現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第68回:(フィクション)

2016-11-28 04:37:03 | 日記

 Nの仲間のひとりが28日の朝、

「Nさん、五輪3会場はあす結論だね」

 こう言った。

「四者は自分のメンツにこだわらず、東京五輪の事を第一に考えてもらいたいよね」

 Nがみんなを見渡す。

そしてこうも言った。

「森委員長や丸川大臣は『東京五輪には世界の期待がある』この事を認識して欲しいな。その期待に応えるには『小池百合子東京都知事の力』これが必要不可欠なんだ」

 このNの言葉に、

「小池百合子都知事の未知数の力は魅力だよな」

「そうだ」

 みんなが相槌を打つ。

「小池百合子都知事は東京を世界のモデル都市にするだろう」

 Nはこう言って仲間を見渡した。


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