+tic mind

「模型道」に境界無し、「ジオラマの表現」に限界無し。

完結!ヨンパチキューベルワーゲン

2005年04月26日 22時17分50秒 | プラモマインド
ついに、ついにここまでたどり着きました!

思えば長かった…。
モノが非常に小さいので、表面処理から塗装まで四苦八苦することに。
キャラモデしか作ってなかった私にとっては、物凄く新鮮でしたね。
「雑食モデラー」の楽しさはここらへんにあるんですかね。

ジャンルを変える事で、いつでも新鮮な模型作りを楽しむことができる、と。


前置きが長くなりましたが、除幕式を終えた作品の紹介をします。

題して「Stray Cats」「Catnap」です。


全体はこんな感じです。
今回はフラッシュをたかずに自然光で撮影したので、より現物に近い色合いになっているのではないかと思います。
地図を見ている空軍兵士二人がメインの構図ですね。
「Stray Cats」とは、「迷い猫」の意。地図を見て、今まさに迷子中な感じです。
実はtakeucherさんのコメントが入る前にタイトルプレートは作ってあったんですが、これがそのものズバリ、黒字に白抜きでした(爆



フィギュアにズーム。
付属のフィギュアは彫刻も素晴らしく、そのまま塗るだけでも十分な出来です。
しかし、キューベルでも小さく感じるのに、フィギュアはそれより更に小さい…
筆先の変になった面相筆しかないので、塗りわけに苦労しました。



俯瞰視点から。
ちょっとわかりにくいですが、キューベルの左前輪の接地面を、火で熱した鉄板に押し付け、ぺしゃんこ状態にしています。
これでパンク状態を表現したかったんですが、非常にわかりにくいものになってしまいました(爆



で、こちらが言わばB面の「Catnap」です。
実は、最初に想定していたアングルも捨てがたく、どうにかできないかと考えた結果、こちらにも主役を置くことで解決。
その主役は、以前に写真を載せた黒猫です。
キューベルの下に映っている馬糞っぽいのが猫です(酷

ちなみにタイトルの「Catnap」とは、「うたた寝(する)」という意味だそうで。
「うたた寝」で和英辞典を探していたら、ちょうど良くこの単語が見つかったしだいでございます。



キューベルを俯瞰視点から。
後部座席に乗せてあるのは、1/48のジェリカンセットから。
ジェリカンはストレート組みし、袋はパテで幅増ししてあります。




B面の主役、黒猫の配置はこんな感じです。(写真二枚目はフラッシュあり)
A面から見ると猫が見えないというのがミソ。
やはりデフォルメが効きすぎの感がありますが、B面ですし(?)これでいいでしょう。というか許してください。


さて、紆余曲折ありましたが、ミリタリー一発目はこんな感じになりました。
冒頭でも書きましたが、作業の一つ一つが新鮮でしたね。
機会があれば(というか多分やるでしょうが)ミリタリーにはまた挑戦したいと思います。
その時はぜひとも48ティーガーで。



さて、次回の製作はガンプラではないキャラクターモデルになります。
というか、これを書いてる時点で既に完成しそうなんですが、諸事情により発表は遅くなるやも…

それまでは徒然日記ということで。

続・続・続・続・続ヨンパチキューべル

2005年04月24日 21時25分37秒 | プラモマインド
今宵のヨンパチキューベルは木の製作、およびフィギュアについてです。

段々と作業も佳境に近づき、嬉しい反面、「もう終わってしまうのか」と残念な気持ちもあります。

そんなこんなで解説行きまーっす。



今回は道端に一本の木を植え、空軍兵士たちの日除け代わりとします。
幹はいつものとおり、我が家の枯れた植木からパチっと。

枝にボンドを塗ってライケンをそれらしく接着。さらに水溶きボンドを霧吹きで吹きつけ、シーナリーパウダーやパセリをまぶします。
葉の部分の拡大画像はこちら
いろいろ混ざってるのがお分かりになるでしょうか。



キューベル、フィギュア、木をベース上に乗っけてみます。
それぞれ地面に接地する箇所に針金を通し、地面にも穴を開けて差し込んで固定しています。
すでにこの時点で完成してるも同然なのですが、周囲のマスキングを剥がす時が真の完成ということで。

まぁ除幕式みたいなもんですな、マスキングを取るのは。



フィギュアは基本色を塗ったあと、それぞれ白を加えて明度を上げた色で塗装。最後に軽くスミ入れをしています。
48だと目玉を書き込むかどうか迷うところですね。
しかし手持ちの面相筆の状態が悪いので、今回は見送ることとします(弱気



空軍兵士が持っている地図は、パッケージ側面にある地図を普通紙にカラーコピーして持たせています。
ちゃんと一度折りたたんでから持たせてますよ~(←ちょっとしたコダワリ
ただ、そのまま持たせると鼻息で飛んでしまうので、金髪の兵士の手にボンドで固定しちゃってます。



