現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第84回:フィクション

2016-12-21 04:51:14 | 日記

「はやり石原慎太郎元知事に出てきて豊洲市場の一連の経緯を説明してもらわないと、東京都民いや日本国民は納得しないよ。石原慎太郎の責任は重たい」

 Nはこう呟いて仲間を見た。

「知らぬ存ぜぬでは通用しないよなあ」

「そうだ、最終的に石原慎太郎都知事の判がついてあるのだ。一連の経緯を知らないはずはない」

 みんなNに同調する。

「部下に任せっぱなしだったのかな」

「それだと大問題だ」

「移転したのはいいが、汚染が深刻な問題なったりしたら取り返しがつかなくなる」

 みんなため息を付いた。

「小池百合子都知事も大変だなあ」

「日本で一番大変な人かも」

「なんとか頑張って欲しい」

 Nとその仲間は小池都知事を心配している。


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