平方録

新入生の交通安全

小学校までの通学路の安全点検に出掛ける。

家から学校までは姫の足で7、8分といったところ。
途中の道は狭い。
ごみ収集の4トントラックがやっと通れるくらいの細いところが多く、見通しも良くない。
おまけに一方通行でもなく、交互通行が可能になっているので、車はスピードを出すことは出来ない。
地理不案内のドライバーが入り込むような抜け道的な要素はないようだから、地域住民の生活道路である。
そういう道路だから、通学時間帯になれば小学生で道路はあふれるだろう。
お互いに気をつけることになるだろうから、まあ、何とかなるだろう。
むしろ通学時間帯以外の時間に1人で歩かなければいけないような時間帯が、要注意かも知れない。

それより、道の右側を歩かない。
注意すると「なんでぇ~」と怒ったように答える。
姫は手をつないで歩いていると、必ず車道と反対側の手を握る。
母親からそう躾られているようである。
歩道のない道路では親が車道側に立って歩くのは正解なのだが、歩行者の原則は右側通行である。

普通は、小学校入学前に幼稚園で交通安全教室のようなものを開いて、歩道のない道路は右側を歩くこと、道路を横断するときは右を見て左を見て車が来ないのを確かめてから渡ること、道に飛び出さないこと、などなどを教えてもらうはずである。
しかるに、その形跡がない。
そのことをインプットされていないようなのである。
はて、どうしたことだろう。

この地域では小学生に上がったあとで、そういう教育を施すんだろうか。
まあ、考えてみれば幼稚園や保育園は義務ではないから、通わない子供もいるだろう。だから、そこでは大切なルールは教えないのかもしれない。
しかし、二重になったって教えて無駄になることもあるまいに。
小学生といえども自分の身は自分で守るための、必要最低限の知識は持たねばならない。
それを教えるのは大人の務めである。

姫の家は外出するときは何だって車である。
買い物でもなんでも、すぐ車を使う。
アメリカ生活からずーっとそうである。
道路を歩くのは幼稚園バスに乗るために200~300メートル離れたところまで、というのが唯一といってよいかもしれない。
だから、教え込む機会も無かったのかもしれない。

姫は普段から何事にも注意深い子だから、それほど心配はしていないが、交通ルールを含めて、世間のルールはきちんと身につけてもらいたいと思っている。
10日の入学式の前後に、もう一度観察してみようと思う。





姫の家の近くの古木の並ぶ桜並木はまさに満開
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