2019年7/30の毎日新聞夕刊記事。
見出しは「小惑星 地球とニアミス 直前130m前日まで気づかず」。
『終末のフール』 伊坂幸太郎 集英社文庫
8年後に小惑星が地球に衝突し、地球が壊滅するとわかってから5年が経った頃。
同じテーマで登場人物が替る短編集。
「鋼鉄のウール」は16歳の練習生から見たキックボクシングチャンピオンの話。
彼は愚直にルーティンワークに励む。
衝突騒ぎの前にある雑誌で、「明日死ぬって言われたらどうする?」と対談相手に訊かれたチャンピオンは「できることをやるしかないですから、変わりませんよ」と答える。
他短編の『太陽のシール』はひねりが利いてるし、『篭城のビール』は見事な一幕物。
8編とも粒揃いでいい。
見出しは「小惑星 地球とニアミス 直前130m前日まで気づかず」。
『終末のフール』 伊坂幸太郎 集英社文庫
8年後に小惑星が地球に衝突し、地球が壊滅するとわかってから5年が経った頃。
同じテーマで登場人物が替る短編集。
「鋼鉄のウール」は16歳の練習生から見たキックボクシングチャンピオンの話。
彼は愚直にルーティンワークに励む。
衝突騒ぎの前にある雑誌で、「明日死ぬって言われたらどうする?」と対談相手に訊かれたチャンピオンは「できることをやるしかないですから、変わりませんよ」と答える。
他短編の『太陽のシール』はひねりが利いてるし、『篭城のビール』は見事な一幕物。
8編とも粒揃いでいい。