白山ロード＾＾奇跡の波紋（奈良）

また、いつか 訪れなくては＾＾！　そんな悠長なこと言っていていいのですか！

と自分に喝をいれました。よ～く考えんでも分かるでしょ、桜花さんが在籍している間に行かなかったら、なんの意味も無くなってしまうのですよ！　いま行くべきでしょ今！　っとゆうことで、

道詮さんの供養塔を目指し、福貴の白山神社まで本日の「春のおどり」観劇前に、再び足を運ぶ算段となったのでした。もう、どう行こかと道に迷う事もないのです。一度歩いた道ですから、ひたすら一直線あるのみです。本日の運勢を新聞で確認、またとない幸運の日取りと知ると気持ちを前向きにJR春の1デイパス期間をフル活用させていただきます。今までにこの1デイパスのおかげで行動範囲がどんなに広がったことか感謝しきれませんね＾＾ｖ

白山神社に到着。本日は道詮律師の墓参りです。願わくば弥勒堂の仏像もみてみたいと期待も膨らみます。鳥居を前に見上げながら「お待たせいたしました」と自然に頭が下がりました。第一の鳥居から参道を歩いて行きます。途中右手にハウスが二棟あるのですが、以前は気がつかなかったのですが、なんと＾＾薔薇の花が栽培されています。まるで桜花さんの門出を祝うかのように白薔薇が一面に花を咲かせているのでした。

なんともいえない不思議な気持ちのまま、神社の境内にまっすぐ進みます。そして、弥勒堂に手を合わせると、供養塔がある裏山に続く道を登りはじめました。実はどのくらいの所にあるのかも知らずに行ったもので、時間内に降りてこれるか不安もあったのですが、そんなもの山に足を踏み入れたとたん打っ飛んでしまったのでした。登り始めて顔をあげて進もうかと思ったら、すぐそのむこうの杉の木の根元に道詮さんは座って笑ってらしたのです。ちょーど弥勒堂の裏手になる高台の場所です。近くまで行ってみると、まるで供養塔を守ってるかのように尋常なく山肌に張り出している杉の木の根っこに驚きです。

　　

花を手向け、線香とろうそくを灯すと、出会いを与えてくださった必然に手を合わせて参りました。

そして、時として奇跡というものは偶然のようにやってくるのでした。

弥勒堂のところまで下りてくると、誰もいなかった境内には二人の男性の姿があり、リュックを背負ったその人と話を交わしたのですが（もう一人の方は、宮池に釣り糸をたれていました）、弥勒堂には鍵がかかっていましたので、仏像を外から覗いてみてもいいのでしょうかねぇ～＾＾なんて聞いてみたら、私も今見てみましたが、中まで光が届かないので確認しずらいですが眺めることはできますよ＾＾ということでしたので、さっそく私も小窓から中を見てみるものの、やはり・・舞台のあなたは遠い存在なのでした(笑)。

そこへ、角材を肩寝た集落の方らしき男性三人が鳥居をくぐり突然登場。時間迫っていたので、もう仕方なく駅に戻ろうかと思っていた私でしたが、一か八かで弥勒堂の仏像を拝見することはできますかと尋ねてみると、意図も簡単に社務所から鍵を持ってきていただくと、弥勒堂の扉は私を中へ誘い入れてくださった。

光が差し込むその目の前には弥勒菩薩様がすくっと佇んで見降ろしています。その左隅っこに、道詮律師の坐像が静かに安置されていました。約60ｃｍの木造造りで払子を持つ姿です。法隆寺の夢殿にある等身大の塑像を昭和初期に模刻されたそうです。

　　

その集落の男性とお話をさせていただくと、はるばる福井から来たという私に何処からと尋ねるものですから、分かりやすいように武生からだと答えておいたところ、武生なら駅前に知り合いが居て知っているとの事、菊人形の話もでてきた時には、もう喉からOSKの話をどんなに持ちかけようかと思ってもみたのですが、話が長くなっては電車の時間に遅れてしまうとヤキモキ＾＾；；；　やむなく話はやめて写真だけ撮らせていただくことにした。ほどなくして弥勒堂の外に目をやれば、いつ来たとも知れぬおば様方の散策グループの姿にビックリ。凄い＠＠； 扉が開いたとたん、この群衆！（この弥勒菩薩像が放つ威力なんだろうか・・？）

感心してる場合でない。もう時間がギリギリに迫っていた。御礼を述べ神社を後にしてからは、汗だくでどんなに走って駅に向かったか知れない。日頃の運動不足がたたり駅にたどり着く頃には髪を振り乱してハアハアゼイゼイ～、もうみっともないったらありゃしない(汗)。大丈夫だ、一本遅れても間に間に合う＾＾確認済み(笑)。　生駒駅で乗り換えの際に、ホームの階段で鳩の羽を拾う。ちょーど赤い羽根のような大きさである。これはきっと、嬉しい出来事の予告だとノートにそっと忍ばせる＾＾。それから、次々と幸せが舞い込んできたのでした。

さあ＾＾春のおどりの千秋楽は明日なのですが、私にとっては本日が千秋楽＾＾でした。道詮さんがみせてくださった奇跡は松竹座の中に幸せの波紋となって広がっていった。

桜花さん、奇跡ってそんなに度々起こってしまってもいいものなのでしょうか＾＾；；； (笑)。