韓国ドラマ「ただひとつの愛」第4話(エピソード13)
〇主な登場人物
イ・ヨンソ(シン・ヘソン)
キム・ダン(エル)
チ・ガンウ(イ・ドンゴン)
クム・ニナ(キム・ボミ)
チョン・ユミ(ウ・ヒジン)
フ(キム・イングォン)
チェ・ヨンジャ(ト・ジウォン)
クム・ルナ(キル・ウネ)
パク・グァンイル(イ・ファリョン)
キ・ジュンス(イ・ジェヨン)
他
第4話(エピソード13)
ダンは大きな箒を持ち出し、張り切って庭の掃除を開始した。
チョコの菓子やポッキーの好きなガンウは、ケーキ店に立ち寄り、チョコレートのかかったケーキを注文した。
降り出した雨に気付いてヨンソは窓を押し開いた。
雨は激しい勢いで降り注いでいる。
その中に腕を伸ばし、手のひらで雨粒を受けた。
雨の勢いや冷たさを感じながらヨンソはつぶやく。
「天使の言葉か…」
ダンが口にした天使の言葉がずっと気になっていたらしい。
「インチキ宗教ね」
ヨンソが思い出してるのはベンチで一緒に過ごした相手のことだった。
ヨンソは目が見えなかった時、その相手に反発したのだった。
「変態でもスリでもなく―インチキ宗教よね」
すると彼は答えたのだ。
「悲劇に見舞われた人でもそこまではひねくれない」
と。
ヨンソはなぜかその相手と目の前に現れたダンが重なってきてならないのだった。
大雨の降りしきる中でもダンは作業を中断しなかった。黙々と落ち葉を集め続けた。
だが、人間となったダンにこの雨はすごく堪えた。
ダンは手を止めてぼやいた。
「この雨はまるでイ・ヨンソのようだ」
腕を振り回してぼやいた。
「雨のおかげで、掃いても掃いても葉っぱが落ちて来やがる。まあ、結局は無駄な努力とことだろな…いやいや、そうじゃない。彼女には好きな物がない。ひとつもないんだ」
ダンは目をつぶり、そっぽを向いた。
「まるでソドムどゴモラだよ。まいったまいった」
この時、ダンの背中から白く大きな翼がいきなり出現した。
ダンはそれに気づかず、また黙々と落ち葉の掃き掃除を再開した。
その最中、何気に邸の窓を見ると天使の羽が出現している。
ダンはびっくりして窓に歩み寄った。背中から出てきた羽を確認して気が動転した。
「お前ら、何で出てきた? 何だこれ? わあ、どうしよう」
庭で慌てふためいているところにポケットベルが鳴りだした。続いて携帯まで鳴り出した。
それらを両手で握ってダンは顔をしかめる。
「よりもよってこんな時に…」
ダンはそこらへんを”どうしよう、どうしよう”と走り回った。
呼び出しをかけたヨンソは両方の携帯機器から反応を得られないことを怪訝に思った。
まだ落ち葉の掃除を続けているのか…。
ステッキを握って立ち上がり、ヨンソは窓辺へと歩み寄った。
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