North of Hologon

photographed by Carl Zeiss lenses

Hologonの周辺画質改善(Cornerfix編)

2014-10-18 21:17:22 | Hologon検証
HologonをSONY α7sで撮影すると、4隅に色かぶり(カラーシフト)が発生したり像が流れたりといった問題が出ることは少し前にネタにしました。LeicaのM8やM9でも同じようなことが起きるのはよく知られていて、これを対策するソフトがいろいろとあるようです。今回はその代表格、Cornerfixを試してみました。

まずは、ノーマルに現像してJPEGに変換した元画像が下です。

左右にマゼンダがかぶっていて、少し見苦しいですね。

次に、下のような補正用の画像を用意します。

ライトボックスに向かって撮影してもよし、レンズの前に乳白色の板を付けて空に向かって撮影してもよし、と思います。これを見ると、中心から外側に向かってまずシアンカブリが発生し、さらにその外側ではマゼンダになっています。よく見ると上の方は黄色っぽくなっているという、とにかく複雑怪奇な状態となっているようです。

上の補正用画像をCornerfixで読み込み、これが均一になるようなプロファイルを作成し、補正したい画像に適用したのが下です。

いかがでしょうか? いまいちですね(笑)。確かに、色かぶりは改善し、光量は均一になっているようですが微妙な感じですね。何より全体の色味が変わってしまってます。補正前の方がHologonらしい感じがしてまだ良いような気がしますね。Cornerfixでは補正の効果を調整できますが、多少いじってみても劇的にはよくなりませんでした。Webで調べてみましたが、Hologonの色かぶりをCornerfixでバッチリ補正できた、という作例は見たことがないので、まあこんなものなのでしょう。Holgonは手強いですね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。