前回記事：
Nagiosに苦戦（サーバからマイＰＣが認識できないよ）。
状況：LinuxサーバにNagios2.7をインストール＆コンフィグレーション
localhostは認識されるが、リモートホスト（自分のＰＣ）は認識されない。
サーバからＰＣにpingは飛ぶ。
なんかいろいろやって解決したので、その過程を記述。
■頭を冷やしてリトライ。
/usr/local/nagios/bin/nagios -v /usr/local/nagios/etc/nagios.cfg
を実行してconfigをチェック。
ERROR:Invalid max_check_attempts value for host 'XXXXX'
Invalid max_check_attempts・・・・
ん～、訳すと 「無効です！ チェック試行の最大回数が」かな。
■max_check_attemptsについて調べる。
内容はともかく、max_check_attemptsについて、各種cfgファイルを散策。
ほうほう、localhots.cfgにいやがった。
下記に抜粋。太字にしてある部分に注目。
# Linux host definition template - This is NOT a real host, just a template!
define host{
name
linux-server ; The name of this host template
use
generic-host ; This template inherits other values from the generic-host template
check_period 24x7 ; By default, Linux hosts are checked round the clock
max_check_attempts 10 ; Check each Linux host 10 times (max)
自分が書いたhost.cfgをチェック。
define host{
use
generic-host
host_name XXXXX
alias XXXXX
address XXX.XXX.XXX.XXX
check_command check-host-alive
}
■設定をいじってみる
use を linux-serverに変更して、設定反映をリトライ。
おう！今度はエラーは出ない！やった！
どうやら、hostを定義する際に必須と思われる
max_check_attempts
について、記述してなかったせいなんすね。。。
またそれが、generic-host にはなく
ではなく linux-server にはあったと。。
■まだでねぇぞ？
nagiosを再起動してみて、マップを確認するも、
PENDING（保留状態）。
いつまでたっても状態変わらず。
なんでだ？check-host-aliveは機能していないのか？
■service.cfgにＰＩＮＧのプラグインを指定してみたＯＫだった。
そういやconfigチェックのときに、Warningが出てたなぁ。
Warning: Host 'XXXXX' has no services associated with it!
まずはホスト認識せなんから、サービスはあとでええやろーと思って無視してた。
service.cfgに、ＰＩＮＧを define service してみた。
エラーもなし。
そしてＷＥＢ画面確認。お！いけました！
■まとめ
今回Nagios（2.7）でリモートホストを認識できなかったわけ。
※公平・正当・潔白を保障するものでは・・・あるはずがない。
①pingできない状態だった。
⇒Windowsのファイアーウォール修正
⇒ウィルスバスターのファイアーウォール修正
⇒/etc/hostsを修正
②max_check_attemptsを設定できていなかった
⇒hostのdifineの継承を修正
③service.cfgにPINGプラグインを指定していなかった
⇒service.cfgにPINGプラグインを指定
■感想×反省×愚痴
difineの継承は便利。でもその関係はきちんと理解しておくべし。
でも、XXXX.cfgで定義したものが、YYYYY.cfgという別ファイルにまで継承されるのはめんどいなぁ。
あと、Nagiosはバージョンによって、けっこうcfgの書き方が変わるみたい。
また、設定ファイル（Nagios.cfg）によっても書き方が変わる。
ネットで情報収集する際は、バージョンに要注意。
check-host-alive＠host.cfgとcheck_ping＠service.cfgをダブル書かないといけないのはよくわかんないなぁ。
これから、本題の検証だな。。。
