出版社イースト・プレスさんの「まんがで読破」シリーズ。
これは、長文、難解な古典小説を読みやすく漫画化し、500円程度の安価な価格設定で人気を博しているヒット・シリーズで、私も何冊か読ませていただいた。
そんな中の一つ、
が、売れ行き好調で、今、海外メディアなども注目しているという。
注目されている背景には、
・本書の著者がナチスドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーであること。
・そして、ドイツでは今なお本著作の出版が禁止されていること。
・さらに、内容がネオ・ナチの思想を助長するのではないかといった懸念が世間にあること。
などの事情がある。
これに対し出版社側は、
「有名な本だが、読んだ人は少ない。どんな思想があれほどの悲劇を生んだのか、『悪魔』で片付けられるヒトラーの人間の部分を知る材料になると思った」
と企画の理由を話している。
(asahi.com 2009年9月6日7時30分 「売れる「わが闘争」漫画版 苦言も「歴史資料」の声も」より)
以上のように、賛否両論、議論を巻き起こしている本書だが、個人的には、多面的な視点で物事を考えていけるようになるには、様々な立場の人の思考・感情について検証していく機会があっても良いと私は思っている。今回の場合、それがヒトラーであったに過ぎない。
今後もイースト・プレスさんには、このように世に一石を投じる作品を企画していって欲しいと考えている。
これは、長文、難解な古典小説を読みやすく漫画化し、500円程度の安価な価格設定で人気を博しているヒット・シリーズで、私も何冊か読ませていただいた。
そんな中の一つ、
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が、売れ行き好調で、今、海外メディアなども注目しているという。
注目されている背景には、
・本書の著者がナチスドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーであること。
・そして、ドイツでは今なお本著作の出版が禁止されていること。
・さらに、内容がネオ・ナチの思想を助長するのではないかといった懸念が世間にあること。
などの事情がある。
これに対し出版社側は、
「有名な本だが、読んだ人は少ない。どんな思想があれほどの悲劇を生んだのか、『悪魔』で片付けられるヒトラーの人間の部分を知る材料になると思った」
と企画の理由を話している。
(asahi.com 2009年9月6日7時30分 「売れる「わが闘争」漫画版 苦言も「歴史資料」の声も」より)
以上のように、賛否両論、議論を巻き起こしている本書だが、個人的には、多面的な視点で物事を考えていけるようになるには、様々な立場の人の思考・感情について検証していく機会があっても良いと私は思っている。今回の場合、それがヒトラーであったに過ぎない。
今後もイースト・プレスさんには、このように世に一石を投じる作品を企画していって欲しいと考えている。
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