ブログ引っ越しました。

2013-05-02 11:18:25 | 日記

今回、gooからアメーバーに引っ越しました。

タイトルを「ときどき、スケッチブックを持って」にしました。

現在ソウルに住んでいますが、全羅北道の全州やほかの韓国の地、日本、
ときどきベトナムやカンボジア(描きためたスケッチブックが行方不明です...)、
シンガポール、いつかまたヨーロッパ、と行くところを考えたら、from KOREAは合わな
い気がし、タイトルを変えることにしました。

スマホでも書いて送れるようになり、今までよりちょっとはまめにアップできると思い
ます。

アドレスはこちらです。

http://ameblo.jp/marikohi

よろしくお願いします。

4か月ぶりの慈満マウル その7

2013-04-19 09:36:51 | 日記
慈満マウルの坂道を歩いてマトリョーシカ、雪だるまと少年の絵などをながめていると、丸い看板が
目に入りました。
「갤러리 슈퍼 ギャラリースーパー」、店の引き戸が開いています。



チラッと見ると、「양념 순대 味付けスンデ 2500ウオン」のメニューが。12時過ぎて小腹がすいて
いたし、アジュマが忙しくなさそうだったので、入ることにしました。

メニューは上から「ちびっ子ホットドッグ」1000ウオン、「揚げぎょうざ」1000ウオン、「トッポギ
」2000ウオン、「ポップコーンチキン」1200ウオン、「味付けスンデ」2500ウオン、「ステイックコ
ーヒー」300ウオンです。 
一番高い「味付けスンデ」を頼みます。





アイスクリームケースの左上、「国民菓子」と言われるチョコパイは1個300ウオンです。
ミネラルウオーター(1000ウオン)がよく売れるそうです。マッコリも置いてあります。



ラーメンは地元の人たちが買いに来るそう。お年寄りが多く住む地区なので、買い物はマートよりも
南部市場を利用するそうです。



辛めのスンデをベランダからの眺めを楽しみながらいただきます。むきだしのトイレットぺーパーが
気取らない雰囲気。



アジュマに断って左のドアから外に出ます。写真を撮っているとハルモ二が出て来ました。
アジュマの実家のおかあさんだそうで、63年前にハルモ二が赤ちゃんのときこのマウルに来た当時家
は3軒しかなかったそうです。今住んでいる家もあとで建てたもので、ハルモ二の両親が働きに出る
ときは高台の家にあずけられ、幼心に寂しかったそうです。



韓国のほかの壁画マウルの大部分がそうであるように、ここもユギオ(韓国動乱)後1軒2軒と増え
たそうです。

30代に見えるアジュマは末っ子を実家でみてもらうために実家の近くに越して来たそうで、スーパー
を始めて3週目(4月5日時点)だそうです。
客も来ないので、壁画マウルについて普段気になっていたことをいろいろ聞いてみました。


Q:壁画マウルができて変わったことは。

A:住んでいるお年寄りは不便になったという声が多い。楽な服装ができない、家をのぞかれる。見物
客がうるさい、ごみ箱が設置されていないのでポィ捨てが多いなどなど。


Q:描かれた絵について。

A:住民たちは落ち着いた地味な絵を望んでいたが、色をたくさん使った若者向けの絵が多く、落ち着
かない。なぜかハートの絵が多いので、恋人たちのデートコースとして人気が出始めているそうだ。


Q:絵が描かれている家と描かれていない家があるが。

A:本来壁画マウルとして始まったものではなく、老朽化した家の外壁や塀をきれいにして快適な住環
境を作る「塀整備運動」なので、希望する家に限って描かれた。2012年11月に完成した。


Q:全州の魅力は。

A:情が多く、食べものがおいしい。他のところに行っても全州式の食堂を探す。
 心が落ち着く。安らぐ。

そのうち小さい男の子が慣れたようすで店に入って来ました。
韓屋マウルの唯一の小学校である中央小学校に通うアジュマの次男坊です。
おとなの会話の邪魔をせず、なによりもオンマに丁寧語を使っていて、びっくりしました。
店を出るとき、「안녕히 가십시요 さようなら」と手をおへそにあててお辞儀をしてくれました。

アジュマが言っていましたが、実家に来るたびに外部の人が行ったり来たりして、大声を出したり
(この話をしている間も若い男女のグループが大声を出して通り過ぎました)するので、正直迷惑
していたそうです。
でも、商売を始めてからは見に来てくれる人がいるから何かを買ってくれるので、うれしいとも言
っていました。













スンデがうまくできなくて申し訳ない、とミネラルウオーターをおまけしてくれました。
写真をお願いしたのですが、断られました。無断で撮られて困ったことがあるので、とすまなそう
でした。

慈満マウルはサンソンマウルや天使マウルに比べると規模が小さいのですが、いつもシャッターが
閉まっている「오복 수퍼 オボクスーパー」(最近再び営業を始めたようです)のほかに店があり
ません。こういう店はありがたいです。

