昨日はもちろん、藤花と連れ立って、「眠り姫設定資料集」をもらって参りました。
まあ、さすがにアイマス映画はこれで行き納めかなあ…。
『マブラヴ オルタネイティヴ』 Age
すごかった。ここまでのめりこんだのはWA2以来です。
時間を忘れて進めてしまいますね。
・シナリオ 85~95点
2006年発売の超有名作だけに、今更私がどう褒めたらいいのか悩みますが…。
「メカに乗ってBETA(という地球外生命体)を倒す」「グロがすごいらしい」「熱いらしい」
というぼんやりした情報から想像していたものとは、いい意味で内容が違っていました。
確かに、非常に印象に残るグロ絵が一枚ありますが、あれはどう考えても必要なシーンです。
あれはあえて「トラウマ」として、主人公と衝撃を共有すべきだと思うので。
不必要にエログロで煽り立てる箇所はありませんでした。全て必要な過程でしょう。
最も意外だったのが、BETAとの交戦があまり長く描かれなかったこと。
UNLIMITEDで完全カットしたぶん、オルタでは存分にバトルするものだと予想していました。
(長い短いはそれぞれの感じ方によりますが)
マブラヴオルタでの最大の敵は、BETAではなく、主人公自身の弱い心なのだと思います。
主人公が本当の意味で覚悟を決めるまで、シナリオの実に6割以上を要します。
UNLIMITEDで軍人として完成したかと思いきや、実戦を踏むたびに多くの人の覚悟に触れ、
自分の「立脚点」を問われ、心を揺るがされる。
初めてBETAに遭遇した時は錯乱して失禁までする。
テキスト自体はどこか古臭いのですが、心情描写がとても鋭いです。
主人公のささやかな傲慢、弱さ、
他の作品ならスルーするようなところも見逃さず暴き立ててしまいます。
そういう意味で、「18歳以上向け」だと感じました。
そんな格好悪いのやだ、
さっさと気持ちよくバトルで俺TUEEEEさせろ!と思うユーザーには不向きです。
キャラについて。
ヒロインとして攻略したいのはやはり純夏>冥夜>霞ですが、
別枠で夕呼先生が最も印象に残りました。
台詞の多さで言えば間違いなくナンバーワンであり、彼女との会話シーンは非常に長い。
見様によっては、準主人公とも呼べる存在だと思います。
というか、マブラヴオルタって、武と夕呼先生でオルタネイティヴ4を完遂させる話ですよね。
・グラフィック 80~90点
動きすぎ! どうなってんの!
通常の立ち絵からして、瞬き・口パク有り。しかもあちこち歩き回ります。
キャラデザの古さは『マブラヴ』感想で語った通りですが、
その前作よりも塗りがグレードアップしており、一枚絵が非常に美麗です。
ただ、オルタで登場した新キャラ達が洗練された立ち絵であるのに比べ、
『マブラヴ』無印の立ち絵をそのまま使用している冥夜達メイン組が
ちょっと不憫な出来に思えました。
無印の絵って、おそらく2001年に描かれたものだろうし、描き直しても良かったのでは。
(前作とのイメージに差異が出ては困る、という事情からだと思いますが)
・音声 80~90点
たーちあがーれ!けだーかくまえ!さだーめをうーけーたせーんしよー!!!
『未来への咆哮』のリピート止まりません。古臭いのに何故こんなに心に残るのか。
ボーカル曲を複数用意し、ここぞという時に挟んでくる気概にやられました。
武が再び戦場へ戻る『翼』も大好きです。たぶん、わざと男くさくしているんだと思います。
うーん、サントラほしい。
探してるんだけど、古いせいか見つからないんですよねえ…。
・システム 80~90点
本当なら120点つけたいところなんだ!
でもCGも音楽もギャラリを置いてくれないのは見逃せない!
