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気が向いたことを日記として。

寺嶋先生は、今も現役として教壇に立っている。@おっぱいバレー

2009年03月12日 11時46分21秒 | 映画

リンダブックス(出版社)

おっぱいバレー掲載情報

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著者からのメッセージ
とてもいい話なので、全文引用します。
引用<全文>
「 
著者からのメッセージ
 平田たちと同じ中学生の頃、僕は社会科のテストで「銀閣のある慈照寺を作ったのは(  )である」という問いに、答えが出ず、焦り、やけくそで(立派)である、と書いたことがある。僕は生徒会長を務めるようなマジメな生徒で、そんなことで狼狽し、不マジメな答えを書いた自分に少し嫌気が差したのを覚えている。でも返って来た答案は○だった。理由は「面白かったから」。もちろん点数には加算されていなかったが、その先生は「こういう発想もたまにはいいんじゃないか?」とさりげなく教えてくれたのだと今では思う。その後、僕はライターという道を選ぶが、生活は楽でないものの、答えのない自由な世界でストレスを溜めることなく一日一回は必ず笑っている。

 本作品の核となっている「おっぱいを見せる」と女性教師が口走り、男子バレーボール部が強くなった。しかし生徒たちが「おっぱい、おっぱい」と声を出し必死になったことで、他者から横槍が入り、結局その夢は叶えられなかった……これは事実で、それをもとに小説はフィクションとして展開している。

 その女性教師と出会ったのは僕が構成作家を務めるラジオ番組だった。その先生は最初「強くなればいいし、優勝するわけがないか」と生徒たちを野放しにしていたが、たちまち強くなっていく彼らに恐怖を覚えたそうだ。オンエアではそこまでの話だったが、その後その先生は僕に「冗談じゃなきゃ熱くなれない子たちもいるんでしょうね」と教えてくれた。すごくいい先生だと思った。本当は名前を言いたいが、今も現役として教壇に立っているので本人との約束で本作では名前や地域、年代を変えさせてもらっている。舞台を静岡県の三ヶ日にしたのも大学時代、僕がその近くに住んでいたからで、三ヶ日町とは関係ないし、三ヶ日地区の中学校とは無縁である。(ちなみに僕は今でもジューシーな青島みかんを箱買いしているほどのファンである)

 他にも本作を書くにあたり多くの教師の方に取材をさせて頂いた。今、世間で学校問題が盛んに騒がれているが、ダメ教師なんてほんの一握りで、子供に真剣に向き合う人がほとんどだった。もちろんこの作品で今の教育問題を語ろうなんて思わない。というか、できない。でも、せめてひたむきな教師のおかげで、僕のように心の中に何か芽生える子供もいるということだけはこの作品で伝えたかった。その瞬間、いつも「おっぱいで?」と突っ込まれるのだが……。

水野宗徳


私はこれが、今後日本がとるべきスポーツの王道だと思う。
社会と共生している。
日本が世界に誇れるのってこういうのじゃないかな~~~。








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