科学者のモチベーションの源とは・・・
ほぼ日刊イトイ新聞ー主婦と科学より
この「科学者はモテるために研究?」というのは、ロンドン大学・経済政治学院の
Satoshi Kanazawa氏による研究結果です。
Kanazawa, S. Why productivity fades with age: the crime-genius connection.
Journal of Research in Personality 37, 257-272 (2003).
ピエール・キュリー(キュリー夫人のダンナさん)や、アインシュタインら
有名な280人の科学者を対象にして、「彼らが優れた論文を提出したのは
何歳のころ?」ということを調べました。
その結果の概要は次の通り。
・男性研究者の生産性は30歳でピークをむかえる
・これは犯罪者の傾向と似ている
・独身の科学者は結婚した科学者よりも
ピークとなる時期が遅い
‥‥というわけで、犯罪者が金庫破りをするのも
科学者が論文を発表するのも目的は同じ!
「女性の目を惹きつけるため」だというのです。
んなことあるかいっ!!
と、えー、あまりにもユニークな結果ですので、これを読んでいる皆さまも
にわかには納得しがたいものが、あるかと思います。
というわけで、もう少し詳しく、探ってみることにしましょう~。
上の研究では
「アインシュタインら有名な280人の科学者」を、対象にしたとありますが
おそらく、ノーベル賞受賞者が、その受賞のきっかけとなった研究が
含まれているに違いありません。
そのデータがうまい具合に「平成13年版 科学技術白書」に掲載されています。
ずばり「ノーベル賞受賞者の業績を上げた年齢の分布」です。
上でご紹介した研究によると、「ピークは30代」となっていましたが
これは30代後半に、集中していますね~。ふむふむ。
その業績を上げたあと、かなり時間を経てから、受賞されることも多いので
「意外と若い」と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
例えば、この表の中には入っていませんが、(1981年~2000年の受賞者が
対象なので)以前のレポートで紹介した超・機械と相性が悪いことで
有名な大天才パウリは、25歳の時の成果に対して、受賞されています。
すごい話なのだ! 研究員Aの25歳なんて‥‥って、そもそも比べる方が
間違っていますが。
そしてトリビアをひとつ。
最年少の受賞者はローレンス・ブラッグです。
なんと「受賞時」で25歳!
しかも、パパと一緒に親子受賞なのだ~。
そもそも、上記の「ノーベル賞受賞者の業績を上げた年齢の分布」
を出した科学技術白書の趣旨は、「だから、若手にこそ潤沢な研究費を!」
というもの。
まさかこんな「科学者とモテ」なんてテーマに流用されるとは、予想だに
しなかったでしょう。
ごめんなさいね。ほほほほほ。
モテ=創造的能力、かも。
そしてその能力のピークの年齢は?
一方で、科学者たちの「主観」による、こんな統計もあります。
研究成果に関してではありませんが、それに関連が深そうな「創造的能力」
について、科学者本人たちにアンケートをとった、結果があります。
文部科学省 科学技術政策研究所の調査研究になります。
創造的能力の限界があるとしたら、そのピークはいつ頃?という質問に対して
「40歳くらい」と答えたひとの割合が、一番多かったみたいです。ふむふむ。
研究の生産性にしろ、創造的能力にしろ30~40歳あたりという答えに落ち着く
のは、どうしてでしょうか?
やはり「モテ」と関わりが?
最初に紹介したKanazawa氏の研究や、この科学者たちにインタビューした
結果でも指摘されていますが、おそらく
「教授などの管理職になると『前線』を離れる」
ってことが、一番の原因じゃないかなー、と思います。
モテとの関係は‥‥うーん、どうなんだろう?
独身の方がピークが遅い、というのも「モテる必要がなくなった」というよりは
結婚したことで、何日も研究室で寝泊まりする‥‥なんていう研究だけに
没頭する生活が、できなくなるからかもしれません。
というわけで、モテと研究業績の関係、
その科学者にとって「代表作」とも言える業績を残すのは、若い時期である
パターンが多いかもしれません。
でも、これが「女性の目を惹きつけるため」かどうかは‥‥??
●1対1の専任スタッフがお相手選びからお見合いまで担当●首都圏
![結婚情報](http://www.affiliate-b.com/upload_image/875-1234946347-3.gif)
![](http://track.affiliate-b.com/imp/y875Z/t72264m/u34806g)
サービス・料金プラン!すべてが常識破りの「結婚情報サービス」です♪![](http://track.affiliate-b.com/imp/y875Z/t72264m/621172h)
科学者はモテるために研究する!