でも本当、そこ以外は驚くべき完成度です。
グラフィックの項で触れた通り、ポリゴンかと疑うほどに立ち絵が動きまくります。
5人表示されていれば5人とも、目パチ口パク動き有り。
そして、立ち絵・一枚絵を駆使しての演出が連発。
ラストはアニメ並に動きが止まりません。
なのに、びっくりするくらいサクサク軽い。一度もバグが起きない。
どうなってんの? なんで? と呆然とするくらいの優秀システムで、
こんなもんを2006年に完成させられちゃ、他のブランドは堪ったもんじゃないでしょう…。
Ageってすごいんだなー、と思った次第です。
総評
「バトル」ではなく「覚悟」を描ききった比類なきSFADV。
同じジャンルでこれを超えるのは大変なことです。
『Fate』と同じく、「金字塔」と言い切っていいクラスにあります。
ただ、「主人公がメカに乗って熱く無双するバトルもの」という誤解を受けやすいので、
そこは各所のレビューを読み込んでから臨んだ方がいいかも。
ああ、でもあんまりこの作品の良さを書ききれなかったな…。自分が残念。
進撃の巨人との比較記事でもうちょい頑張りたい。
まあ、さすがにアイマス映画はこれで行き納めかなあ…。
『マブラヴ オルタネイティヴ』 Age
すごかった。ここまでのめりこんだのはWA2以来です。
時間を忘れて進めてしまいますね。
・シナリオ 85~95点
2006年発売の超有名作だけに、今更私がどう褒めたらいいのか悩みますが…。
「メカに乗ってBETA(という地球外生命体)を倒す」「グロがすごいらしい」「熱いらしい」
というぼんやりした情報から想像していたものとは、いい意味で内容が違っていました。
確かに、非常に印象に残るグロ絵が一枚ありますが、あれはどう考えても必要なシーンです。
あれはあえて「トラウマ」として、主人公と衝撃を共有すべきだと思うので。
不必要にエログロで煽り立てる箇所はありませんでした。全て必要な過程でしょう。
最も意外だったのが、BETAとの交戦があまり長く描かれなかったこと。
UNLIMITEDで完全カットしたぶん、オルタでは存分にバトルするものだと予想していました。
(長い短いはそれぞれの感じ方によりますが)
マブラヴオルタでの最大の敵は、BETAではなく、主人公自身の弱い心なのだと思います。
主人公が本当の意味で覚悟を決めるまで、シナリオの実に6割以上を要します。
UNLIMITEDで軍人として完成したかと思いきや、実戦を踏むたびに多くの人の覚悟に触れ、
自分の「立脚点」を問われ、心を揺るがされる。
初めてBETAに遭遇した時は錯乱して失禁までする。
テキスト自体はどこか古臭いのですが、心情描写がとても鋭いです。
主人公のささやかな傲慢、弱さ、
他の作品ならスルーするようなところも見逃さず暴き立ててしまいます。
そういう意味で、「18歳以上向け」だと感じました。
そんな格好悪いのやだ、
さっさと気持ちよくバトルで俺TUEEEEさせろ!と思うユーザーには不向きです。
キャラについて。
ヒロインとして攻略したいのはやはり純夏>冥夜>霞ですが、
別枠で夕呼先生が最も印象に残りました。
台詞の多さで言えば間違いなくナンバーワンであり、彼女との会話シーンは非常に長い。
見様によっては、準主人公とも呼べる存在だと思います。
というか、マブラヴオルタって、武と夕呼先生でオルタネイティヴ4を完遂させる話ですよね。
・グラフィック 80~90点
動きすぎ! どうなってんの!
通常の立ち絵からして、瞬き・口パク有り。しかもあちこち歩き回ります。
キャラデザの古さは『マブラヴ』感想で語った通りですが、
その前作よりも塗りがグレードアップしており、一枚絵が非常に美麗です。
ただ、オルタで登場した新キャラ達が洗練された立ち絵であるのに比べ、
『マブラヴ』無印の立ち絵をそのまま使用している冥夜達メイン組が
ちょっと不憫な出来に思えました。
無印の絵って、おそらく2001年に描かれたものだろうし、描き直しても良かったのでは。
(前作とのイメージに差異が出ては困る、という事情からだと思いますが)
・音声 80~90点
たーちあがーれ!けだーかくまえ!さだーめをうーけーたせーんしよー!!!
『未来への咆哮』のリピート止まりません。古臭いのに何故こんなに心に残るのか。
ボーカル曲を複数用意し、ここぞという時に挟んでくる気概にやられました。
武が再び戦場へ戻る『翼』も大好きです。たぶん、わざと男くさくしているんだと思います。
うーん、サントラほしい。
探してるんだけど、古いせいか見つからないんですよねえ…。
・システム 80~90点
本当なら120点つけたいところなんだ!
でもCGも音楽もギャラリを置いてくれないのは見逃せない!
でも本当、そこ以外は驚くべき完成度です。
グラフィックの項で触れた通り、ポリゴンかと疑うほどに立ち絵が動きまくります。
5人表示されていれば5人とも、目パチ口パク動き有り。
そして、立ち絵・一枚絵を駆使しての演出が連発。
ラストはアニメ並に動きが止まりません。
なのに、びっくりするくらいサクサク軽い。一度もバグが起きない。
どうなってんの? なんで? と呆然とするくらいの優秀システムで、
こんなもんを2006年に完成させられちゃ、他のブランドは堪ったもんじゃないでしょう…。
Ageってすごいんだなー、と思った次第です。
総評
「バトル」ではなく「覚悟」を描ききった比類なきSFADV。
同じジャンルでこれを超えるのは大変なことです。
『Fate』と同じく、「金字塔」と言い切っていいクラスにあります。
ただ、「主人公がメカに乗って熱く無双するバトルもの」という誤解を受けやすいので、
そこは各所のレビューを読み込んでから臨んだ方がいいかも。
ああ、でもあんまりこの作品の良さを書ききれなかったな…。自分が残念。
進撃の巨人との比較記事でもうちょい頑張りたい。
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