・・

そのネコはいつの間にかいなくなってしまったのです。

僕は会えなくなって少々残念でした。
でも世の中って面白いもので、そういうノラ猫の面倒を見る人っているんです。
僕は人つてにそのネコが別の場所に移ったと聞きました。
それから散歩コースを変えてみたのですが、中々会うことはできませんでした。
ま、でもどこかで元気でやってるならいっか。
なんて思ってました。


ところが・・・
昨晩いつものように犬を連れて歩いていると前方に・・・

お~久しぶり!元気だった?

とまあ、つまらない事ですがちょっと嬉しい夏の夕暮れでした。

はじめまして

2006-07-30 15:53:17 | Weblog
みなさん、こんにちは。

このブログは私が読んだ本(仏教関連が多くなると思いますが)、
又は実際行った場所(これまた神社仏閣が多くなったりします・・・)などなどを載せていきたいと思います。


ということでまず第一弾。

私が仏教に関心を持つきっかけになった1冊のご紹介です。







写真は僕が所持しています大仏次郎の『小説 日蓮』です。
上は光風社出版、下は徳間文庫から出たものです。

大仏次郎という作家、今は馴染みが無いかもしれませんが
あの『鞍馬天狗』『赤穂浪士』を書いて国民的作家となりました。
この『小説 日蓮』は昭和5年4月から同6年3月まで読売新聞に連載されました。
この小説が連載された当初、新聞に寄せられた読者の声には
日蓮が英雄としてではなく人間として生き生きと描かれていると賞賛したものがあったそうです。

実は僕がこの本に、日蓮に魅かれたのもまさにこの読者の声と同じ気持ちだったからです。
冒頭、日蓮が南都北嶺での修行を終え故郷の安房小湊に帰ってくるシーンから始まります。

「網代笠の蔭になっている坊さまの顔は日に焼けて浅黒かった。
肉の厚いひき緊った顔立に、黒い目が輝いている。旅の疲労が影を作っているが、いかにも楽しそうな目の色だった。
いや、これは目の色だけではない、この坊さまは何となく明るい空気を背負っているように感じられた。
永く日向を歩いていて、ずっと浴びていたうららかな光が、いつまでも抜けずに躯に滲み込んでいるように明るいのである。」

僕がこれを初めて読んだのは中学校2年のときでしたが、ちょうどその頃すごく暗い学生だったものですから、日蓮という人がとてもまぶしく思えたのでした。

14歳の私はこれを読んですっかり日蓮のファンになったのでした。