羊の歌

見たこと。聞いたこと。考えたこと。
感じたこと。・・・思いのままの手記

横綱・白鵬、63連勝でストップ

2010年11月16日 16時56分36秒 | スポーツ

 横綱・白鵬の連勝記録が63でストップした。かつての名横綱・双葉山の69連勝には及ばなかった。まさかと思っていた2日目での負けである。気負い過ぎていたのか、強いプレッシャーに負けてしまったのか、大金星を挙げた紀勢の里との相撲は、普段の横綱らしからぬ、まったく精彩のないものであった。白鵬のような、まさに非の打ちどころのない完璧そのものの横綱でも、あの様な負け方をするのかと思えるものだった。勝った紀勢の里は、休むことなく攻めに攻めまくった。終わった後の支度部屋でも、紀勢の里は「攻め続けていたことが勝因だったと述解している。」一方負けた横綱は、「どこかに隙があった」と言っていたが、その「隙」は自らが知ることのできないところにあったのだと思う。

 とにあれ、双葉山の連勝記録69連勝は、破ることができなかった。「双葉山の前に双葉山なし、双葉山の後に双葉山なし」といわれる、不滅の横綱・双葉山の記録は、後に受け継げられることになった。白鵬はまだまだ若い。昨日の負けを糧に再び連勝記録に挑戦してくれるものと思う。今は、1年6場所で1場所は15日である。70連勝するには、5場所、つまり1年はかからない計算になる。双葉山の時代は、1年に2場所しかなかったそうだ。どちらが記録を作りやすいか、場所数が多ければ作りやすいようにも思う。しかし、また一方では、体調の管理も休んではいられないことも考えれば、場所数が多い方が大変であるような気もする。いずれにしても、白鵬には、再び大記録に挑戦して欲しいと思う。現在の角界には、外国人力士がたくさんいて、白鵬もモンゴル出身だ。私の偽りない気持からすれば、日本人力士にかつての大記録を破って欲しいとは思う。しかし、それが外国人力士であってもかまわない。「記録は破るためにあり、破られるためにある」その時々の条件は、どんなスポーツにおいても同じことだ。記録は“相対的”なものではあるが、やっぱり「記録は記録」だ。とはいっても、少なからぬ期待をしていただけに、残念ではある。

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