「愛する子供たちへ」-心の糧メッセージ

クリスチャンとして歩む未熟な父親が、自らの子供たちの幸福を願い、その信仰と霊性を養い育むべく記す「心の糧メッセージ」!

「初期のイエス・キリストの教会」

2014年04月22日 01時22分14秒 | 福音の原則
愛する子供たちへ

 みんなが、末日聖徒イエス・キリスト教会の信条や教えについてよく理解できるように、定期的に「福音の原則」のテキストから項目別に紹介しようと思います。今日は第1弾「初期のイエス・キリストの教会」です。

<イエス・キリストの教会の特徴>

 末日聖徒イエス・キリスト教会の信仰箇条には次のようにあります。「わたしたちは、初期の教会にあったと同一の組織、すなわち、使徒、預言者、牧者、教師、祝福師などがあることを信じる。」(信仰箇条1:6)

 イエスはこの世におられたときに教会を設立されました。教会は「イエス・キリストの教会」と呼ばれ(モルモン書3ニーファイ27:8参照)、会員は聖徒と呼ばれました。(エペソ2:19~20)

<啓 示>

 イエスは教会を設立するとともに、指導者に自ら教えと指示を与えられました。同様に、イエスは天の御父から教えを受けられました(へブル1:1~2参照)。このようにイエス・キリストの教会は人によらず、神により導かれたのです。イエスは弟子たちに、啓示はその上に教会を建てる「岩」であると教えられました。(マタイ16:16~18 参照)

 イエスは復活後、昇天に先立って使徒たちに言われました。「わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである。」(マタイ28:20)この言葉どおりに、主は天から引き続き導かれました。イエスは弟子たちに、慰め主、啓示者である聖霊を遣わされました。(ルカ12:12;ヨハネ14:26 参照)示現を通してサウロに語られました。(使徒9:3~6参照)イエスはペテロに、ユダヤ人だけでなく全世界の人に福音を宣べ伝えるようにという啓示を下されました。(使徒10章参照)数々の栄えある真理をヨハネに啓示され、これは黙示録に記されています。新約聖書には、イエスが多くの方法で御心を明らかにして、教会を導き、弟子たちに光を注がれたことが記されています。

<神の権能>

 神権がなければ、福音の原則を教え、儀式を執行することはできません。御父はイエス・キリストにこの権能をお与えになり(へブル5:4~6 参照)、次にイエスは使徒を聖任し、神権の力と権能を授けられました。(ルカ9:1~2;マルコ3:14 参照)イエスは、あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを聖任した、と言われました。(ヨハネ15:16参照)

 教会の秩序を整えるために、イエスは十二使徒に最大の責任と権能を与えられました。ペテロを使徒の頭に任命し、この世においても天においても祝福を結び固める鍵を授けられました。(マタイ16:19参照)さらにほかの役員を聖任し、それぞれに特定の義務を与えられました。イエスが昇天された後も、任命と聖任の規範は存続し、すでに権能を受けている人がほかの人を神権の職に聖任しました。イエスは聖任が承認されたことを聖霊によってお知らせになりました。(使徒1:24 参照)

<教会の組織>
 イエス・キリストの教会は綿密に組織されました。教会は建物、すなわち「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって、キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である」建物にたとえられます。(エペソ2:20)

 イエスは、使徒が務めを果たすのを助ける神権指導者をほかにも任命されました。例えば、福音を宣べ伝えるために「七十人」と呼ばれた役員を二人一組で遣わされました。(ルカ10:1参照)また、伝道者(祝福師)や牧者(管理役員)、大祭司、長老、ビショップ、祭司、教師、執事を教会に置かれました。(後日詳しく説明します。)これはすべて、伝道活動を行い、儀式を執行し、教会員を教え鼓舞するために欠かせない役員です。この役員は、会員たちが「神の子を信じる信仰の一致と彼を知る知識の一致」とに到達できるように援助しました。(エペソ4:13)

