ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

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月命日

2017年06月22日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


早いもので今日は月命日です。

5月27日のお別れの会までは気持ちが張っていて
悲しみに暮れる余裕もありませんでした。
お別れの会に来られない患者会の仲間達や
親しくしていただいた方たちが
家まで顔を見に来てくれました。
また、お別れの会に向けて忙しく準備する中
夫はいつものようにベッドで横になって
私たちを見守っていてくれました。

お別れの会では、多くの方の涙と別れのことば
一人一人が思いを込めて献げてくれた花
思い出の写真
好きだった音楽と共に
夫は大空を渡る風となって旅立って行きました。

その後は
仕事にも復帰しながら
息子と一緒に大学の研究室の片付けに行ったり
アメリカ大使館、市役所や銀行、年金、保険・・・等々
諸々の手続きや片付けに追われながら
息子と娘の3人で支えあってきました。
そんな中、たくさんの方の温かい心に触れ
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

子供たちの前でメソメソするのはよそうと
元気に振る舞っていましたが
きっと子供たちも同じような気持ちだったでしょう。
3人で過ごす時間はとても穏やかで癒される時間でした。

でも、18日に息子はアメリカに帰っていきました。
これで家族は、それぞれが元の生活に戻り
それぞれが、忙しい日々を送る中で
悲しみと向き合っていかねばなりません。
私は私なりに
娘は娘なりに
息子は息子なりに・・・。

仕事を終えて家に帰ると、
夫がお気に入りの椅子に座って本を読みながら
「おかえり」と言ってくれるような気がします。

ベッドから「おーい」と呼ばれたような気がして
慌てて「はーい」と言いそうになります。

今までそこに当然のようにいた夫が
今はいないという現実は
まだまだ受け入れられないようです。

いろんなことを思い出しては
あの時、こうしてあげればよかった、
もっとやさしくしてあげればよかった、
仕事を辞めて一緒に過ごせばよかった、
あれほど行きたがっていたベトナム旅行に無理してでも行けばよかった、

もっといい妻でいてあげればよかった・・・と悔やみ
後悔と寂しさ、どうしようもない哀しみに潰されそうになります。

それでも
日々は過ぎて行きます。

Life goes on...

このまま潰れてしまうわけにはいきません。
父を亡くした子供たちが母まで失わないよう
頑張っていくのが今の私の役目です。

無理をぜずに
ぼちぼちやっていこうと思います。











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3 コメント

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これから (リリー)
2017-06-23 10:18:26
あっという間の1ヵ月でしたね。日に日に寂しさが募る頃です。

忙しさに紛れて悲しいとか寂しいとか浸っている間もなかったでしょうけれど、ようやくいくらか気持ちにゆとりが出て来て、改めてご主人のいない毎日がこんなにもつらい日々なんだと感じられている中で、前向きなあなたの姿勢に少しほっとさせられています。

これから先、ご主人との30数年間の思い出と共に、あなたらしく、強く、たくましく生きていってくださることを心から願っています。

でも、あまり無理をしないように。泣きたいときは泣いて、愚痴をこぼしたくなったらこぼして…。

遠くから応援しています。

お元気で
これから (ハル)
2017-06-23 12:34:24
リリーさん
さっき麻央さんが亡くなったことを知り、泣けて、泣けて。
在宅ケアで重なる部分が多くて、ずっと応援してただけに可哀想で・・・。

与えられた命の長さは人それぞれ。
でも若くて、子供もまだ小さくて・・・って、あまりにも切ないです。

私自身は、もともとポジティブな性格だから
きっと立ち直りも早いと思います。
何より仕事があって、好きなこともあって忙しく暮らすのが一番の治療ですね。

でもいつでも話聴いてもらえるリリーさんがいる私は幸せ!
いつもありがとう。
Unknown (nabana)
2017-07-26 04:42:28
本当に久しぶりに訪問しました。
ご家族に囲まれ、おうちから旅立たれたのですね。
ご冥福をお祈りいたします。
そして、ご夫婦で懸命に頑張られた日々に心から敬意を表したい気持ちでいっぱいになりました。

夫をなくしてもうすぐ2年になります。
この間いろいろな心境になりました。
ハルさんは今たいへんお辛いのではないでしょうか。何もかも投げ出したいことがあるとコメントにありましたが、私も半年くらいは、10日間くらい何もしないでぼーっとひたすら心のままに悲しんでいたい、とずっと感じていました。

ハルさんなら頑張り続けることもきっとおできになってしまうと思いますが、苦しい時はどうぞ無理せずゆっくりゆっくりなさってくださいね。

ご主人と夫の年が近く、夫の闘病中は元気に希望を持って暮らすお二人を心の支えにしてきました。たいへんな状況の中そのような発信をしてくださったハルさんがお元気でいられるよう心よりお祈りしております。

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