コレクション大魔王

命懸けで集めた
男どあほうコレクションを見てちょ。

部楽倶年少

2007-02-13 20:05:16 | Weblog
シャディが“一冊の百貨店”なら、
こちらは“一冊の軍国主義”。
昭和8年発行の「少年倶楽部」
(昭和50年復刻)です。
この年の日本は、中国軍と衝突を繰り返したり、
国際連盟を脱退したり、
戦争へとひた走っていた頃。
小学生ターゲットの雑誌なのに、
そんな時代をモロに反映しています。
なのにというか、小学生向けだからこそ、
かも知れません。
随所に戦いへの煽りがビシバシ!
「日本男子は強くあれ!」と、
各ペ-ジから総攻撃をかけてきます。
巻頭カラー特集は「世界の陸海軍」、
続いて靖國神社、皇居、軍艦旗…。
少年航空兵を募る“求人広告”も、
普通に載っています。
付録は「爆弾三勇士」の模型です。
子ども向けのギャグ漫画や読み物に、
そんなウォーな話題がさりげなく
混ざっているのがかえって衝撃です。
読んでるうちに、もう戦うっきゃない!
という気にもなってきます。

この4年後、日本は日中戦争を始め、
やがて太平洋戦争へと突入していきます。
読者の少年たちも、多く戦地へ
駆り出されたことでしょう。

当時の日本は、どんな空気の中
戦争に向って行ったのか?
ただ事実が並べられている教科書より、
リアルに伝えてくれるかもしれません。






4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦争を知ってる子供たち (キモタク)
2007-02-14 18:45:12
はじめまして!

なんか凄い時代ですね。
「のらくろ」もこの雑誌だったような気がしますが
載ってませんでしたか?
返信する
ノラ“くろ”ジョーンズ (デニ男)
2007-02-15 17:24:55
ようこそここへ♪キモタクさん。

載ってます載ってます!
この年から「伍長」に昇格したようです。
その後、島耕作のように出世を続け
最後は大尉までなるらしいです。
返信する
初代のらくろアニメ、声は大山のぶよ (NAMBAT)
2007-02-19 21:17:44
久しブリーデン、ボウクレア。
忙しくってアホなことも言ってられません。
ところでのらくろトリビア、(やや偽装)
大尉まで昇進したのらくんだが、その後闘いに疲れ
退役、そして満州に渡り事業を立上げるも失敗・・・
という続きがあるらしいぞ。
しかし軍国主義真っ只中、よくそんな漫画が描けたと
思うね、エライ!田河水泡先生。
田河水泡先生の作品が読めるのは少年倶楽部だけ!

ではではあさって池袋のアントニオ猪木酒場って
ところへ元テディメンバーと行きます!
また報告するわ
返信する
夫は砂川啓介(漢字てきとー) (デニ男)
2007-02-19 22:08:59
NAMBAT部長、ひさしブリ!(C組岩崎)
いそがしいのか。まあええこっちゃ。

テディ、解散してもまた集まるとは、
(しかもアントニオ猪木酒場)
仲よきことは美しき哉。
見習えよハウンドドッグ!
それとチェッカーズ!

そうかのらくろ、晩年は悲しいんや。
大山のぶよは犬も猫もOK!
ってことか。カツオもやってたらしいし。
返信する