奇跡への絆

図師ひろき

飲みにケーションよりもいかだ下り

2015年03月13日 22時03分32秒 | Weblog

 今日のブログは以前にも紹介した内容かもしれませんが、お付き合いください。

 今から20年くらい前に、いかだに乗って冒険をしたことがあります。 

 今はもうなくなってしまったようですが、『大淀川いかだ下り大会』に職場の仲間と参加したのです。

 当時、古賀総業病院に勤務していて、同僚の看護師、臨床検査技師、事務、そして営繕課の職員と力と知恵を合わせていかだを作りました。

 病院を代表して出場するということで、なにか特徴あるいかだを作ろうと、あれこれ考え、材料は医療廃棄物を再利用することにしました。

 私が人工透析の担当をしていたということもあり、治療の際に使用するキンダリー液が入っていたポリタンクを浮き輪代わりにして、それを1つ1つ繋ぎ合わせて5~6人は乗れるいかだを作りました。

 仕事が終わってから、病院の駐車場の片隅に材料と道具を持ち寄り、楽しく作業しました。

 営繕課の方を棟梁とあがめ、もっぱら私たちは日頃の仕事の愚痴をこぼしたり、優勝賞金をどう使うかなど他愛もない会話に花を咲かせていたような…

 そんな時間のおかげで、リフレッシュできたことは言うまでもなく、仕事仲間をしての絆も深めることができました。

 いよいよ、いかだ下り大会当日。

 悪乗りした私たちは、乗船するメンバーのうち男は女装を、女は男装をすることにしました。

 もちろん私も、乗船&女装をしましたが、めちゃくちゃな化粧と取ってつけた巻きスカート姿は、単なる仮装大会の様相でした(笑)

   

 いざ、出航!

 高岡から漕ぎだし、全長約10㎞のコースを下り、ゴールを目指しましたが、この日は驚くほど川は穏やかで、いかだは流れない、流れない…

   

 必然的に必死に漕がなければ進まず、スカートをまくりあげて、汗だくになりながら、化粧はぐちゃぐちゃお化けのようになりながら、そしてみんなで笑いながら、楽しい時間といかだは流れていきました。

 この大会は、スピードを競うのではなく、スタート前にチームごとに設定した目標タイムがあり、それに近い順に順位が決まるというものでした。

 腕が上がらなくなるほど疲れましたが、なんとかゴールで待つ仲間のもとに無事帰ってくることができました。

   

 正直、結果はどうでもよかったのですが、結果はなんと堂々の2位でした!

 打ち上げのビールが最高だったことは当然ですが、みんなその後の仕事が活き活きとできるようにもなったのでした。

 職場を円滑にするための“飲みにケーション”もいいのですが、アルコールがなくても楽しい時間を創ることで仕事の取り組み方も変わるもんですよね。

 皆さんの職場の雰囲気はいかがですか?