最新のR&Bチャートをご紹介

最新のR&Bチャートをご紹介します。
速藤年正 Toshimasa Hayato

全米チャート2006年01月14日付

2006年01月05日 21時29分47秒 | 全米チャート

D4l_album 全米シングルチャート(HOT 100)1位
D4L「Laffy Taffy」

なんとっ! 先週まで2週連続のナンバーワンをキープしていたMariah Carey「Don't Forget About Us」を押しのけて、アトランタ出身男性4人組ラップグループ、D4Lの「Laffy Taffy」が堂々の首位に輝いてしまいました…。しかもマライア嬢は7位に急降下…。
D4L「Laffy Taffy」は、ラジオエアプレイチャート13位→15位、シングルセールスチャート38位→42位、デジタルトラックスチャート3位→2位(「Lafft Taffy (Amended Album Version)」)、同41位→45位(「Lafft Taffy (Explicit Album Version)」)、デジタルソングスチャート1位→1位、リングトーンズ(着メロ)チャート30位→25位と、ダウンロードチャートで圧倒的な強さを見せました。

7位のマライア嬢は、ラジオエアプレイチャート1位→1位、シングルセールスチャートエントリーなし、デジタルトラックスチャート2位→13位、デジタルソングスチャート2位→15位、リングトーンズ(着メロ)チャートエントリーなしと、ダウンロードの大減少が敗因みたいですね…。

クリスマスシーズンが終わった翌週の1週間(52週目)を集計している今週の全米ダウンロードチャートは、トータルで1990万のダウンロード数を記録。これは52週目としては最高のダウンロード数です。2004年の同週と比較しても2倍のダウンロード数で、クリスマスウィークの51週目よりも108%アップをマーク。
デジタルソングスチャートの上位11曲はどれも10万ダウンロードを超えていて、中でもD4L「Laffy Taffy」は17万5千ダウンロードを獲得。これはKanye West Featuring Jamie Foxx「Gold Digger」が持っていた8万500ダウンロードをはるかに超える1週間の最高セールス記録です。

簡単に言えば、クリスマスにMP3プレイヤーやiPodなどのダウンロード用ギフトカードをプレゼントしてもらった人たちがいっせいにダウンロードしたということでしょうね。
ダウンロードバブルの恩恵を受けたD4Lの「Laffy Taffy」は、2005年11月8日に発売(輸入盤のみ)されたデビューアルバム『Down 4 Life』からの1stシングルです。

Mary_j_blige_album_1 全米R&Bシングルチャート1位
Mary J. Blige「Be Without You」

今週で2週目のナンバーワンです。
R&Bエアプレイチャート1位→1位、R&Bシングルセールスチャートエントリーなしと、今週もエアプレイのみの得点でトップをキープ。
上位にあまり目立った動きがないので、Mary J. Bligeの首位は多少続きそうな気配ですよね。

Mary J. Blige「Be Without You」に関してこれ以上書くことがないので、ここで個人的な2005年のベストR&Bソングをご紹介します。

01.Ain't No Way / Patti LaBelle Featuring Mary J. Blige
02.Sorry For The Stupid Things / Babyface
03.Mine Again / Mariah Carey
04.Let's Get Blown / Snoop Dogg
05.I Have A Dream / Bebe Winans
06.Hurricane / Eric Benet
07.Summer Nights / Lil Rob
08.Gotta Go / Trey Songz
09.Love / Keyshia Cole
10.I Wanna Be Loved / Eric Benet
11.Must Be Nice / Lyfe Jennings
12.Da MVP / Mary J. Blige Featuring The Game & 50 Cent
13.Nasty Girl / The Notorious B.I.G. Featuring Diddy, Nelly, Jagged Edge & Avery Storm
14.From The Bottom Of My Heart / Stevie Wonder
15.Everytime You Go Away / Brian McKnight
16.I Should Have Cheated / Keyshia Cole

並んでる順番は、曲の良し悪しとは関係ありません。もしもCD-Rを作るのであればこういう順番がいいのではという感じでしょうか(笑)。

マライア嬢の「Mine Again」は「We Belong Together」よりもいいバラードだと思いますよ。
このラインナップの中ではBebe Winansの「I Have A Dream」が一番のお気に入りですね。2005年1月29日付全米R&Bチャート72位とチャートアクションは低空飛行(しかもチャートインわずか1週のみ)でしたが、聞けば聞くほど味わいの出てくるミディアムナンバーです。
Eric Benetは2曲ともバラード。「Hurricane」なんて、全米を襲ったハリケーンがなければかなりヒットしてたと思うのですがいかがでしょうか?? どこのラジオステーションもかけてくれなかったそうです…。
Lil Robはちょっと哀愁色を帯びたチカーノラップ。
Trey Songz「Gotta Go」も2005年後半戦を飾るいい曲でしたよ。
2005年はLyfe Jenningsが地味に目立ってましたね。NASをフィーチャーしたリミックスもありますが、そちらはいまいっちょでした。
Keyshia Coleは壮大なバラードの「I Should Have Cheated」が2005年11月12日付全米R&Bチャートで最高4位をマーク。そのあとにカットされたのがフリーソウル風バラードの「Love」で、まさに年末の2005年12月31日付全米R&Bチャートに61位初登場を果たしてきました。あまりにも年末だったので聞き逃すところでしたよ…。

Bob_sinclar 全米ダンスチャート(CLUB PLAY)1位
Bob Sinclar Featuring Gary Pine「Love Generation」

Bob Sinclarはフランス出身のDJ兼プロデューサーです。フランスのレコードレーベル(Yellow Productions)を主催するとともにリミキサーとしても活躍中。

これまでに、

Natalie Cole「Livin' For Love」(2000年12月23日付全米ダンスチャート1位)
Jamiroquai「Little L」(2001年10月13日付全米ダンスチャート2位)
Moby「We Are All Made Of Stars」(2002年7月13日付全米ダンスチャート13位)
Africanism All Stars「Summer Moon」(2005年7月23日付全米ダンスチャート1位)

…などのヒットリミックスを生み出しています。

今回の「Love Generation」は各国からCDシングルがリリースされてますが、リミックスソフトのオマケ付きアメリカ盤CDシングルが一番充実のラインナップですね。

01.Bob Sinclar Radio Edit
02.Bob Sinclar Club Edit
03.Full Intention Club Mix
04.Kenny Dope Gutta Remix
05.Antoine Clamaran Club Mix
06.Ron Carroll's Black Church Feeling

個人的にはベーシックなギターカッティングとGary Pineのジャマイカンな歌声がマッチした(2)「Bob Sinclar Club Edit」と(3)「Full Intention Club Mix」がオススメです。どちらかと言えば力強いビートの(3)「Full Intention Club Mix」ですかね。

なんかジャケット写真もジャマイカンなチープさが出てますでしょ??

コメント
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