ちーむひじかた<管理人の小部屋>

ちーむひじかたのMIFが徒然にぼやくのだ。

統一球

2010-08-24 12:28:53 | プロ野球とか
NPBは、いままで各球団で契約していた使用球(2010年現在ミズノ、ゼット、アシックス、久保田運動具店の4社)が来季からミズノ社製の12球団統一球(2年契約)となり、その詳細が発表されました。
現在使用されているミズノ社製の球よりも反発係数の低い素材(メジャー使用球の反発係数に近い素材)を使用しているとのことで、144km/hの直球を打ち出し角度27°、126km/hのバットスピードで打ち返した際の飛距離が109.4mとなり、従来球よりも約1m飛距離が抑えられている…とのこと。
今シーズンは特に打高投低でホームラン数も打率も打者優位でセリーグじゃオールスター前に30HR越えの選手がいたし、打率3割越えの選手も現時点(8月22日終了時点)で12人と非常に多い。
過去にもボールが原因と考えられる打者優位なシーズンがあり、2000年代になってもミズノ=飛ぶボール=ラビットボールと言われて、2004年には中日が本拠地ナゴドで対戦相手によって飛ぶミズノ製と飛ばないサンアップ社製ボールを使い分けたりしていた。
この年、中日は落合監督就任1年目で「勝つためならルールに違反しない範囲でなんでもやる姿勢」を貫いて、公言通り優勝してしまったため、「相手によって使用球を替えるのは卑怯」と非難を受けたりもしたが、公表してないだけで、この年は阪神がゼット・久保田・那須の3社を、ヤクルトがゼット・松勘の2社を、ロッテがミズノ・アシックスの2社を使い分けていたわけで、中日だけが責めを受けるいわれはないんだけどなぁと。
自チームの攻撃時はミズノで相手チーム攻撃時にはサンアップ…と使い分けてたのなら問題だけどな。
使用球を準備するのは主催球団なんだけど、当然その試合に使われる球のメーカーはどちらか1社で2社の製品を混在できないし審判のチェック受けて日付刻印されるし、試合が始まってしまえばボールの管理は審判の仕事なので意図的に入れ替えるのは審判買収しない限り不可能だし。
3社使い分けてどの試合でドコの製品が使われてるか一切分からない阪神よりも、読売戦は空中戦得意で不利になっちまうから自本拠地ではそういう展開にさせないために飛ばないボール使いまっせと公言してる中日のほうが堂々としてたと思うけどなぁ。
さて、統一球のハナシに戻すと、ボールの反発が抑えられるということは、影響受けるのはなにもホームランだけにとどまらないわけですよ。
当然打球が遅くなるわけですから内外野を抜けていかずに野手が追いつくようになりヒット数も減るでしょうし。
乱打戦はたまにあるから面白いのであって、ランナーでたら毎回点が入る試合が異常なんだよ。
本来の投手中心の守りの野球のなかでどうやって1点をもぎ取りに行くのかにこそ戦略の妙があると思うのですわ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