 聖書には神権や教会の組織と管理に関してすべてが記されているわけではありません。しかし、教会の組織が優れて完全であることを示すのに十分な記述が保たれてきています。使徒は全世界に出て行き福音を宣べ伝えるように命じられました。(マタイ28:19~20参照)そのため、1か所にとどまって新しい改宗者を指導することはできません。そこで各地に神権指導者が召されて聖任され、使徒が彼らを管理しました。使徒やその他の教会指導者は各地の支部を訪れ、あるいは手紙を書きました。こうして、新約聖書にはパウロ、ペテロ、ヤコブ、ヨハネ、ユダの手紙が収録されていますが、これらは地方の神権指導者に勧告し指示するために書き送られたものです。

 新約聖書を読むと、この教会の組織は存続するよう意図されていたことが分かります。例えば、ユダが死んで使徒は11人になりました。イエスの昇天後間もなく、11人はユダの代わりを務める者を選ぶために集まりました。使徒たちは聖霊からの啓示によって、マッテヤを選びました。(使徒1:23~26参照)主は使徒が教会を管理するよう規範を定めておられました。教会の組織はイエスが設立されたままの状態で存続するはずであったことは明らかなようです。

<第一の原則と儀式>

 使徒は二つの基本原則、すなわち主イエス・キリストを信じる信仰と悔い改めを教えました。新しい改宗者は、神の御子であり贖い主であるイエス・キリストを信じ、罪を悔い改めた後に、二つの儀式、すなわち水に沈めるバプテスマと聖霊の賜物を授けるための按手とを受けました。(使徒19:1~6 参照)これが福音の第一の原則と儀式でした。イエスは「だれでも、水と霊とから生まれなければ、神の国にはいることはできない」と、以前から教えておられました。(ヨハネ3:5)

<死者のために執行される儀式>

 イエスは生者、死者を問わず、あらゆる人に福音を聞く機会を与えられました。イエスは亡くなってから復活されるまでの間、すでにこの世を去った人々の霊のもとを訪れ、死者の中に伝道活動を組織されました。イエスは義にかなった使者を任命し、すでにこの世を去ったすべての人の霊に福音を宣べ伝える力を授けられました。こうして、福音を受け入れる機会が死者に与えられたのです。(1ペテロ3:18~20;4:6;教義と聖約138章参照)主の教会の会員は死者のために儀式を執行しました。(1コリント15:29参照)というのは、バプテスマや確認などの儀式は、この世で行わなければならないからです。

<霊的な賜物>

 すべての忠実な教会員は御霊の賜物を受ける資格がありました。御霊の賜物は各自の必要、能力、責任に応じて与えられました。この賜物の中には、病を癒す、あるいは癒される力を含む信仰の賜物、預言の賜物、啓示の賜物などがありました。(御霊の賜物については後日さらに詳しく採り上げます。)霊的な賜物は常にまことのイエス・キリストの教会に存在します。(1コリント12:4~11;モルモン書モロナイ10:8~18;教義と聖約46:8~29参照)イエスは弟子たちに、これらのしるしや霊的な賜物は、信じる者には常に伴うと語られました。(マルコ16:17~18 参照)そして大勢の弟子たちが聖霊の力によって奇跡を行い、預言し、示現を見たのです。

<アメリカ大陸におけるイエス・キリストの教会>

 イエスは復活後、アメリカ大陸の民を訪れて御自身の教会を組織されました。最初に3日間お教えになり、その後もしばらくの間、しばしば戻って来られました。(モルモン書3ニーファイ11~28章参照)それから民のもとを去り、昇天されました。この民はその後200年以上の間義にかなった生活を送り、神が造られた最も幸福な民となりました。(モルモン書4ニーファイ1:16参照)