さて、次回はいよいよ除幕式です!
しかし最後の写真で既にマスキングがとれているのは秘密!(爆

続・続・続・続ヨンパチキューべル

2005年04月20日 10時29分13秒 | プラモマインド
ども、相変わらずのヨンパチキューベルです。

とうとう初挑戦の「草」までたどり着きました。
模型制作は何事も挑戦!ということで、怯まずに行きましょう。
参考文献は相変わらずアーマーモデリングのバックナンバーです。
というよりも完全に受け売りです(爆

あ、前回書き忘れていた地表の塗装を追加しました。
詳しくは前回の日記を参照してください。




今回使ったのは鉄道模型用の草。
天然素材らしく、色にもムラがあるため自然な仕上がりが期待できます。



適当に一束とりだします。



草の長さを想定し、ちょうど良いところでピンセットで挟んでチョキン。



ピンセットで持ったまま、根元のほうをボンドに付けます。



そのまま地表に接着。
くっつけたあとにピンセットの先で草をバラすようにすると、適度に広がっていい感じになります。
ちなみに下草は、水溶きボンドを塗ったあとにシーナリーパウダーを撒布して表現。



以上の工程を根気よく繰り返し、伸びっぱなしの草地とします。
長さが揃って不自然な箇所は、はさみを縦に使ってランダムにチョキチョキ。
かろうじて草っぽく見えるでしょうか。


こんな感じで草地表現を終了します。
とうとう出来上がってきましたよ?
だけど一作品にこんな時間がかかるとは…ディオラマビルダーは損ですなぁ…(しみじみ

続・続・続ヨンパチキューべル

2005年04月16日 11時37分19秒 | プラモマインド
相変わらずチマチマ作業。

もとより単体で仕上げるつもりはなかったので、ベースも製作開始です。
せっかく出来のいいフィギュアが付いているんですから、活かさない手はありませんな。


前回までのキューベルと基本塗装をしたフィギュアをベースに仮設置。
ベースは段差の付いた角材を組み合わせ、プラ板で高さを稼いでいます。
ちなみに、木目の部分は100円ショップで買ってきた「インテリアシート(木目)」です。
シールになっており、意外と使い勝手がいいです。



地表は紙粘土を適当に盛ったあと、シーナリープラスターを塗り塗り。
おそらく交通量の多い道には「わだち」ができるだろうと思うので、この段階で段差をつけておきます。
また、二本のわだちの間には、余ったプラスターを細かく砕いたものを接着して小石を表現。

※4/20追加
プラスターが乾燥したら、水性ホビーカラーのダークイエロー→ダークイエロー+ブラウンと重ねたあと、パステル粉(黄土色とブラウンの混色)をバサバサと乗せていきます。
土ぼこりを表現するには、やはりパステルは最適ですね。

また、石がすべて一色というのも変なので、いくつかをグレーで塗装しています。

この時点で一枚目の写真とアングルが違っていますが、これは途中で製作の方針転換をしたためです。
というのは、最初の配置だとキューベルが前に来過ぎて、何とも不安定な感じ。
そこで、今回は無難にパッケージアートと同じ配置としました。




キューベルにはフラットブラウンでウォッシング→ドライブラシ→チッピング(塗料の「ハゲ」)を施し、フラットクリアーを筆で塗装しました。
写真で見ると、色のコントラストがハッキリしすぎていてチッピングが多い&浮いているように見えますが、モノ自体が小さいためあまり気になりません。
あと、タイヤにはパステル粉をアクリル塗料で溶いたものをぐちゃぐちゃと塗り、拭き取っています。



付属のフィギュアもしっかりと塗装。
つーか小っさ!
やっぱりちゃんとした面相筆を買わなきゃならんなぁ…と。



登場人物が二人というのはちょっと寂しいので、SWEET社のキットから寝ている猫を拝借、「型想い」を使って二面取りで複製しました。
デフォルメがキツイかなとも思ったんですが、サイズ的に「子猫」なので、それほど不自然ではない…かな?



繰り返しますが、48は思ったよりもかなり小さいです。
特にソフトスキンともなれば、その小ささたるやカブトムシ(?)のよう。

アーマーモデリング等で35の手法を参考にしているんですが、それをそのまま48に応用してしまうと、「よく見ないとわからない」感じになってしまう恐れがあります。

んなわけで、48には「ちょっとやり過ぎ?」くらいのほうがいいのかな、と。
「見た目のわかりやすさ」も模型には大事ですしね。

現在積読キャンペーン実行中

2005年04月13日 20時07分54秒 | ノベルマインド
己への戒めのためにも、ここに積読の現状を晒しておきましょう。

・終戦のローレライ(Ⅰ~Ⅳ)
・Twelve.Y.O
・涼宮ハルヒの動揺
・閃光のハサウェイ(下)

