傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

羽鳥浩一(求刑)

2015年02月23日 | 刑事事件
平成26年(わ)第832号 

羽鳥 浩一 

殺人、非現住建造物等放火

【求刑】
無期懲役



被告人の弁解等は、真剣に聞いていることが阿呆らしくなってしまいます。
被告人の弁は、突っ込みどころが多すぎて、訳が分かりません。

被告人は両親による、無理心中を示唆する主張をしていますが、父親の死因は頭部の外傷性硬膜下血腫と推測されますから、明らかに不自然で、外部者の殺害への介在が不可欠です。(母親が父親を殴ったとは考えられないし、すると母親を絞殺したのはだれ?となる)
仮に父親が、首吊り自殺をしたとしても数々の矛盾する状況が有ります。

被告人が両親の無理心中説を唱え始めたのは、自宅放火容疑で拘留中に両親の殺害容疑で再逮捕された後のことです。その時まで、両親の死因に言及しなかった理由を、調べて貰えば、被告人自身の(殺害容疑の)疑いは晴れると思ったと述べましたが、両親の無理心中様の状況を見つけた時に、突然自殺を決意した理由は、殺害を疑われるからと弁解していた気がします。

被告人の主張は、全般的に辻褄が合いません。
被害者の自宅が全焼してしまっている為に、殺人の直接的証拠等が無い事が難点に見えますが、どの様な判決になるのでしょうか。
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