ほぼ日刊イトイ新聞ー主婦と科学より
この「科学者はモテるために研究?」というのは、ロンドン大学・経済政治学院の
Satoshi Kanazawa氏による研究結果です。
Kanazawa, S. Why productivity fades with age: the crime-genius connection.
Journal of Research in Personality 37, 257-272 (2003).
ピエール・キュリー(キュリー夫人のダンナさん)や、アインシュタインら
有名な280人の科学者を対象にして、「彼らが優れた論文を提出したのは
何歳のころ?」ということを調べました。
その結果の概要は次の通り。
・男性研究者の生産性は30歳でピークをむかえる
・これは犯罪者の傾向と似ている
・独身の科学者は結婚した科学者よりも
ピークとなる時期が遅い
‥‥というわけで、犯罪者が金庫破りをするのも
科学者が論文を発表するのも目的は同じ!
「女性の目を惹きつけるため」だというのです。
んなことあるかいっ!!
と、えー、あまりにもユニークな結果ですので、これを読んでいる皆さまも
にわかには納得しがたいものが、あるかと思います。
というわけで、もう少し詳しく、探ってみることにしましょう~。
上の研究では
「アインシュタインら有名な280人の科学者」を、対象にしたとありますが
おそらく、ノーベル賞受賞者が、その受賞のきっかけとなった研究が
含まれているに違いありません。
そのデータがうまい具合に「平成13年版 科学技術白書」に掲載されています。
ずばり「ノーベル賞受賞者の業績を上げた年齢の分布」です。
上でご紹介した研究によると、「ピークは30代」となっていましたが
これは30代後半に、集中していますね~。ふむふむ。
その業績を上げたあと、かなり時間を経てから、受賞されることも多いので
「意外と若い」と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
例えば、この表の中には入っていませんが、(1981年~2000年の受賞者が
対象なので)以前のレポートで紹介した超・機械と相性が悪いことで
有名な大天才パウリは、25歳の時の成果に対して、受賞されています。
すごい話なのだ! 研究員Aの25歳なんて‥‥って、そもそも比べる方が
間違っていますが。
そしてトリビアをひとつ。
最年少の受賞者はローレンス・ブラッグです。
なんと「受賞時」で25歳!
しかも、パパと一緒に親子受賞なのだ~。
そもそも、上記の「ノーベル賞受賞者の業績を上げた年齢の分布」
を出した科学技術白書の趣旨は、「だから、若手にこそ潤沢な研究費を!」
というもの。
まさかこんな「科学者とモテ」なんてテーマに流用されるとは、予想だに
しなかったでしょう。
ごめんなさいね。ほほほほほ。
モテ=創造的能力、かも。
そしてその能力のピークの年齢は?
一方で、科学者たちの「主観」による、こんな統計もあります。
研究成果に関してではありませんが、それに関連が深そうな「創造的能力」
について、科学者本人たちにアンケートをとった、結果があります。
文部科学省 科学技術政策研究所の調査研究になります。
創造的能力の限界があるとしたら、そのピークはいつ頃?という質問に対して
「40歳くらい」と答えたひとの割合が、一番多かったみたいです。ふむふむ。
研究の生産性にしろ、創造的能力にしろ30~40歳あたりという答えに落ち着く
のは、どうしてでしょうか?
やはり「モテ」と関わりが?
最初に紹介したKanazawa氏の研究や、この科学者たちにインタビューした
結果でも指摘されていますが、おそらく
「教授などの管理職になると『前線』を離れる」
ってことが、一番の原因じゃないかなー、と思います。
モテとの関係は‥‥うーん、どうなんだろう?
独身の方がピークが遅い、というのも「モテる必要がなくなった」というよりは
結婚したことで、何日も研究室で寝泊まりする‥‥なんていう研究だけに
没頭する生活が、できなくなるからかもしれません。
というわけで、モテと研究業績の関係、
その科学者にとって「代表作」とも言える業績を残すのは、若い時期である
パターンが多いかもしれません。
でも、これが「女性の目を惹きつけるため」かどうかは‥‥??
●1対1の専任スタッフがお相手選びからお見合いまで担当●首都圏
![結婚情報](http://www.affiliate-b.com/upload_image/875-1234946347-3.gif)
サービス・料金プラン!すべてが常識破りの「結婚情報サービス」です♪