卒業旅行も兼ねて、3月20-21日にかけて、一泊二日のツアーに参加してきました。
「男たちの大和」はご存知、戦艦大和とその乗組員の悲劇を描いた映画ですが、このツアーでは「男たちの大和」の撮影で使用された実物大ロケセットの見学、および大和ミュージアム見学をメインとしています。
コースが決まっているので自由時間はほとんどありませんでしたが、内容が濃い~ために満足度は結構高めでしたね。
一日目は尾道市内を自由行動にて散策したあと、実物大ロケセットへ。
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∑デカイ!
手前の人が小さいのではなく、大和がデカイのです(何
デカイデカイとは聞いてましたが、まさかコレほどまでとは。
主砲デカイ!それより小さいはず副砲もデカイ!
こんなものを撃とうとは、どこのキャノンボーラーですか!?(何
さすがに迫力ありましたね…
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副砲から後ろ。
艦橋部分はまるごと存在してません。
ガイドさんの話によると、建築法だかなんだかに引っかかるらしく、作れなかったそうな。
あったらさぞかしでかいんだろうなぁ…
この写真だけ見てもまさに「要塞」って感じですね。
見るからに「不沈艦」然としたものがホントに沈むんだから、戦争って怖いなぁ…
二日目は朝から大和ミュージアムへ。
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1/10だけどこれでもデカイ!
横に座ってる人と比べれば分かると思いますが、尋常じゃないデカさです。
フルハルで目の前にドカーンとあると、流石に迫力が違います。
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バックショット。
海を疾走する姿はどれだけ勇壮だったんでしょうか。
精神的な象徴になるのもうなずけます。
実物大のゼロ戦や回天(特攻兵器)もありました。
ゼロ戦はともかく、回天は…つくづくしょーもないもんを作ったなぁと。
搭乗員には罪はありませんが、こうしたものを設計するという精神自体が…こう、狂気なんでしょうね。
ミュージアムのあとは、アレイからすこじまにある潜水艦桟橋へ。
実際の潜水艦や巡視艇、護衛艦が普通に見られるというステキスポットです。
写真などで見るのとちがって、やはり実物は生々しい迫力がありますね…
「カッコイイ」だけではない、物々しさも伝わってきます。
その後は旧海軍兵学校に立ち寄り、現役自衛官による解説を受けながら見学。
のはずが!
ちょうど士官候補生の卒業式だったらしく、卒業生が一列になって海へ向かい、ボートに乗って自分の搭乗する艦に乗り込むというシーンに遭遇しました。
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なんか…「男たちの大和」の1シーン とダブります。
思わず涙ぐんでしまいました。
以上でツアーは終わりです。
冒頭で言ったとおり、充実した内容で満足です。
いけてよかったー。
ちなみに。
行く前は「ロケセットに行ったら泣くんじゃないか」と心配してましたが、大丈夫でした。
泣いたのはセットでも1/10大和でもなく、ミュージアム内にあった大和の戦没者名簿のところでした。
命を懸けて散っていった先人たちに、ただただ黙祷を捧げるのみ。