現在7冊ほど積読中。
ちなみに『閃光のハサウェイ』は中巻を読んでいます。

積みも積んだり。
特にローレライが厳しい…
今でもこんなんなのに、福井版∀買わなくて良かった。

超自由頑駄無

2005年04月12日 10時40分26秒 | テレビマインド
遅まきながら、シードデスティニーの新OPを見ました。

フラガ兄の髪が伸びて、しかも傷って。
ダンディズム爆発ですがな。

あとは、やっぱりグフの正式カラーが水色だったり、やっぱりドムが(しかも3機)出てきたり、やっぱり主役がスーパーフリーダムガンダム&キラだったり、やっぱり新型ジャスティスが出てきたり、なぜかカガリが下着姿だったり

話題には事欠きませんな。
一部の「重力に魂を引かれた」ファンには、この狙いすぎた展開がお気に召さないようですが、
俺は大好きです(爆

ザク、グフ、ドム(予定)は個人的にも大好きなんで、アップデートされた姿を見ることができるのは素直に嬉しいものです。


ところで、デストロイガンダムには当然デュランダル議長が乗るものと思ってましたが、あのOPを見る限りは違うのかな。連合製だし。
ステラっぽいけど、左上のフリーダムが無印フリーダムなのかスーパーなのか判別できないので、もしやステラが無印フリーダムに乗るとか?

そりゃないな(爆

期待のゾイドジェネシス!

2005年04月11日 14時32分26秒 | テレビマインド
昨日から放送が始まった「ゾイドジェネシス」
前作「~フューザーズ」の最終回が何ともビミョーンでしたので、否が応にも期待が高まります。

第一話を見た限りでは、初代ゾイドの雰囲気に戻った感じ。
そういや最初はこんな柔らかい線だったなぁ、と。

主役機のムラサメライガー
背中に一振りの巨大な刀を背負った、何とも男らしいゾイドです。
番組後半にはコテツライガーとかキクイチモンジライガーとかに乗り換えるんでしょうか(違

ここ2、3年のうちに日本刀を持ったガンダムが公式外伝に登場しましたが、ついにゾイドにも刀ですよ!
両刃剣よりも日本刀が好きな私にとっては嬉しい限りです。

第一話現在の疑問点を挙げると、
・バイオゾイドのパイロット(?)は何?何語を喋っているの?
・主人公の父親のゾイドはカノントータス?
・トナカイのゾイドは発売されるの?
魚を丸かじりしようとしていた少女は一体なんなんでしょ?

特に最後のが気になります。

最近気になるゲーム

2005年04月07日 21時41分10秒 | ゲームマインド
らんせとさんの影響で「リモートコントロールダンディSF」が非常に気になっています。

前作(PS版)は、電撃PSの体験版でやったことがあるんですが、操作が物凄く難しかった印象があります。
まぁそれも「慣れ」なんでしょうけど。

それはともかく、最近は「ガツーンゴツーンドカーン」的なロボットモノに飢えていたため、何ともタイムリーな感じです。

まぁ金がないので買えないんですが(爆

続・続・ヨンパチキューべル

2005年04月03日 10時37分42秒 | プラモマインド
さてさて、いよいよ実験開始です。
基本塗装が終了した本体に「色ムラ」を施していきましょー。

もちろんで。

ほとんど、というか全て平田英明氏の手法を真似しています(爆
(手法についてはアーマーモデリングのバックナンバーを参照のこと)

まぁ、模倣から自分独自の手法を編み出せればいいかなと。
何事も真似から始まるのですよ。

よし、言い訳も終了したので解説いってみましょ。



塗装第二段階として、基本のダークイエローの上にオレンジ+ダークイエロー、更にその上にオレンジ+レッド+ダークイエローを筆で塗りたくります。
このとき、意図的に各色の混合比率を変え、「色ムラ」を施します。
Takeuchiさんの指摘にもあったように、最初に塗った水性ホビーカラーのダークイエローではオレンジっぽさが足りません。
しかし、当初より色を塗り重ねることを想定していたため、あんまり気にしてませんでした。ちょうど基本塗装部分がシェイドっぽくなりますしね(そうか?



上で「各色の混合比率を変え」ると書きましたが、「紙パレット」を使用することで色をランダムに混ぜ混ぜすることができ、簡単に色味を変えることが出来ます。(これまた平田氏がお手本)
この新兵器「紙パレット」、病み付きになりそうなほど使い勝手がいいです。
そういや昔、油絵を描いてたときはパレット使ってたんだよなぁ…と思い出したり。



適当に色を重ね終わったのでウォッシングです。
いつもはフラットブラックでウォッシングしているんですが、今回は(ガンプラと比べて)スケールが大きいので、極端にならないようにエナメルのフラットブラウンで施します。
一通り塗り終わったら拭き取りです。
綿棒だと埒があかないので、エナメルシンナーを含ませた筆で塗料を吸い取っていく感じで。
ん~、何か絵画チックになってきましたよ?



裏面はこんな感じです。
元々は基本色のダークイエローでしたが、どうせ影になっているところなのでマホガニーで適当にぺたぺた。



ふぅ、これでやっとパッケージアートの色味に近づいた感がします。
全て平田氏の模倣ですが、やってみるとこれまた

どのような色になるかは今のところ運を天に任せるしかありませんが、平田氏の言う「ライブ感」というものがわかった気がします。