現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第54回:(フィクション)

2016-11-10 04:01:02 | 日記

「Nさん、クリントンが負けたよ」

「ほんとだね。詰めが甘かったね」

「貧乏な州が全部トランプを支持しているもんねえ」

「地方の白人の思いが出たね」

 Nとその仲間はトランプ氏の勝利のショックが尾を引いている。

「でもこれで小池百合子氏の存在が大きくなったよね」

 Nのこの言葉に、

「女性リーダーの素晴らしさを日本から発信してもらおう」

「そうだ、そうだ」

 仲間が相槌を打つ。

「ニューヨーク、ロンドン、パリ、との交流を図って欲しい」

 Nが力説する。

「そしてオーストラリア、カナダ、アメリカの西海岸の都市とも交流を」

 Nとその仲間の小池百合子東京都知事に対する期待は大きい。


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