ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

秋から冬へと ヤーボイ中止〜9/23CT検査結果〜その後

2016年10月12日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


3回目を終えたヤーボイでしたが
副作用が強く出たため中止となりました。
ステロイドで副作用はだいぶ治まっていますが
まだ肝機能があまり良くなっていないのでプレドニンの量が減らせません。

9月23日のCTの結果
腹腔にある幾つかの転移は小さくなるどころか大きくなっていました。
特に腹壁と腎臓の間にあった転移は大きくなって腎臓の横に居座っていました。

これ以上はヤーボイを続けることはできす
かといって、オプジーボに戻るのも今はできず
では何ができるかというといえば
現時点では何もない状態がずっと続いています。

次なる手として
「TCR遺伝子導入Tリンパ球輸注治験」に参加すべく検査を進めています。
第一関門である白血球のタイプはクリアできましたが
第二関門であるがん細胞に特異な抗原を持っているかの検査結果がまだ出ておらず
もしそれがクリアできても
治験を始められるのは1月ぐらいだろうとのこと。
しかも1ヶ月の入院を要するとのことで
第1相試験であることも考えるとちょっと不安があります。

治験では先端医療科のK先生にお世話になりますが
先生も治療が何もできない状態が続くことを懸念し
それまでの間に何か使える治験や治療法を探すべく
がんセンターで行っている「遺伝子プロファイリング研究」への参加を勧めてくれました。

現在、国際医療センターのI先生にお願いして
腫瘍組織のプレパラートを作ってもらっています。
TCRでも8枚作ってもらいましたが
今回はさらに20枚必要とのことで
お忙しいI先生には申し訳ないと思うのですが
病院間の連携には感謝するばかりです。

次回は17日に受診して治験の進捗状況の確認と血液検査となります。
肝機能がよくなっていればプレドニンの量も減らしてもらい
今後の治療の可能性や治験についてT先生と話し合います。

大きな不安はありますが
夫はそこそこに元気に過ごしています。
よく食べ、よく働き、よく寝て
よく喋り、よく笑い
趣味のカメラも楽しみ
私の写真展の準備も手伝ってくれたり
1泊の旅行に出かけたりしています。

この先何があっても後悔しないよう
1日1日を大事に過ごしていきたいものです。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ハル)
2016-11-03 07:22:34
リック浦和さん
手術できるのですね!
しっかり取ってもらってすっきりしたいですね。
全く、なくなったと思うとひょっこり現れて・・・の繰り返しでがっかりしますよね・・・。
夫もお腹にグリグリとボッコリ突き出たものがあって触るとピンポン球みたいなんです。
いつも先生に「ここで切ってしまってください、」と冗談を言うんですが切ってくれません。(笑)
手術成功しますように!
頑張りましょうね。
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Unknown (ハル)
2016-11-03 07:14:18
リリーさん
治験が始まるまでに結構待つようなので心配ですが
体調はまあまあです。
例年冬は気持ちが落ち気味なので上がるように応援しながら頑張ります。
穏やかで元気が一番ですね!

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お世話になっています😊 (リック浦和)
2016-10-21 21:15:24
お世話様です。患者会で何回かお会いしているものです。ご主人様の病状のお話しを聞いて、どうにかならないものなのかといつも思ってます。
私も、メラノーマがわかってから手術し6年がたちましたが、再発を繰り返し、現在反対の足の付け根に転移してしまいました。
でも、何とか手術出来るので、来月手術する予定です。
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希望 (ハル)
2016-10-19 13:00:56
宮島さん
希望が何よりのお薬だとつくづく思います。
今のところ無治療の状況が続いていて内心不安な夫ですが、
元気に明るく過ごしていることに感謝して
私ができることをしています。
いつも応援ありがとうございます。
同じ屋根の下から宮島さんの温かいエールが聞こえてくるのがとても心強いです!
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希望 (リリー)
2016-10-12 13:45:08
心に残る思い出がたくさんできるといいですね🍀
希望を持ってどうぞ穏やかな日々をお過ごしください👩
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希望を持って! (宮島将郎)
2016-10-12 10:53:02
新しく治療を始める病院の待合室でブログを読みました。
ご主人の癌と薬とのイタチごっこが大変な様子が良くわかりました。
この夏に高校の同窓会で会った後輩の癌専門医は、抗癌剤はいろいろ有るが、自分が癌になったらオプジーボは使うと言いましたが、ご主人の場合は効かないのですから、つくづく難かしい世界なのですね。
でも、わたしはご主人の最良の薬は佳代子さんだと思います。
佳代子さんが希望を捨てず、前向きに明るく介護しているのがご主人の回復への意欲を生んでいるのです。
これからも治療の成果をブログで知らせてください。
悩める大勢の患者の道しるべになるはずですから。
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