塾講師の〝王様の耳はロバの耳″

塾の先生が感じる「ぶっちゃけこうでしょ!!」を徒然なるまま書いていきます。

完璧な解答をつくろうとする意識

2017-06-10 13:38:44 | 日記
私は単元ごとの確認テストを満点になるまで何度も繰り返させます。

当然、こんなことを繰り返していると、あともう少しで満点合格まだった生徒の中には、
「もうわかってるから、もう良いやん。」と言ってくる子もいます。

でも私は絶対妥協しません。

そういう生徒が言うことは、解らなくもないのですが、私がこんなことするのには『知識の定着・理解』もそうなのだが、理由は他にもあります。

むしろそっちの方が大事だと考えています。


それは、『完璧な解答をつくろうとする意識』の育成です。



成績の良い子たちは、多かれ少なかれ満点を目指してきます。でもなかなか満点は難しい。

満点目指したって、満点はなかなか取れないのに、80点目指しても80点取れるわけがないと思っています。

80点を目指す子たちのは裏を返せば「20点は落としても仕方がない。」という考えを持っています。ここが危険なのです。



「間違えても良い」を計画的にできて、20点でとどめられるのならいいですが、そんなふうにうまくいきません。

しかも「間違えてもいい」という意識は、勉強の精度を落とします。



成績を上げたいなら、今の現状はさておき満点を目指すべきだと思います。そして、そのために自身の考えられる限り、完璧な解答をつくるための努力をすべきだと思います。




でも本当に難しいのは・・・・・

『完璧な解答をつくる』という意識に頭の中をシフトさせることかもしれませんね