「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

帰ってきた加藤大輔

2005年02月13日 | オリックス・バファローズ
オリ仰木監督、加藤には“カミナリ”(大阪日刊スポーツ)
記事の中身そのものより、加藤がこの時期に投げていることに驚いた。
昨年は最後の最後に1試合投げただけの、故障上がりの投手である。

03年、石毛監督解任後もチームは低迷を続けていた。
たびたび20失点を記録する投壊ぶりはちょっと想像を越えたもので、二軍からも成績を問わずに投手を抜擢したが、二軍でも通用していない投手が一軍で結果なんぞ出すわけがない。
「もう二軍にも投手がいないんだ」と、レオン監督もお手上げ状態だった。
試合展開に関わらず、毎試合のように本柳、小倉、加藤がリリーフで登場していて、あからさまに駒が不足していた。

ある日東京ドームで対日本ハム戦を観た時、やはり先発投手が持ちこたえられず、なし崩しで投入されるリリーフ投手の中に彼の名前があった。
「やれやれ、加藤もお疲れさんだな」と思いながら、投球練習をする姿を見ていると何やらおかしい。
ボールの大半がワンバウンドなのである。
それでもプレイがかかると何とかボールは捕手まで届くようになったのだが、130キロ前半の中途半端なボールばかりで、どれがストレートなのか得意な(はずの)ナックルなのか判別もできない。
結果彼は得点を奪われつつも、何とか最後の打者をピッチャーゴロに打ち取った。
ただ、その一塁への送球がまたワンバウンドになっていたから、加藤が普通の状態でないことは素人にも察しがついた。
しばらくして、彼は一軍から姿を消した。

この早い時期から、いかに温暖な宮古島の地とはいえ、紅白戦で登板している。
仰木監督にカミナリを落とされたらしいが、それも実戦で投げられる体があってこそ。
ひとまず復活への第一段階はクリアしているようだ。

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2 コメント

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復活? (ごぼう)
2005-02-21 16:59:16
03年中頃の「投げる人間が他にいない」状態は本当に酷かったですねぇ・・・。今思えば、既に異常なチーム状態でしたね。

加藤投手、MVPの牛もゲットして復活をアピールできたようで、なによりです。
ホント (ほいこーろー)
2005-02-27 22:41:07
あの頃は死ぬほどひどいチーム状態でしたからねぇ…

20失点した後、TBSのニュース23で、「オリックスがプロ野球界を壊している」とか言われてしまっていたし。

その後、違う意味で秩序を破壊してしまいましたが…