ひとり言

日々の出来事や趣味、自分の思いなどを書き込みします。

「灰色の北壁」を読んで

2005年04月05日 | 読書
あの「ホワイトアウト」から10年・・。
あの真保裕一の単行本が講談社から発売されている。
タイトルは「灰色の北壁」

中身は全3編からなり、「黒部の羆」「灰色の北壁」「雪の慰霊碑」が収められてる。

「黒部の羆」は富山県警山岳警備隊を辞めた男が主人公。その過去が現在と交錯する形で話は進む。やっぱり山関係の話は、ついつい没頭してしまう。

「灰色の北壁」はクライマーについての話。これもすっごくリアルで迫力がある。登攀を自分がしているように感じる。

「雪の慰霊碑」は結構、身近な題材かな。山をからめて男女の関係がいろいろ浮き彫りになるという感じ。

読み終えて、やっぱり山はいいよなーと思う。山に興味のない人でも、一度読んでみてください。きっと引き込まれると思いますよ。真保ワールドへ。彼の表現力はすごい!!


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1 コメント

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私も読みました! (てかり)
2005-05-03 23:32:48
真保ワールド読みました。

僕も山が好きな一人です!

特に「雪の慰霊碑」には心打たれました。

息子の死を思う親心、またその婚約者の心

とても感動する内容でした。

僕の大切な一冊になりました。

この本を紹介してくれて有難うございます。

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