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『恋する乙女と守護の楯』 感想

2008-01-12 23:49:56 | エロゲ感想@えむあい
そういえば3連休です。休みボケが直らないじゃないか。

『恋する乙女と守護の楯』 (AXL)
年末に購入、正月休みに一気にクリアしてしまいました。
あらすじを超大雑把にいうと、『フルメタ』と『おとボク』を足して2で割った感じ。
(↑プレイ済の人は、このゲームを大抵こうやって説明する)
エージェントである主人公が女装して女子高に潜入、護衛対象であるヒロインと
うっふんあっはんにゃんにゃーん、っていう内容。


・シナリオ 70~80点
すごく楽しいです。まず何よりも、それが素直な感想ですね。
女が苦手な主人公が女装して女子高に入って、周囲にバレないように護衛、
って非常に美味しい設定ですよね。この時点で購入を決めた人も多いはず。
その期待を裏切らず、女子高ならではのドタバタ&暗殺未遂の緩急でばっちり楽しませてくれます。
キャラクターもそれぞれ立っていて魅力的なので、彼女らが掛け合いをしているだけで面白い。

また、この作品の特徴として、主人公がやたら「可愛い」んですね。
変装後の妙子(偽名)のルックスがふつうに美少女なのはお約束として、
主人公の修史(本名)の性格が素のまんまで可愛い奴なんですよ。何故か。
コメディとして一番美味しい配役にいるせいもあるんですが、
女子高生に言い寄られたり追い詰められたりして、あたふたする様が妙~にかわいい。
そのせいか、ヒロイン押しのけて人気№1です。
メインヒロイン差し置いて抱き枕とか意味がわからない。
学園祭の出し物なんか、ドレス手作りして提出するし・・・修ちゃんは将来なにになりたいのかな。

前半が楽しかっただけに気になったのが、バトル&作戦シーンのぐだぐださと、Hシーン。
まあ犯人当てとかは期待してませんでしたが(立ち絵のあるサブキャラに決まってる)、
修史の過去をわざわざ悲惨なものにした割に緊張感がなく、素人でもわかるような凡ミスを連発。
「幼い頃から戦場を渡り歩いて」って、これ必要だったんでしょうか? 
ただフルメタの真似しただけ?
凡ミスを除けば、修ちゃんの「甘さ」は平和な日本人として理解しやすいものだったので、
(任務が解かれてもみんなを守りたい、とか)
逆にその設定はない方が自然だったのでは、と思います。

そしてHシーン。一言で言うと、エロくするために無理を通しすぎ。
H用のBGMが流れ出した途端、キャラ達が抜きゲー化するのにはヒいた。
入り方も内容も台詞も、
「エロゲなんだからエロくしないと」「とにかくエロくエロく」という感じで無茶です。
せっかく主人公もヒロインも好感度が高くて期待してたのに、キャラがこんなに変わっちゃあ…。
不可抗力でバスタオル姿の有里を運んだだけで(全然悪くないのに)「ごめん、本当にごめん」
と延々謝り倒していた修ちゃんが、処女にフェラを強要するのは無理があると思います。
キャラはみんな好きなので、そこが本当に残念です。


・グラフィック 75~85点
ややクセがありますがそこがいい、という感じの、線が綺麗な画風です。
エロゲにしては珍しく、動きのある絵がとても上手。
テキストの描写がイマイチでもこれでカバーできるくらいですね。
コミックのようにカットインされる絵も非常に効果的で、こちらの目を飽きさせません。
立ち絵・一枚絵ともに十分な量がありますし(Hも多いので)、文句なしです。

ただ、ヒロイン達の体型があんまり書き分けられていないように感じました。
巨乳って設定なのに立ち絵で見てもそうは見えなかったり、
絵によって胸の大きさが全然違っていたり、
エロゲってそういうとこは大事だと思うので…。

まあ体型はともかく、H系の絵が非常にエロいのがいいですね。雰囲気からヤバい。
純愛エロゲって「かわいい」絵が流行りなので、
Hしてても通常時とさして変わらない一枚絵が多いんですが、瀬之本先生のH絵はエロい。
モザイク部分がなくても表情がエロい。ヤッてるのが丸わかりです。


・システム 35~45点
章ごとにスキップしつつ選択肢を見せてくれる「シーンスキップ」はすごく親切なんですが、
それ以外がいまいち・・・。
送りボタンをEnterキーにしないでほしいんだよね・・・。
押しにくいし、大事なキーだから無駄打ちしたくないんだよ。
一番使うとこなので、それが大きくマイナス。

あと、OPとEDの音量はどうしてあんな爆音なのですか。耳が千切れます。
BGMのボリュームをいじっても言うこと聞いてくんないし、パッチはいつ出るのー?


・音声 65~75点
青山ゆかりさんでお嬢ツンデレ&北都南さんでロリツンデレ。まあこれが目玉ですな。
AXLって前から青山ゆかりさんを起用しているらしいですね。巧いもんなあ。
青山さんの演技も素晴らしいですが、北都南さんのロリーな声に腰砕けでした。かわいすぎ。
あんな声でワガママ言われたらもう、何でも聞いちゃうよ。ヤヴァいよ。かわええなあ…。

他の方も違和感なく聞けました。
しかし、松田さんの声があそこまで変わるとは…。あれはあれでいいんですが、
変わりすぎという気がするんですね。
ほぼ同じ声質で、それでいて人格が別、っていう演技でもよかった気がします。
何でかって、設子さんが一番好きなので。

BGMについては…発展途上なのかな、という印象です。悪くないけど、荒削りというか。
ヒロインごとにテーマがあってもよかったと思うし、戦闘用のBGMが少ないです。
少ないせいで、バトルになると「いっつもこの音だなー」って思ってしまう。
あと、使い方もちょっと馬鹿馬鹿しい時がありました。シナリオの邪魔をしないでほしいな…。


総評
女装少年潜入コメディ、というジャンルが好きな方にはこれ以上ないくらいお勧め。
(修ちゃんは成人男性ですが、素で喋ってて男ってバレないしな…)
感動はありませんが、そのぶんたっぷり笑い&萌えが盛り込まれています。
特定のヒロインと恋愛→H→バトルの流れは無茶苦茶なので、そこは覚悟しておきましょう。

幼少の頃から戦闘技術を叩き込まれたエージェント、という割に
男子中学生のようなミスをする修ちゃんを、どうか叱らないでやってください。
彼は燃えじゃなく萌え担当なんです。

しかし、一気呵成にコンプしてしまうほどテンポがよくて楽しい作品です。
つか、ファンディスクとか発表されたら予約してしまう勢いですよ。今度またやり直そっと。
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