今回アジュマやハルモ二にいろいろ話が聞けて、おもしろかったです。これからも住んでいる人た
ちに会って話が聞けたら壁画マウルについてもっと理解が深まるかな、と期待しています。



営業時間  10:00 - 18:00 無休 (個人経営なので若干変更がありえます)





韓屋マウルことしと去年の木蓮

2013-04-19 05:55:51 | 日記
銀杏路に面した韓定食の「월광 月光」の木蓮の木です。
空に向かって凜と咲いています。
去年4月12日に見たとき満開だったので、去年より1週間早いのでしょうか。
翌週の4月12日にはすでに花びらが茶色くなって、ほとんど落ちていました。

ひとりでは韓定食は食べられないので、お店に入ったことがありませんが、ここで飼っている珍道犬
「サムシク」にはあいさつします。(ここで働いているアジュマに名前を聞いたのですが、「삼식 三
食」でしょうか?)



こちらは聖心女子高と殷洞聖堂の間の道から撮ったものです。
聖堂の正面から撮る写真は多いですが、このひっそりした道から見る春の風景もいいです。



去年4月12日朝スケッチしたものです。
白い木蓮の花がわーと咲いた姿です。女子高の敷地には柵が新しくできていましたが、このときはあり
ませんでした。



ことしは去年より木蓮が早く終わったのでしょうか。「ブルーペコ」のオーナーの話ではことしは寒い
日が続き、木蓮の花も例年よりきれいじゃないとのことです。



「최명희 崔明姫」キルの「崔明姫文学館」とカフェ「ザ・ストーリー」にはさまれた形の建物の庭の
木蓮です。「禅画研究所」らしく、塀にだるまの絵が描いてあります。



「崔明姫文学館」の紅の木蓮の木です。去年スケッチしました。





路地の風景

2013-04-18 17:30:49 | 日記
銀杏路から太祖路、さらに小さな工房が肩を寄せ合う路地に入ると全州伝統韓紙院があります。
韓紙を作る過程を見ることができる工場で、敷地には売店もあります。別のところに本工場があ
るそうですが、韓屋マウルで気軽に韓紙に触れられる貴重な場だと思います。



韓紙院の隣は長い間更地でしたが、工事が始まっていました。
向かいの天然染色アトリエのアジュマが外に出ていたので聞くと、宿泊施設だそうです。



路地を太祖路に戻る形で歩くと手描きのカードなどを扱う「美姸 ミヨン 미연」があります。
この店の向かいは新しい韓屋ができたようですが、何になるのでしょうか。

黄土の塀もきれいになっていますが、10年11月5日にスケッチしたときは古い韓屋に塀はありま
せんでした。(右)11年4月29日に来たときには韓屋はなくなっていました。
初めて全州に来た日、太祖路の観光案内所から麒麟路に出る途中に出会った風景です。翌日無料
シャトルバスに乗る前に時間を気にしながら描きあげた、わたしにとって記念すべき全州デビュ
ーのスケッチです。

左の家はれんがの塀も韓屋もそのままですが、こぎれいになったようです。以前は屋根に野菜を
干すざるが置いてあったりしたのですが...



「美硏」とれんがの塀の路地を入り右に曲がった路地です。去年暮れに来たときに工事中だった
ところは民宿になっていました。左手の数軒も工事中です。突き当たりの家も工事中です。





大門(道に面した家の門)には「かわいい家がすぐに建てられます」という紙が張ってあります。
家の工事が終わって、この味のある大門の運命はどうなるのでしょうか。









銀杏路

2013-04-18 12:39:18 | 日記
銀杏路に出ます。
韓紙工芸品や陶磁器などを作って売っていた店が2階建てのカフェになりました。
「봄 날 春の日」です。
2階からの眺めを楽しむために今度入ろうと思います。

真冬は水路が凍って動かなかった石臼も元気にくるくる回っています。





向かいは工事中です。以前1階に入っていたくしの専門店「얼레빗 オルレピッ」はななめ向かいの旧
「ブルーペコ」に移りました。



「얼레빗 オルレピッ」。写真を撮っているとオーナーが顔を出して「養士斉によく来る人でしょう」と
声をかけられました。



ここからすぐ隣にリオープンした「불루 페코 ブルーペコ」。実のおねえさん(そっくりです)がして
いた食堂に店が移り、紅茶のほかにコーヒーのメニューも追加しました。あいさつをしに寄ったら、テ
イクアウトのコーヒーを持たせてくれました。



銀杏路に面したここも工事中です。すぐ裏は茶店「교동다원 校洞茶院」です。茶店入り口に植えてあ
った花や木がある日突然むしられ、れんがの塀に悪趣味に額が飾られるようになりました。

先にある老舗の薬局も半分を雑貨屋にしましたし、青いシートをかけた建物も目につきます。
まさに「韓屋マウルはきょうも工事中!」です。

銀杏路から梧木台を望みます。