デービッド・ウィルソンとキムヨナ

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キム・ヨナがアイスショー

キム・ヨナが２１日、ソウルオリンピック体操競技場特設リンクで開催された「キム・ヨナ・アイスショー」で、新しいエキシビジョンプログラム、アヴリル・ラヴィーンの「イマジン」を初めて演じた。




「キム・ヨナは難しい課題を楽しんでいる」…振り付け師のウィルソン氏

「キム・ヨナは難しい課題を楽しんでいる」。

振り付け師のデービッド・ウィルソン氏が、“フィギュアクイーン”キム・ヨナ（２３）のチャレンジ精神をほめた。

２０日、ソウル松坡区芳夷洞（ソンパグ・バンイドン）のオリンピック体操競技場で『サムスンギャラクシー★スマートエアコン　Ａｌｌ　Ｔｈａｔ　Ｓｋａｔｅ　２０１３』の出演者全員による公開練習が行われた。ウィルソン氏はキム・ヨナの昨シーズンのフリースケーティング曲『レ・ミゼラブル』をメインコンセプトに、今回のアイスショーのオープニングとフィナーレ、カーテンコールの振り付けを担当した。

公開練習後に開かれた記者会見で、デービッド・ウィルソン氏はキム・ヨナについて評価してほしいという質問を受けるとすぐに「私はキム・ヨナの熱血ファン（Ｂｉｇ ｆａｎ）」だと話し始めた。６年間キム・ヨナの振り付けを担当してきたウィルソン氏は、キム・ヨナの最もそばで喜怒哀楽を共にした人物だ。

ウィルソン氏は「私の立場で私ができる最も大きなことは、キム・ヨナが成長できるように助けることだ。誰もがさらに成長できて、キム・ヨナも今の自身をさらに凌駕する選手になれるように助けなければならない義務がある」と強調した。

カナダでキム・ヨナとともにフリースケーティングプログラムを完成させたウィルソン氏は、今回のショーが終わった後も韓国に残ってショートの振り付けに専念する。
（エンタメニュースより）


★デービッド・ウィルソン

経歴 [編集]男子シングルの選手として活動をしていたが、オスグッド・シュラッター病により18歳で競技から引退[2]。プロ転向後はアイスカペード（en）などで活躍し、やがてトロントを拠点にコーチ兼振付師としての活動を始めた[2][3]。

セバスチャン・ブリテンの振付により注目を浴び[3]、現在までにジェフリー・バトル、ジョアニー・ロシェット、マリー＝フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾン組、ジェシカ・デュベ&ブライス・デイヴィソン組などのカナダ選手や金妍兒らトロントを拠点としたことのある選手のほか、日本人選手では山田満知子の招きで名古屋に長期滞在して伊藤みどりらの振り付けを多数行ったこと[4]がきっかけでその後、恩田美栄、村主章枝、織田信成、安藤美姫、中野友加里ら、多くの選手の振付を担当する人気振付師となった。

主な作品 [編集]ジェフリー・バトル（男子シングル）「アディオス・ノニーノ」[3]、「アララト」[3]
ジョアニー・ロシェット（女子シングル）「火の鳥」[3]
織田信成（男子シングル）「スーパーマリオブラザーズ」」[3]、「座頭市」[3]、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」[3]
安藤美姫（女子シングル）「戦場のメリークリスマス」[2]
金妍兒（女子シングル）「死の舞踏」[2]、「シェヘラザード」[2]


　しっかりした下半身の軸に乗せ、上体の繊細な表現をしっかりしたジャンプでその流れを切らないまま全体の演技を完成させていく。
　デービッド・ウィルソンが得意とするこの振り付けは、演技からジャンプ、ジャンプから演技をまるで川の絶え間ないせせらぎを思わせて内面感情の微妙な変化を表現していくキムヨナの演技によく合っている。
　キムヨナの「あげひばり」は僕のもっとも好きなプログラムだが、残念ながらこの作品の完全版はついに見るのが叶わなかった。スタミナが課題だった当時の彼女には時期尚早のプログラムで、その時期を逃してしまった印象がある。
　彼女にとって振り返りたくないプログラムになっているのは残念である。安藤美姫のＳＰ「戦場のクリスマス」を見るにつけ（彼女の代表的名品になっている）、もしやるならＦＳでなくＳＰでチャレンジしておけばよかった（もしくは一年後くらい）と惜しまれる。
　
　もっとも、「あげひばり」をＳＰのポエム的作品とせず、ＦＰとして果敢にチャレンジしていったからこそ、現在のキムヨナがあるともいえる。
　先を急ぎすぎたため、「あげひばり」はいささか不遇を囲う結果に留まっている。自分的には「あげひばり」で世界選手権、「シェヘラザード（Scheherazade）」でオリンピックチャンピオンになってほしかったところである。そしたら「あげひばり」は名品としてもっと多くのファンの目に触れることができたであろう。
　『レ・ミゼラブル』もソチで見たかったプログラムだ。
　はたしてこれを超える作品を仕上げてこれるのかどうか・・・いや、彼女のことだ。



――キム・ヨナはチャレンジ精神が旺盛な選手だ。解くのが難しい宿題をするのを楽しんでいる」とし「知的に、精神的に、体力的に挑戦すべき部分もあるが、キム・ヨナは引き続き成長しているようだ（デービッド・ウィルソン）


　自分の中では想像世界で「あげひばり」が一番のお気に入りだが、それを超えるプログラムで彼女が登場してくるのを期待しよう。