よく長時間お風呂に浸かったり、岩盤浴やサウナで汗を流すと痩せるといいます。確かに汗を流した分、つまりその水分量は減っているでしょう。しかし、動いているわけではないので水分を摂ってしまえば戻ってしまうし、本当に痩せるのか疑問です。そこで今回は教えて!gooの中からこの質問を選んでみました。
「汗をかくことはダイエットにならないのか?」
質問者のzsea74g6さんも、お風呂でたくさん汗をかく=水分が出ただけと思う一方で、体が水分を出す行為は少なからず体力を使うため、お風呂に入る=運動=ダイエットになるような気もして、どちらが正しいのか混乱しているようです。
さて、この質問に健康への意識の高い方々が答えてくれています。まずは、入浴中のカロリー消費について語る人の意見を拾ってみると…。
■入浴でのカロリー消費は微々たるもの
「確かにお風呂に入ると体力を少しは使うので消費カロリーが上がります。しかしそれはあまりに微々たるカ
靴のサイズリーで、とても運動と呼べるものではありません。ご飯一口以下でチャラになる」(tatune33さん)
「汗を『かく』『かかない』は脂肪燃焼とはあまり関係がないです。風呂やサウナに入ると体温が高くなるので体温調節機能で汗をかきます。水分が減るので体重も落ちますが、脂肪が燃焼したわけではないですね。ただし、入浴している時間は『ぼんやりしているのに比べれば』運動量があります。
(中略)…65kgの人が30分間眠らずにぼんやりしていたら(1METs) 消費カロリーは34.125kcal。65kgの人が30分間入浴していたら(1.5METs) 消費カロリーは51.1875kcal。30分で17kcalくらいは余計に消費できます」(body_fat_per_6pさん)
というように、普通に過ごしているより、入浴中の消費カロリーは多少高いけれども、それで運動と同じようにカロリーを消費しているわけではないですね。でも、まったく痩せることに繋がらないのでしょうか。
■太りにくくする効果はあり!?
「お風呂も水圧がかかるのでダイエットになるとはいえ運動には敵わないのではないでしょうか。といっても今の時期、冷えると皮下脂肪をためようとするため身体の保温は大事です」(yeye00さん)
「お風呂に出たり入ったり繰り返すと新陳代謝には効果があると聞いたことがあります。何度も繰り返さなければならないと思いますが…。どちらにしても、お風呂に入ることは運動にはならないと思います」(harukaze33さん)
などなど、痩せることに直接繋がらなくとも、太りにくくする、もしくは痩せやすい体質づくりに入浴は役に立つようです。まとめると、入浴で太りにくい体質をつくって、運動や食事を工夫して痩せるのが良さそうですね。まぁ、お風呂でじっとしていて痩せようなんて虫がいい話ですし…。痩せたいなら、散歩でも何でもいいからとにかく動く時間を増やすことですね。
花守深雪(Hanamori Miyuki) →記事一覧