映画を観た～地球が静止する日～（追記しました）

『地球が静止する日』を観ました。


人類は変われるか？





画像クリックで公式サイトに飛びます。

ストーリー＆解説：任務遂行のため、ロボットの“ゴート”を従えて地球に降り立った人間型異星人“クラトゥ”。政府や科学者たちが謎の解明に奔走する中、ある女性と義理の息子は、クラトゥの任務に巻き込まれていく。そして二人は“地球史上最大の危機”が、今まさに訪れていることに気付く…。

『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』など数々の名作を生んだロバート・ワイズ監督によるSF映画をリメイク。ワイズ版でのクラトゥは人類に核兵器の放棄を要求したが、本作では環境破壊への警告へと変えられている。主演は、「マトリックス」シリーズ、『スピード』のキアヌ・リーブス。監督は『エミリー・ローズ』で世界中から絶賛されたスコット・デリクソン。（goo映画）


【五つ星評価…☆☆☆】


※ネタバレ含みます。※

見せ場はほとんど予告編で流れてしまっています。

スタジアムやトレーラーが塵になるシーンしかり、無人攻撃機ＭＱ－９リーパーしかり、地上部隊の一斉砲撃しかり…。



いくらなんでも見せすです。

せめて、初期の予告編には無かったリーパー（プロペラ音があまりしていなかったのが気になる…）や地上部隊の攻撃シーンは予告編で見せるべきではなかったんじゃないでしょうか？

おかげで期待が高まり過ぎちゃいましたよ…。

本編開始２０分～３０分くらいは、五つ星級の緊迫したストーリー展開で引き込まれてしまうのですが、途中から若干停滞気味になってしまうのが辛い。

けっして寝くなるようなことはありませんでしたが、後半の盛り上がりが薄かった。

地球にとって人類は害虫なのか？そうでないのか？…キアヌはそれを見極めるために地球に来たんでしょ？

なのに、たった二匹の地球人の感情表現を見ただけで、すでに実行されている地球浄化作戦を中止していいのか？

地球はどうなるんだ！？

終わり方が締まらない…。


序盤でも気になることがチラホラありました。

原作のことは何も知りませんが、突然現れた謎の巨大球体に対して、ハンドガン構えたり、屋上からスナイパーが狙っていたり、なんか違和感が拭いきれなかったです。

あれが地球外生命体に対する危機管理マニュアルだとしたら、あまりにもお粗末としか言いようがないっす…。

まして、使者の可能性が高い生命体に先制攻撃を仕掛けるなど言語道断です。

ってか、初っ端からお前ら近づきすぎダロwww

包囲をするのは当然ですが、もうちょっと離れたほうが良いような気が…。



俺の考えが臆病すぎるのかな？

宇宙から飛来した得体の知れない不気味な球体に、いきなりこんな接近できるかな。

なんか、地球のテクノロジーじゃ感知もできないような有害な粒子みたいなモノが大量に浮遊していたら、どうすんだよお前。

実際にお前らデッカイロボットにキュイーンされていたじゃないか！！

だから言ったじゃないか！

やたらと近づいたらあんたアレやでー！！

あと子役のウィル・スミスの息子が、なんか憎たらしかったですwww

『幸せのちから』では、そうではなかったのですが。


良かったところは、上でも書いたとおり序盤の緊迫感の出し方は見事。

スッゲー引きこまれました。

ＣＧも流石の完成度ですし、軍隊の描写もカッコ良くて、無力な様子も面白かった。

巨大ロボはもう少し暴れまわってほしかったけど、存在感はあったね。

全てを無にする黒い霧の正体が明らかになる施設でのくだりも、まぁ、ドキドキは出来ました。

キアヌはこの役似合いすぎだし、ジェニファー・コネリーはあまり知らないんだけど、美しい女優さんだった。


もう一つ、二つ飛びぬけた展開や映像がほしかったですね。

序盤で満点確実と思ってしまったので、落差が激しすぎました。

個人的に損をしたとはまったく思っていませんが、声高に劇場観賞をオススメする気にはなれません。

ただ、「悪くはない」とは言っておきますww





映画インデックス



地球が静止する日 - goo 映画