今回のおすすめは
東野圭吾 「虚ろな十字架」 です。
主人公 中原正道は娘を殺害され、更に11年後に別れた元妻も殺害されてしまいます。
娘を殺害した犯人は逮捕され、後に裁判で死刑となります。
元妻を殺害した犯人も、すぐに逮捕されます。
しかし、警察は犯行状況・動機にいささかの疑問が残るものの、自首している為
積極的な捜査が出来ない状況です。
正道が元妻の葬式に出席したのをきっかけに、別れた後どのような生活を
送っていたか気になり、その足跡を追うことになります。
それにより事件の真相が徐々に明らかになっていきます。
この話の一連のテーマとして「死刑」があります。
被害者が求め、感じる「死刑」
加害者、またそれを弁護する人が感じ、考える「死刑」
「死刑」とは何か・・・・・・・
非常に重たいテーマでありますが、物語の流れでそれ程までに感じなくなります。
ですが読み終わった後、再び考えさせられます。
是非皆様も読んでみて下さい。