現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第87回

2017-01-06 02:11:37 | 日記

「Nさん、評論家の中には小池百合子都知事の事をあまり評価しない人がいるね、なぜ」

 Nの仲間がNに尋ねた。

「へ、へ、へ、へ。東京しか知らないからだ。小池都知事のアクションが地方の人々にどれだけ影響を与えているか分かっていない」

「確かに、日本の地方は東京に見習おうと動き始めている」

「ホントだよね。利権がらみの地方は良くならないと思い始めた」

 Nは仲間の言葉に嬉しそうにうなずく。

「まあ小池都知事の次に都知事になるお方は楽だよな。小池都知事が全部東京の膿を出してきれいにしてくれるんだから」

「ホントだよなあ。ところでNさん、あなたは小池百合子都知事の能力を昔から知っていたのか」

「もちろんだよ。テレビの世相講談で竹村健一氏の相手をしている時に『すごい能力を持っている人だ』こう思ったよ」

「へえ・・・」

 みんな大笑いをした。

「日本人の規格外の能力を持っている。できれば東京都政でなしに国政の場で発揮して欲しかった」

 このNの言葉に仲間が、

「最近は冷や飯街道だったからなあ」

 またみんな大笑いをした。


コメントを投稿