今年は
毎月1冊は必ず本を読破する、と決めたのです。
(読みたい、という気持ちはあるけどなかなか読み進めきれないわたし・・・)
そして、その感想をブログに書くと、決めたのです。
ということで!
今月の本はコチラ!!
有川浩 「阪急電車」 (2008年 幻冬舎)
阪急・今津線を舞台に、各駅での人間模様が描かれているショートストーリーの集積。
別れの物語があり、入れ替わるように出逢いがあり。
西宮北口駅から宝塚駅までの8駅でそれぞれの物語があって、
実はそれが全部つながっていくという。
まさに、線路のごとく!
人様からオススメされてお借りして読みました。
各駅での出来事が短編でおさめられているので、しばらく読書離れしていた私にはリハビリにぴったりで、とっても読み進めやすかったです。
作者は本当に「人」を見ているなぁと思った。
観察力がすごいよ・・・・物書きさんだからそりゃぁそうだという感じですけど
たかが電車、されど電車。
人が多く出入りする場所だからこそ、それと同じだけ物語が生まれているんだよね~・・
小説なので「空想のお話」にすぎないけど、本当に起こり得るできごとばかりでとってもリアルなお話たちでした。
一番お気に入りのシーンは
女子高生集団が、電車内で友達の彼氏のマヌケっぷりを話しているシーン。
わいわいやり取りしているのがとっても浮かんで、読みながら大笑いでした。
本当にいるよ、ああいう集団!
と思ったら、あとがきにあったんですが、
実際にそういう会話が車内であったらしいです、アレンジしているけど。
さすが、笑いの街・・・
心温まる、ほっこりする作品に出逢えました。
そいうえば、ミステリ(?)ばっかり読んでいたな、伊坂幸太郎さんがすきで・・・
とおもった(笑)
たまには、こういうジャンルも読まないとね・・・
ココロにうるおいを。