あえて出版社名は出しませんが、誤植だらけの本に遭遇しました。 こんなひどい本にお目にかかるのは、初めてです。 そういう意味で、これは貴重な本です(?)。
図書館から借りた「ケネディ暗殺ーーアメリカに殺されたJFK」です。 別に、あら探しをしているわけではありません。 校正・校閲という仕事が、いかに大切かを知っていただきたいのです。 この著名な出版社には、校正部がないのでしょうか? ちょっと、ひどすぎます。 主なものを列挙します。
○ 「アメリカ人が目に従っていたような行動」。 従はひらがなでしょう。
○ 「エフェメラ」は、辞書に載っていません。 エフェメラル(ephemeral)なら辞書に載っています。
○ 出来事とをつぶさに見てきた(「と」は不要)。
○ 「ベットレイアル」(裏切り)の小さな「ッ」は不要。 正しい英語の発音を聞いてみて下さい。
○ 旅団についていたルビ「ヅリゲート」のヅはブ。
出版業界では、「校正(後世)恐るべし」という言葉があるそうです。 なお、出版社に入社を希望される方には、この本を読まれることをお勧めします。 校正のいい教材になりますよ。 反面教師として、ですが。
昔、仕事の一部として、校正もやっていたのでついつい・・・。 本の内容は、面白く読ませていだきました。 それだけに、残念です。
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