<まことの教会からの背教>

 いつの時代にも悪人は常に神の業を妨げようとしてきました。使徒がまだこの世にいて、発展期にある教会を管理していたときにもこのことが起こりました。イエスがお教えになった分かりやすい真理に代えて、古い異教の思想やユダヤ人の信条を説く教会員が現れたのです。公然と反抗する人もいました。さらに教会外部からの迫害も起こりました。教会員は信仰のために拷問にかけられ、殺されました。また使徒も次々と殺され、あるいは地上から取り去られました。邪悪と背教のゆえに使徒の権能と神権の鍵も地上から取り去られました。イエス・キリストが設けられた組織はもはや存在しなくなり、混乱が生じました。教会の教義にますます多くの誤った教えが入り込み、間もなく教会は完全に崩壊してしまったのです。まことの教会が地上に存在しなかった期間を「大背教」と呼んでいます。

 その後間もなく異教の信条が、クリスチャンと呼ばれる人々の考えを支配するようになり、ローマ皇帝はこの偽りのキリスト教を国教と認めました。この教会はイエスが組織された教会とはまるで異なっており、神は姿形も実体もない存在であると説いていました。

 当時の人々は人類に対する神の愛を理解できなくなっていました。人間が神の子であることを知らず、人生の目的を理解していませんでした。神権と啓示がもはやこの世に存在しなかったので、多くの儀式が変えられてしまいました。

 皇帝は独自の指導者を選び、時には、まことのキリスト教会の神権指導者と同じ称号で呼びました。神から力を受けた使徒や神権指導者が一人もおらず、霊的な賜物もありませんでした。預言者イザヤはかつてこの事態を予見し、次のように預言していました。「地はその住む民の下に汚された。これは彼らが律法にそむき、定めを犯し、とこしえの契約を破ったからだ。」(イザヤ24:5)もはやイエス・キリストの教会ではなく、人の教会であり、名称さえも変えられてしまいました。背教はアメリカ大陸でも起こりました。(モルモン書4ニーファイ参照)

<預言されていた回復>

 背教が起こることを予見しておられた神は、福音を回復する方法を備えておられました。これについて、使徒ペテロはユダヤ人に次のように語っています。「あなたがたのためにあらかじめ定めてあったキリストなるイエスを、神がつかわして下さる……。このイエスは、神が聖なる預言者たちの口をとおして、昔から預言しておられた万物更新の時まで、天にとどめておかれねばならなかった。」(使徒3:20~21)

 黙示者ヨハネもまた福音が回復される時代を予見して、次のように語りました。「わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてき〔た。〕」(黙示14:6)

 以下の動画は、預言者ジョセフ・スミスを通じてもたらされた永遠の福音の回復に関する十二使徒であるL・トム・ペリー長老のメッセージです。

 <「福音の回復」>


詳しくはこちら → 「イエス・キリストの教会の回復」

 この地上に住むすべての人は、神から深く愛されている大切な神の息子・娘です。神はすべての息子娘が永遠の完全な幸福を得てほしいと切に望んでおられます。それ故にこの末日の世に黙示者ヨハネに示された永遠の完全な福音をこの地上に回復されました。(黙示14:6~7)すでに亡くなられた先祖の方々も含め、主を受け入れて、その教えに忠実歩むすべての神の息子・娘たちが神のみ元へ戻ることができるよう、必要な完全な真理を私たちに知らせるためです。

 お父さんはすべての人々がこの回復されたイエス・キリストの完全な福音を知り、その真理に基づいた教えに従って永遠の幸いを得てほしいと心から切に願っています。(おやじより)

 以下のサイトで、回復されたイエス・キリストの教会について知ることができます。以下の画像もしくはテキストをクリックして下さい。

<参照聖句>

・エペソ2:19(聖徒と呼ばれた教会員)
・1コリント12:12~31(体にたとえられる教会)
・ルカ10:1;使徒14:23;テトス1:7;1テモテ2:7(教会の役員)
・ヨハネ8:26~29(イエスを導かれる御父)
・ルカ9:1;ヤコブの手紙1:17;5:14~15(霊的な賜物)
・モーサヤ27:13(背きが招いた背教)
・2ペテロ2:1;マタイ24:9~12;ヨハネ16:1~3;アモス8:11;2テサロニケ2:3~4(預言された背教)
・ダニエル2:44~45;マタイ24:14;使徒3:19~21;ミカ4:1;イザヤ2:2~4(預言された回復)

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