平方録

岐阜の熟女4人組の休日

岐阜の友人の奥方が友だち3人を伴って横浜イングリッシュガーデンの花を楽しみたい、というので河合伸志スーパーバイザーと待ちかまえて案内した。
早朝に岐阜を出発すれば10時にはガーデンを散策できる時代なのだ。
1時間の食事時間を挟んで4時間半!
実に熱心に花の間を巡り、喜んでもらえたようだ。

これで岐阜の街にも横浜イングリッシュガーデンのファンが誕生した。
熟女の力は侮れないものがある。じわじわと口コミでその存在と魅力が知られるところとなるだろう。ラウドスピーカーであってほしいものである。
そのうちの一人が「信州のバラクライングリッシュガーデンにも行ったけれど、あちらは狭いし、荒れていて全然良くなかった。ここはもう素晴らしいです」と嬉しいことを言ってくれる。

バラクラは最初に運営を委ねたところだが、不信が募るような事ばかり続くので手を切ったのである。
各地の公営のバラ園などでも“被害”にあったところがあると聞いている。
バラという夢を与えるものを扱うだけに、粗末な扱いをして、結果としてお客さんを馬鹿にするような姿勢には悲しいものがあった。

それも今は昔。
大アーチに絡めたつるバラの開花具合はまだ1分咲き程度だったのが残念だが、周囲の樹木にもつるバラを誘引していて、それが年々成長して今年辺りから随分と見ごたえが増してきている。
そういう、いかにも自然なバラの絡め方にも感心してくれて、しきりに写真を撮っている。
虫の被害や病害虫が出ていないことにも驚いていたが、実はうどんこ病や黒点病が出始めていて心配しているのである。
今年は開花の進み具合も早いし、病気の出方も早いようである。おまけに台風が接近するかもしれないという。

大きく開いたバラの花に強風と強い雨が当たったらどういうことになってしまうか。
想像もしたくない気分である。
もしそういう事態に遭遇することになれば、異常気象もこれに極まれりということになる。
お願いだから逸れてよ!と願うばかりである。

バラの苗木もお買い上げいただいた。
赤と紫色の混じった、えもいわれぬ色合いのつるバラに歓声を上げていた一行が、このバラの名前が「みかも」と知って大歓声に変わったのは、今回は同行しなかった仲間の一人と同じ名前だからだそうだ。
「え~、良いな~!こんなに素敵なバラに自分の名前がついて」と羨ましがることしきりであった。
この苗木に加えて、ズバリ「鵜匠」という名の真紅のバラ。

まあ、仲間愛と郷土愛ですな。
しかし、鵜匠などという名前のバラは初めて知った。不思議な出会いというやつがたまにあるものだが、それかもしれない。



ユリノキに絡んだ「スパニッシュ・ビューティー」


ヤマボウシに絡めた「たそがれ」


サクラに絡めたつるバラ(奥)とサンザシ(中央)などの競演
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