岩隈の決断＋おまけその２

１７日２２時現在、「岩隈の決断」は報道されていません。（原稿書き始め時間です）
しかし、あの提案を呑むとは到底思えません。
そして、報道がありました。
岩隈あくまで「ノー」。


研究所長案として
「岩隈と「０５年ドラフト１位指名権」の交換」を提案しました。

私が考えるのは、「楽天」が持つ一番良い指名権（自由でもそうでなくても）を「楽天が実施するところで」「オリ近の名で」一人分行使するということです。

また順位の整理上、楽天は「自由ワク使用を認めない」こととし、オリ近は「自由ワクか、（楽天が使える最上位の指名権）１位か」を選択できる。
※１２月２１日に補足しました。下のichikenさんあてコメントも参照ください。

そこで、かめちきさんの投稿からですが、
「来年度ドラフト、自由ワクが撤廃されていないかも」という危惧がある旨のご指摘です。

たしかに、ドラフト改革は今のところ、手付かずです。
おそらく「大学２年生（関西では２回生といいます）」くらいまで、有力選手は各球団より栄養注射をされているからではないでしょうか？
今「改正」すると、注射代がパーになるからとりあえずこのままにしたいというのが、「旧経営陣の考えを反映した改革の歩み」というのは邪推でしょうか。

しかし既に楽天の「栄養注射」を受けた選手がいるとは思えません（参入も決まってない段階から注射は打てないでしょう）。一場投手のようにオーナーの首を３つも吹っ飛ばして自由ワク選手になると言うのは、例外中の例外です。
ということは、（有力選手が、栄養注射なしで自由ワクに入ってくれないと仮定すると）来年の楽天のドラフト上位者は、クジ任せである公算が大です。
ということは、所長案は楽天にとって、栄養注射争いで他球団に遅れをとっている分、痛みは少ない公算が大きいです。

まとめると、「楽天は０５年度ドラフト会議における最上位の指名ワク１つを、オリ近に渡す」。
案は文書にすると、こんな感じでしょうか。

自由ワク制度が残っておれば、「オリ近は他球団より１つの自由ワクを余分に行使できる。」すなわち「自由ワク選手」を３人分指名することができる、ことになる。
完全ウエーバーなら、「楽天の順番のときに１回、指名できる」でＯＫですが、どうなりますことやら。

で、オリ近の立場を考えてみますと、
「そら岩隈はパの最多勝投手で必要な選手だ、欲しいに決まっている。だからプロテクトに入れたんだ。
しかしああも岩隈が強硬に反対するとは、正直ウチも読みきれてなかった。反対の強硬だった磯部と福盛は外したのだが（それ以外にプロテクト外派がいるのかどうか現時点では不明）岩隈組みし易しという、ウチの読みは完全に外れたわけだ。

しかし金銭トレードでハイと楽天に渡すわけにも行かない。ウチにも意地がある。その立場は貫きたい。
一部で岩隈の我侭と報道されているところもあるが、ウチを悪者扱いしている報道もあるようだ。そうなるとただでさえ、合併でファンにそっぽを向かれているのにまたまた人気を落としてしまう。

そりゃウチも早く解決したいけど、金銭でオイそうですかでは今更ウチが収まりがつかない。第一カッコがつかない。それでは岩隈をあきらめきれない。何か収拾案がないだろうか」
全くのフィクション、想像してみました。


楽天の選手とのトレードは、第一誰と交換します？楽天に出せる選手で岩隈と釣り合うって誰？
まさか磯部はないし。
交換トレードでは、オリ近が収まらないでしょう。

そこで所長案の検討の余地があるところと思っております（と手前味噌）。


＜おまけ・その２＞
水曜日の「おまけ」～貴方を選手にたとえると～については大変好評いただいており、ありがとうございます。　
貴方も、職場や周りの野球ファンとお楽しみいただければ幸いです。
で、もひとつ調子に乗って作ってみました。


追加編
１：あなたはベンチにいます。仕事はなんでしょうか？
２：では質問方式を少し変えて、
あなたは「チーム一筋２０年の生え抜き。誰からも愛されたキャラ。二千本安打までは程遠いという成績であったが、それはそれで渋い活躍をしファンの人気も結構ある。」選手です。
その貴方が現役引退するということになりました。
オーナーとの面談で「球団のどんな職でも、希望するのを言っていいぞ。功労金がわりだ」という発言でした。
オーナーにどう返事しますか？

・「一度、監督をやってみたかったんです。お願いします。」
・「ありがとうございます。折角ですが、一度外から野球を見てみたかったんです」と好意だけ受け取り、解説者の道を探る。
・「１軍コーチをお願いします。担当は出来れば打撃で。」
・「２軍コーチをしたいです。若手を育ててみたかったんです。」
・「球団職員なら何でも結構です。スカウトでも、ファンクラブ担当でも。」
・「実は未だ現役続行を迷っているんです。戦力外なら、自由契約にしていただき他球団で現役続行させていただきたい」と本音をぶつける。

今度のは、年齢的にはご来所の皆さんに近いかもしれませんね。
いかがでしょうか？