フラクタル

今日はフラクタルについて。

先日、セラーテムより
フラクタル技術を応用した
画像拡大処理ソフトの
日本語版の発表がありました。

業務用、プロ用途のお堅いイメージの
セラーテムが「超美拡大」などという
キャッチの商品を発売するのは珍しいことです。
(といっても、39900円ですが。)

フラクタルというと
難しそうですが、
自然界に存在する多くの物体が
雪の結晶のように、
相似形の集合のような
性質を持っていることをいいます。

それは、物理的なケースもあれば、
動植物など生物的なケースもあります。

このフラクタル技術を応用することで、
写真などの画像を高度なレベルで
圧縮、拡大することが可能になります。

例えば、森や雲の写真を撮ったときに、
木や雲の形から相似パターンを抽出することで
相似形の差分を使って圧縮したり、
逆に拡大することができるというわけです。

最近は、圧縮技術も高度になっていて
音楽でも左右チャネルの相似形に注目した
圧縮方法などが登場してきています。

デジタルデータは
これからどんどん高密度に
なっていきます。

家電製品やコンテンツも
どんどん進歩していくことに
なるでしょう。

そのなかで、圧縮技術の重要性は
さらに増していくものと思われます。

セラーテム社の技術は、
まだまだデファクトではありませんが、
なかなか面白い位置にいます。
これからの展開が楽しみですよ。