山田裕之 Official Weblog

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Panaracer耐貫通パンクタイヤ

2008-05-31 14:41:27 | Weblog
天下のPanaracerさんから、耐貫通パンクタイヤのアドバイスを頂きました。


メーカーや販売店によって、いろんなカテゴリの分け方がありますが、
次の4つを代表的なもととして、分けるのが分かりやすいと思います。

1.ロード
レース・競技・トレーニング。軽さと走行性能重視。
700kPa~と高圧で使用されることが多い。
弊社製品では、「DURO」、「VALIANT EVO3」、「EXTREME EVO3」など。

2.MTB
マウンテンバイク用。オフロード走行を想定。

3.アーバン
通勤・通学・日常使用。走行性能と耐久性のトータルバランス。
450~700kPa程度での使用が多い。
「RiBMo」、「Tserv」、「ツーキニスト」、「パセラ」等が該当。

4.実用車
アーバン同様に日常使用。耐久性重視。
タイヤサイドまで厚いゴムで覆われているので、
サイドカットに比較的強い。
「スーパーハード」、「カスタム」、「スタンダード」等。

ガラスや鋭利な者を踏まれた時にパンクをしてしまうことに
対して、構造の点から次の2つの予防策が考えられます。

①貫通を防ぐために、トレッドをより厚くすること
②耐貫通パンクブレーカーを採用すること

いずれも効果はございますが、
①を重視しますと、タイヤ全体の重量が大きくなってしまうことから、
最近では②を重視したタイヤも多く販売されております。
当社で申し上げますと、「耐パンクアラミド繊維ベルト」を使用
しました『Tserv』や『パセラツアーガード』が、これに該当します。
耐貫通パンクという点では、この2品種をご案内してまいりました。

現在、耐貫通パンク性能をさらに強化した「Protex構造」を
採用しました新製品を、続々と発売中、発売予定でございます。
ロードカテゴリーでは、
 DURO Protex
 VALIANT EVO3 Protex
 EXTREME EVO3 Protex
アーバンカテゴリーでは、
 RiBMo Protex
 Tserv Protex
となります。
当社としましては、このProtex構造を採用した品種を
最もお勧めします。

ただ、パンクと申しましても、この貫通パンク以外に
 サイドカットによるパンク
 リム打ちパンク、
 チューブとの摩擦によるパンク
など、さまざまなものがございます。

アーバンカテゴリーで申しますと、
軽い走行を実現しながらも、耐貫通パンクを最も重視したもの
 ⇒『Tserv Protex』
耐貫通パンクとともに、総合的な耐パンク性で優位のもの
 ⇒『RiBMo Protex』
耐貫通パンク性能はわずかに劣るが、軽い走行性で
総合的なパンクに対応しているもの
 ⇒『ツーキニスト』
となります。

今回、お問い合わせの耐貫通パンク性能でございますが、
Protex仕様タイヤ>従来のTserv>ツーキニスト
となります。
ツーキニストには、耐貫通パンク用ブレーカーは採用しておりませんが、
ハイパーテックスケーシング機構採用により、
パセラや実用車用タイヤに比較しますと、耐貫通パンク性能に
優れているといえます。

『Tserv Protex』に関しましては、サイズとカラーによりまして、
現在発売中のものと発売予定のものがございます。
現在のところ、来月(6月)中旬にはすべてが出揃う見込みでございます。

耐貫通パンク性能につきまして、
お断りしなければならないことがございます。
「細かいガラスや鉄くずを踏んでパンク」とのことですが、
弊社耐貫通パンクをうたっておりますタイヤでも、
やはり万能ではございませんので、破片の大きさや形状によりましては
パンクの可能性はございます。また、耐パンク製品と申しましすのは、
基本的に貫通パンクに強いという意味で、「パンクしないこと」を
保証しているわけではございません。「強さ」=「パンク頻度の低下」であり、
1回目の走行でパンクする可能性もございます。
くどくなりまして申し訳ございませんが、この点ご承知おき下さいますと
ありがたく存じます。



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