何遠亭

未だ之を思わざるなり、
夫れ何の遠きことか之有らん
          孔子の論語より

長州・大江戸スタンプラリー&幕末維新祭り

2009年10月26日 01時50分07秒 | 世に棲む日々
毎年、吉田松陰さんの命日(10月27日)の時期に行われている
長州・大江戸スタンプラリーと幕末維新祭りに行って来ました。

山口県主催のスタンプラリーがいつから行われているか解りませんが、私は2回目。
今年は吉田松陰さん殉節150年という事もあり、
「幕末の青年 吉田松陰ゆかりの地を訪ねて」というテーマ。
おいでませ山口館をスタートして、
 十思公園・小塚原回向院・日比谷公園・靖国神社・泉岳寺のうち3箇所のスタンプをゲットして、
松陰神社に15時迄に到着すれば景品が頂けるというもの。

十思公園と回向院に行ったのは、10年以上も前の事。
まだ松陰さんの歳を追い越していなかった頃・・・。
記憶では公園はもっと広い印象だったし、回向院はもっと寂しい感じだったなと思い出したら、ちょっとウルッとした。
日比谷公園は野音位しか行った事がなく・・・長州上屋敷跡だとは知らなくて。
(幕末好きとかいってる割には知らない事、忘れてる事多過ぎ・・・)
靖国神社は、毎年武道館に来る度時間があれば寄りますが、
いつも益次郎さんの頭に鳩がとまってるのが面白くて・・・(といいながら、益次郎さんも大好きなんです。)
今回スタンプラリーシートを提示すると、遊就館の特別展示が無料との事で行きました。
戦争で無くなった若者達の遺品や、彼らを見送った品々。
手紙等を読んでいると、泣きそうになる・・・というか涙をこらえるのが大変。
明日死ぬのが解っていながら、しっかりした文字で、家族の健康を祈る言葉を綴っている。
本当に戦争で多くの貴重な命を失ったんだと感じます。
遊就館には以前武道館公演の前に来て、途中で時間が無くなってしまった事もあり、時間を掛けてきちんと観たい所です。
結局、泉岳寺は時間が無くてパス。
松陰さんが赤穂浪士に思いを馳せて、一句詠んだという事で、一度はこちらも行かなくては・・・。

松陰神社と商店街はお祭りで大賑わい。
ラリーの景品を頂き、アンケートを渡したらくじが引けて、
”UBE DOG ロボくん”というプラモを頂きました。
宇部興産の素材で出来ているキャラらしいのですが・・・創れるの?動くの? 
消えモノ系だったらよかったなぁ。
幕末維新祭りは18回目だそうで、東京に来る前から(10年以上前)度々来てます。
神社内の松下村塾の前でのお芝居も恒例で、多分松陰さん役もずっと同じ人。
一坂太郎さんの講演もほぼ恒例のよう。(東行記念館が無くなったそうで・・・残念)
テーマは「松陰も読んだイソップ物語」でしたが、テーマ以外の話の方が盛り上がったかも。
松陰さんはなかなか映画やドラマの主役になり難い・・・人間は魅力的だが、人生の後半は殆ど授業してるか、
投獄されてるかだから、それを大河ではねぇ・・・みたいな。
でも、「男はつらいよ」の寅さんは(推測だけれど)松陰さんがモデルではないかと。
名前が寅次郎だし(これは私も思ってた)、共通点も多い。(沢山旅をしてるとか、おっちょこちょいだとか・・・)
隣のタコ社長の本名が、桂梅太郎(桂:小五郎、梅太郎:兄)ってのは紛れもないだろうと。
時間や寒さを忘れる興味深い、面白いお話でした。

松陰神社には、以前東京に来る度に寄っては、松陰さんのお墓に話し掛けてました。
不思議な事に、心が休まるんです。「そうかそうか」って聞いてくれそうで。
旅のお守りも、年一回は必ず買い換えてた。
東京に来てからの方が、いつでも行けるからと行ってない。
行っても報告出来る話が無い・・・。


また静かな時にお邪魔して、色んな話をさせて下さい。

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