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後藤田正晴元官房長官の「五戒」

2011-05-25 13:58:25 | ビジネス・コラム
以前読んだ本に、自由民主党の故・後藤田正晴氏が部下に示した心得というのが載っていたのでここにご紹介する。内容は、佐々淳行氏の著書から一部引用。

昭和61年(1986年)7月1日、内閣強化のために内閣に五室(内政・外政・安保・情報調査・広報)が設置され、佐々淳行氏は、5人の“総理大臣特別補佐官”の1人、内閣安全保障室長に任命された。
そのとき、当時の内閣官房長官・後藤田正晴氏が、彼ら5人に訓示したというのが以下の「五戒」である。

後藤田正晴元官房長官の「五戒」

 1.省益を忘れ、国益を想え
 2.嫌な事実、悪い報告をせよ
 3.勇気を以って意見具申せよ
 4.自分の仕事に非ずというなかれ、自分の仕事であるといって争え
 5.決定が下ったら従い、命令は直ちに実行せよ

来週からはじまる『次世代リーダー養成施策』では、この後藤田正晴の「五戒」は、是非彼らリーダー候補者にお伝えたいと思っている。いや、現在彼らの上長である人たちにも併せてお聞かせしたいと思っている。

5つとも示唆に富む心得であるが、私はとくに今の若いリーダー候補者には、

「4.自分の仕事に非ずというなかれ、自分の仕事であるといって争え」

の心意気を持ってほしいと願うばかりだ。
組織が大きくなりすぎると、“遠慮の塊”“自ら壁をつくる”“無関心”...。こんな人たちが増えてくる。でも、こういう人たちがリーダーになると、組織にも人にも何も良いことはない。
自分の範疇を超えた、より上位の仕事を自分から買って出る。これは俺の仕事だ!と言える。そんな心意気を持った人こそ、管理職、経営者になっていく。そんな組織であって欲しいと思う。

(参考)
平時の指揮官有事の指揮官―あなたは部下に見られている (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


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