和裁士・徒然

岩本和裁専門学校の教師のブログです。

紐飾り・その①

2008-07-10 23:36:16 | 子供の着物
夏もこれからが本番だというのに、もう七五三の着物がデパートなどで見かけます。最近では、すいている夏の間に記念写真を撮る人もいるそうです。

さて、子供の着物には必ず、肩あげ、腰あげ、そして紐をつけます。そして紐の付け根には色糸(男女を問わず主に赤色の糸)で飾りを施します。華やかな飾りには、紐をしっかりと留める意味もあります。面白いことに、決まった型というのはありません。自分で自由にデザインしてもいいのです。

これは三歳児の四つ身のお祝い着の紐飾りです。
この他にもいろいろなデザインがありますので、また紹介します。




参考までに、写真の紐飾りの作り方です。




※図の番号の順にひし形に糸を渡し、最後に十文字に糸を渡します。
刺し目の中央に糸を回して根元で一結びして、松葉のようなふさを
2筋出して、糸を切ります。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひも飾りの縫い方について (あかねこ)
2009-10-28 18:24:17
頂き物の子どもの浴衣の紐の位置を付け直したいのですが、ひも飾りの縫い方がわからず困っています。(和裁の本を見ても図案だけ)実際についているものを見ると糸が他の糸にかけてあるように見えるところもあり、順番があるのだろうと思うのですが…。縫い方の順番が載っている本があれば教えてください。よろしくお願いします。
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紐飾りの縫い方です。 (岩本好司)
2009-10-31 23:13:41
あかねこ様

ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

簡単ですが、縫い方を続きでアップいたしました。
これは、私の祖父、岩本喜三郎(故人)が昭和54年に、主婦の友社より出版いたしました
「和裁 TOMO SERIES」に掲載されているものです。現在は絶版となっています。

頑張って挑戦してみてください。
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ありがとうございました。 (あかねこ)
2009-11-12 16:57:28
どうもありがとうございました。
縫い方を見ると、このような順番でするとこうなるんだなというのがよくわかりました。がんばってやってみます。
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