檄文!!サッカー

熱くなり、何より愛すべきサッカーについて書きます。
その過程で得られた市民意識を元に、世情についても論述中。

監督にかかるプレッシャー

2013年06月10日 04時14分50秒 | Jリーグ+日本代表+アジア

 

_野球と違って、動のスポーツであるサッカー。

戦術や規律が、野球以上に浸透させるのに時間がかかる。

優れた選手を集めれば、それなりのチーム成績が計算出来るのが野球。

しかし、サッカーは選手を集めてもチームの体を成さねば成績も付いてこない。

 

_浦和(1999年)C大阪(2001年)広島(2002年)柏・東京V(2005年)C大阪(2006年)広島(2007年)東京V(2008年)柏・大分(2009年)FC東京(2010年)神戸・G大阪(2012年)

比較的、戦力や財政に恵まれていながら降格したクラブを挙げた。

編成や、監督(スタッフ)選びを誤ったが故の失敗である。

近年は特に、フィジカルコーチ選びの失敗が大きいと私は考えます。

 

_また監督交代が機能しなかったり、逆にJ1低迷期の監督交代から……。

J2降格を受けても続投、1年間チームとして土台を作った上でJ1で戦える基盤を作りあげる。

そんな成功パターンを、広島と柏は示した。

 

_つまり育成型の監督と言える訳だが、その監督も降格というプレッシャー。

これの前では、本来の力を発揮できなかった。

特に柏のネルシーニョ監督は、現場に立ち続けてきたベテラン。

さらに強いチームを率いて優勝争いも経験し、プレッシャーには強い筈である。

しかし、ブラジルでは直ぐに監督の交代が行われるという。

よって降格のプレッシャーを、長期に渡って監督が受けるケースは少ない。

この事を、元大分監督のシャムスカもインタビューで答えていた。

 

_未知の体験である以上、実績やそれまでのベースは役に立たなくなる恐れがあるとも言える。

ベンチで静観する筈の、監督がこうである。

ピッチを走りまわる選手が、どうなるかは答えが出ているだろう。

 

_大宮が今季躍進しているのは、広島・柏の成功ケースの進化版だ。

残留に成功した上で、翌年にJ1で勝ち点を稼ぎ出している事。

さらに、選手の顔ぶれもさほど変えないで……。

主力の放出もありながら、戦力を整えた事。

 

_これには、フロントと監督の結び付きの強さ。

密なコミュニケーションと、フロントの決断力も評価されるべきだ。

見過ごせない事には、コーチングスタッフを充実させた事。

現場への計らいは、新しい監督の戦術を消化する事を大いに助けただろう。

それでは、何が勝ち点に結び付けたのだろうか?

私は、選手達のがんばりに尽きると思う。

これは、『精進』と言ってもいいのかもしれない。

そういった選手のサッカーへ取り組む姿勢が、監督のプレッシャーを和らげる。

これは試合後の、ベルデニック監督から発せられるコメントを読んで……。

2002年から、大宮を見てきた私が感じた事だ。



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